[かぶ] Google Pixelbookから感じる、AIを軸として私たちと広大なクラウドを繋ぐツールの一つとしてのChromebookの姿。

Googleより待望のPixelbookが発表されました。今月末発売。日本での発売は未定です。

嬉しいことに日本から最も入手がしやすい米AmazonではCore i5版のみではあるものの既にPre-orderが始まっておりまして、私も既に128GB版を注文済みです。

既に128GB版を注文済みです。

256GB版との違いはストレージの容量のみ(512GB版はNVMe)

個人的には最上位のCore i7モデルのつもりでいたのですが、現時点ではまだ発売時期が読めないため、まずは早く使いたい、という気持ちも優先させてCore i5版を選びました。Core i7版出たらそちらも考えます。だってCore i7、16GBに512GB NVMeって素敵じゃないですか。どうせなら最上位を使いたい。

128GB版を選んだのは、256GB版との違いが単純にストレージ容量のみで、他に違いがなかったから。もし拘るのであれば最初から前述の通りCore i7版を考えていますので、そうした今後の展開も考えて動作上は大きな違いはないと判断しました。

でも酷いんですよ。昨夜注文したのですが、今日になって昨夜はまだなかったPixelbook PenもPre orderが開始されまして。

これ、一旦Pixelbookキャンセルして改めて合わせて注文したらPre orderの順番的に少し後になってしまうのではないか、という不安があって、今どういう形で注文しようか迷っています。多少手数料かかってもこのまま別で注文しようかな。

さて。そんなこんなで到着次第レビューしたいと思っていますが、今回の発表で感じたことは既に昨夜Twitterで諸々呟いてしまいまして。しかもその後Chromebookユーザーの皆さんがそれぞれにブログを更新されていて、私も感じていたこと、ほぼ皆さん既に書かれているんですよね。一足遅かったか。ちょっと無念。でも今回のPixelbookに関しては大方の反応は予想通りではありましたが、好意的に受け止められている方が思っていた以上にいて、それがとても嬉しかったです。

例えば、お馴染みChrome通信では、

Google Pixelbookが示した方向性 | Chrome通信
Google Pixelbookは、今までのChromebookの枠組みとは全く違う。この辺りをどう捉えるかで、Google Pixelbookに対する評価が変わってくると思います。

しつこいようですが、今回Googleが示した方向性は、Windowsとは完全に違うベクトルで進化していこうというコンセプトが垣間見えるものでもありました。

Windowsはあくまで、ユーザーに快適なPC環境を提供するというものですが(個人の見解です。誤解を恐れず言うなら、MacOSも似たような方向性だと思います)、Google Pixelbookの方向性は、「AI(Google Assistant)をどんどん活用して、もっと物事をシンプルにやっていこうよ」ということです。ここへ来て完全にそれが明らかになった感があります。

また、レッツノートとChromeBookのある生活でも、

[Chromebook]Google のPixelbookはChromeBookの今後の方向性を示したフラグシップ機と呼ぶにふさわしいモデルです。未来を感じた人は買うべし。 |
Chromebookユーザーだったら気になっていたGoogle謹製のフラグシップ機「PixelBook」がお披露目になりました!個人的には買いたい気持ちが一気に膨らんだとても良いリリース内容でした。皆さんの例にならって私も感想を書き留めておきます。 PixelBookはフラグシップと呼ぶにふさわしいスペックを搭載 まずは著名サイトからの引用になりますが、主なスペックについて。 速報:Google Pixelbook 発表、ペン対応の高級Chromebook / タブレット – Engadget 日本版 主な仕様は12.3インチ QHD 高精細ディスプレイ、Core i5 / i7プロセッサ、最大16GB RAM、128 / 256 / 512GBストレージ。 Googleの歴代ノートでは最薄最軽量という10.3mm厚、約1.1kg。 ディスプレイはタッチのほか、高性能なペン入力にも対応します。Pixelbook Pen は別売り100ドル。 高性能Chrome OSノートであると同時にGoogle Playにも対応し、Androidアプリを動かせるタブレットでもあります。 またノートとして初めて、Google アシスタントをネイティブ統合します。 金額については「安いな」と感じました。事前リークでは安くても1300ドル前後でした。それが最小構成で1000ドル切り。QHDで8GBメモリ1.1Kgでタッチパネル搭載しているのに999ドルはなかなか頑張ったと思います。 ほか、スペックで素晴らしいと思った点は以下です。 ・スタイラスペン対応 画面をスタイラスペンで囲って関連ある動画や人を検索できるとか、ペンで囲った人にメッセージをそのまま送れるとか、パソコン作業のちょっとしたことをちょっと改善できる仕組みが素晴らしい。 特にテントモード時での調べ物がはかどりそう。Androidアプリにも手書きアプリは多く、それらとの親和性も高くなりそうですし。間違いなくノートにまとめる際の生産性向上につながるなと思います。 書き味を是非体験してみたい。 ・Googleアシスタントボタンをキーボードに搭載

