そこで、気がついた時にこちらで[かぶ雑感]という形で残しておきたいと思います。普段に比べて細かいスペックやリンクなどは調べずに書いていきたいと思いますので、Twitterされてない方や「ついでだから雑談にも付き合ってやるか」という方はお付き合い頂けたら、と思います。
今回はこれ。
などと書くと、「既に何台も手元にあるじゃん」と思われそうなんだけど、Chromebookユーザーに複数台持ちが結構いるのって、やっぱり環境移行が無茶苦茶楽なのがあると思うんだよね。だってサインインすればあっさり自分の環境ほぼ復元される訳で。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) January 19, 2020
ちょっとこれだけだと話の流れが掴めない気がするので補足すると、米国で新作Chromebook C436FAが2月24日発売となりまして、現在予約受付を開始したのです。で、私、このモデルに関しては以前このブログで「買うかどうか様子見」としていたのですが、早速前言を覆すかのように欲しくなってるんです。
でも多くの方からすれば、「あんたChromebook何台持ってるのよ」「昨年Dell Latitude 5400 ChromebookとPixel Slateの最上位入手してるでしょ」という大変に的確かつご尤もな印象を持たれると思うんです。
で、実際そのとおりなのですが、私に限らず結構ネット上を眺めていても複数台を普通に普段使いされていたり(持ち歩いていたり)、この前買ったばかりでしょ、という状況にも関わらず最新モデルの発表に心躍らせて結局購入に至る、という光景を結構目にするのです。
ちなみにもちろん否定したい訳ではなく、Chromebookは安さも大きな魅力ではあるとは思うのですが、個人的にはもしChromebookを使って気に入ってしまうと、意外と高い確率で結局安くは収まらなくなるな、と思っています。これ、何故だろう、と考えてみると、Chromebookの端末(本体)自体は結局アカウントと自分の環境にアクセスするための仮の箱に過ぎないからなんですね。
要はその日に何使っても同じなんです。スペックの違いなどで使い勝手に違いは出たとしても。例えばあるモデルを使っていて、ちょっと調子悪いな、とか気分変えたいな、と思った時に、もう一つ手元にあれば、そちらで同様に自分のアカウントでサインインすれば、直前までの環境がほぼそのまま復元(同期)されるからです。本体はあくまでクラウド上の自分のアカウントのほうにあるんです。
ここでちょっと2つ例を挙げてみようと思います。
私、こうしたブログを書いている関係で、メーカーからPCの貸出をしてもらうこともあるのですが、Windows PCだと個人的に非常にレビューがしづらく、当初何件か受けていたのですが、最近は止めてしまいました。理由は短期間とはいえ、その貸出機に自分の普段使っているそのままの環境(使っているファイルやアプリなどの環境)を再現するのが面倒だと感じてしまったからです。借り物感が強く出てしまうんですね。
貸出を受けている1〜2週間も、手元には私のメインのWindows PCがあるわけで、そちらに私の全データと環境が、ある程度の時間をかけて自分に使いやすいように構築されています。で、レビューをするからには、私の普段使いにおいて、果たして今までの環境と比べてどうなのか、どの辺りが使いやすいのか、どの辺りが惜しいのか、といった辺りを書きたいと思うのですが、それが結構面倒なんです。
アプリは最近は複数台でライセンスを共有出来るようになっていますが、中には機種依存で構成が変わった場合にはSerial Noも再発行し直してもらう必要があるアプリもあり、そうしたモノは短期間の貸出機のために今あるライセンスを変更する気にはなれません。
となると、結局ベンチマークを取って、少し基本的なアプリを入れて使用感を試す程度で終わってしまう。でもそれだと使用感が分かりにくい。更に、本体ストレージを使って作業するようなものだと、ちょっと別のPCを使いたくなっても、それを先程のChromebookのように、別の機種起動してサインインして終わり、とはなりません。
ある程度の環境再設定の手間と、その割に私の力では大したレビューが出来ないことに気づいてしまったので、それ以降こうした貸出機の話には腰が引けてしまっていますし、同様に自分がWindows PCを買い換える時にはそれなりに気合が要ります。
結果として最近はメーカーからお借りする機種もChromebookばかりになってしまいました。借りて箱から出して10分と経たずにいつもの自分の環境に出来るので、普段の私の用途において、どの程度使い勝手が違うのかの検証にすぐ入れますし、返す直前までメイン端末として使い込むことも出来ます。
もう1つの例。
これも似たような話なのですが、自宅でも出先でも同じ環境で作業をしたいから(データなどの保存や移行を気にするのが面倒だから)ノートPCを出先でも自宅でも使っている、という方、結構多いと思います。MacBookユーザーだと基本そういう方が多いのかな。オフィスなどの風景見ていてもみんなデスクでノートPC開いてますし。
これ、確かに楽で、自宅では外付の大型液晶などに繋ぐなど、自宅なりの環境を構築すれば快適になりますし、データを一箇所で管理できるので楽と言えば楽です。ただ、ある程度高負荷の処理を行うのであれば、価格面を考えてもデスクトップPC一台組むか買うかしてしまったほうが性能的にはまだまだ上なんですよね。でもデスクトップPCも別途用意するとなると、先程と同じ悩みが生まれてしまう。
ただ、Chromebookだとこれが比較的楽で、もちろん一台のChromebookを自宅と出先で使っても良いのですが、例えば自宅や実家にはChromeboxや自宅での用途にあったChromebookを置きっぱなしにしておいて、出先ではモバイル性に特化したモデルを使う、ということも可能です。
誤解しないでほしいのは、なんか他OSを悪く言っているように感じられるかもしれませんが、私はWindows PC非常に好きですし、今も日々使っています。自作も大好きです。MacBookは持っていませんが、今でも欲しいと思っていますし、これだけ評価され人気があるのはそれだけの理由があるんだろうな、と思っています。
もちろんこれらのOSもこうした環境の復元などは大分しやすくはなってきていますが、気軽に複数台を試す、楽しむ、自分の既存の環境の中に組み入れる、ということを考えた時に、Chromebookは非常に気持ちのハードルが低いのかな、と思っています。それが良いかどうかは別ですが。