Chromebookっていうのはスマホ、AIがまずあってそれぞれ単体ではできないことを補うために必要なギミック(すなわちキーボード、きれいなディスプレイ)を積んだガジェットなんだと。

レガシーなサーバでしかやれなかったことをクライアントでもやれるようにという思想のもとで発展してきたMacやWindowsとは逆で、AIを核にしたサービスが中心に有ってそれを具現化していくには何の機能が必要か?を考えて作られているんだなと思い至りました。

まだまだ、ローカルなレガシーアプリは残っていてMacやWindowsのようなPCも残りますが、今後はAdobeもウェブアプリを出しているようにすべてがクラウドで連結し完結する世の中になっていくと思います。

そんな時代には過去のレガシー遺産となるであろうローカルアプリとのしがらみがないChromebookというのは、今は不利でも却って未来では強みになるのではないでしょうか。

PixelBookはAI時代のノートパソコンのあり方の示した道しるべ的パソコンと言えるでしょう。

と、今回のモデルはGoogleが考えているAI時代というものを感じさせてくれるものとなりました。

今回のPixelbookの発表で「Chromebookってこんなに高くなったの?」と誤解されている方も結構いるようです。これはChromebookではありますが、Pixelbookという名が示す通り、全くの別物です。これを基準に考えてしまうと、「Chromebookなのに」「Chromebookのくせに」といった判断をしてしまう恐れがあります。

私は以前からChromebookというのはあくまで「仮の入れ物」に過ぎない、と書いてきました。ここ最近は「Androidアプリ色」が非常に色濃く出ていただけに気になってもいたのですが、今回のPixelbookの発表は、個人的には今後のGoogleの方向性としては大きなブレはなかった(軸はブレていなかった)のかな、と捉えています。

[1351-201610] ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。 | Life Style Image
ここ最近Chromebookについて続けて書いてきています。このブログでは過去79回(この文章が80回目)色々な形でこの興味深いChromeOSというものについて触れてきていますが、最近は書くたびにありがたいことに以前に比べかなり多くの方にアクセスを頂けるようになりました。 そこで今回は、Googleの公式見解ではありませんが、私なりにChromeOSと、その代表的なツールでもあるChromebookの魅力と思想について書いてみたいと思います。 私が実家や出先でネットに繋いでの作業がしたくなったとき。 最初に一般的にもよくありそうなこのパターンについて考えてみたいと思います。今まででしたら、実家に帰った際には父なり母なりのマイコンピューターを借りて、調べ物をする必要がありました。 父や母はWindows PCなのですが、それぞれにバージョンも違えばスペックも違い、ましてアップデート等は不安なのでほとんどやっていません。また、使い方には先ほど「マイコンピューター」と敢えて書きましたが、それぞれの個性がありますので、下手なものは触れませんし、削除したり環境を自分が使いやすいように変えることも簡単には出来ません。 一般的には今まででしたら、PCというのは一人一台、それぞれの「マイ」コンピューターがあります。その箱(入れ物)の中に基本的には自分の環境も全て保存してあり、そちらが主。従としてのオンラインや外部ストレージのバックアップがあります。 最近はWindows PCもユーザー(アカウント)を作成して、複数人で一台のPCを共有することも出来るようになりました。ただし、その場合もシステム本体も含めあくまでPC本体にベースがあり、何か環境に手を加えれば、そのPC本体を使っている全てのユーザーに影響が出てしまいました。 あくまで自分の手元、自分のパソコンという入れ物で大切なものを保管し、作業するのが一般的な形。 環境もシステムも大切なデータも、基本的にはあくまで自分の手元、さらに言えば自分のパソコンの中で管理するものであり、それ以外のパソコンで使う際には、あくまで他人の環境を借りて、その中で自分のデータのみを動かす、というのが基本だったと思います。お金を貯金するのか、タンス預金するのかの違いですね。自分の手元に全て蓄えておくのが今までのパソコンの考え方です。

また以前私はこのブログで、Googleの大きな魅力であり強みでもあるものとしてGoogle Assistantの存在を挙げました。

[かぶ] Chromebook好きの私はGoogle PixelスマホにPCとスマホの未来と夢を見た。 | おふぃすかぶ.jp

[かぶ] Chromebook好きの私はGoogle PixelスマホにPCとスマホの未来と夢を見た。

2017.03.16

このGoogle Assistantが各ユーザーのGoogleアカウントと紐づけされ、各ユーザーにとっての秘書、相棒のような存在になったら凄いです。そして、それはPixelに限らず、Chromebook(ChromeOS)でも使えたら。なぜなら同じGoogleアカウントであり、その使い方や様々な趣味嗜好から使用履歴まで、スマホもChromebookも共通しているからです。

使えば使うほど、そのユーザーに最適化されたAssistantが常にクラウドに控えていて、Chromebookでも常にサポートしてくれる。チケットの予約から買い物、予定まで。これらはアプリではなく、Chromebookのようなシンクライアントに近い端末でこそ効果を発揮すると思っています。

膨大なあらゆるデータを自社内で蓄積、分析してきたGoogleが、各Googleアカウント(ユーザー)専属のGoogle Assistantを通して各ユーザーに寄り添うアシスタントとして存在する。日常生活において「OK , Google」が自然な言葉となる日が来るのかもしれません。そんなアシスタントと繋がるツールとして今回Googleは様々な製品を発表しました。その内の一つがPixelbookです。

前述のように私はChromebookは「仮の入れ物」に過ぎず、私たちが持ち歩いているのは、「Googleアカウント」であり、Googleアカウントを鍵として、各個人にカスタマイズされ、成長していく自分専用のクラウドに繋がっている、と書いてきました。Googleアカウントさえあれば、どこでも同じ環境が即座に構築出来るのがこの仕組みの強みです。そして当然ながらそれはGoogle Assistant、つまりAIとの相性は非常に良い。

今回のPixelbookはその他にも「指紋認証」であったり、「Pixel 2との自動テザリング」などの機能もあります。そうした一つ一つがGoogleにとってChromebookでやろうと思っている今後の方向性を示しているとも言えますが、今回のモデルに関しては敢えて「Chromebook Pixel 2017」ではなく「Pixelbook」としたところに、Pixelをテーマとして、AIとクラウドで全てを繋ぐGoogleの今後の戦略も見えてきます。

例えば40ヵ国語のリアルタイム翻訳機能が使えるというBluetoothイヤホン「Google Pixel Buds」、こちらは現時点ではPixel 2スマホのみの対応となります。またPixelbookの自動テザリングもPixel 2のみ。そして今回発表されたGoogle Homeなども合わせてGoogle Assistantとの連携が前面に押し出されています。

Chromebookの一つの方向性にAndroidアプリとの融合は確かにあるのですが、それはあくまで数ある内の一つに過ぎず、全体としてはChromebookもAIとクラウドとの融合を目指していくためのツールの一つである、というのが現時点で感じた印象です。

「無駄にハイスペック」にしているように感じるかもしれませんが、AI、そしてクラウドとの更なる融合を考えるのであれば、今回のハイスペックはその試験的な意味を大いに含んでいると思います。

今後、すべてのChromebookが高価格、ハイスペックに進んでいくとは私も考えていません。ただ、一つの形として、Google Assistantが標準で搭載されてくる可能性は非常に高いと思っています。その際に、果たしてストレスなくGoogle Assistantやクラウドを活用出来るためには、どの程度のスペックが必要であり、またどう最適化していくのが良いのか。Pixelbookはそれを計るための一つの指標でもあります。そして、シームレスに(違和感なく)これらを普通に使うために適しているのが、ChromeOSである、とも言えるかもしれません。

従来のChromebookの(低価格も含めた)スタイルも確かに魅力ではありますが、それはあくまで多くの魅力と可能性の一つに過ぎないのかもしれません。単なる低価格、低コスト、機能が絞られたお手頃PCだけがChromeOSの特徴ではないとも考えられます。

過去に発売されたChromebook Pixel、そして今回のPixelbookは、Googleが考える未来の姿へ向けた現時点における一つの試みでもあり、様々な可能性を秘めた特殊なモデルです。そんな未来や可能性に何かしらワクワクを感じられた方であれば、今回の$999~という価格帯は「Chromebookのくせに」という枠組みで片づけてしまうには勿体ない魅力を多く持っていると私は感じています。

Google Pixelbook
The laptop made by Google running Chrome OS and Android Apps.

とりあえず、折角日本直送も可でPre orderも受け付けているんだから、興味ある人は「発送出来なくなる」(米Amazonは時々こういうことが起こる)前にひとまず予約だけでもしておいて損はないのではないかなぁ、と思います(決済は発送準備に移った時点なので)。良いですよ、Pixelbook。私、本当に嬉しいです。

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