デル株式会社からお借りしているChromebook、11 3180 Education。前回、最初のレビューを書いた後はほとんどこのモデルについて触れておりませんでした。
確かにこの間、他のメーカーからお借りしたChromebookや、HP Chromebook x2やAcer Chromebook Tab 10など個性的なモデルが続々と届き、そちらを優先してしまった、ということはあります。ただ、このDELL Chromebook 11 3180を触っていなかった、という訳ではないのです。むしろ合間を縫っては持ち出したり、自宅でも使っておりました。もちろん折角貸していただいたにも関わらず、満足な文章が書けないという焦りや申し訳なさもあったのですが、それだけではありません。
前回のレビューでも触れたのですが、やはり一言で片付けるのは簡単。でもそれでは勿体無い「何か」がこのモデルにはある気がしている。という部分が引っかかっていたのです。
この部分が自分の中で腑に落ちる表現が見つかりませんでした。取って付けたような感想は勿論すぐにバレます。「これだからPR記事はダメ」と思われるのは自分の中でも辛い。
そうした中で、何となくこのモデルについて感じたことが言葉になりそうな気がしてきました。前回のレビューではレビューと言うよりも感想文的な内容になってしまいましたので、今回改めてこのモデルについて書いてみたいと思います。
Chromebook 11 3180 Education
今回は敢えてしっかりとスペックについても見ていきたいと思います。
Chromebook 11 3180 Education | |
Display | 11.6″ (1366×768) |
Dimensions | 303.3 x 206 x 20.75mm |
Weight | 1.27kg |
CPU | Intel Celeron N3060 (Octane 2.0:8,267 / Speedometer 2.0:19.79 / AnTuTu:59,328) |
RAM | 4GB |
Storage | 16GB eMMC |
Interface | コンボヘッドフォン/マイク入力ジャック x1 , SDカードリーダー x1 , USB-A 3.1 Gen1 x2 , HDMI x1 |
価格 | インテル® Celeron® プロセッサ搭載モデル 48,578円(税込・配送料込) プレミアムモデル、タッチ構成 59,378円(税込・配送料込) |
日本での発売は2017年2月22日、zipsoによると海外でも同じ2017年2月に発売されています。端末のサポート期間である自動更新ポリシーは2022年2月までです。
日本発売モデルは海外での発売から少し遅れることが多いため、全体的に自動更新ポリシーが若干短めになる傾向があります。ほぼ同時に発売されたことで、日本で発売されてからもちょうど5年ありましたので、充分なサポート期間とも言えます。
競合他社現行モデルとの処理速度の比較。
現在日本で展開している4メーカーの現行モデルを借りることが出来たこともあり、この辺りはまた改めてまとめてみようとは思っているのですが、今回は処理速度面での比較をしてみたいと思います。
DELL 11 3180 | ASUS C213NA | Acer 11 C732 | Lenovo 300e | |
CPU | Celeron N3060 | Celeron N3350 | Celeron N3350 | MediaTek MTK 8173C |
Octane 2.0 | 8,267 | 10,513 | 10,953 | 10,082 |
Speedometer 2.0 | 19.79 | 27.09 | 24.8 | |
AnTuTu Benchmark | 59,328 | 70,300 | 91,654 |
抜けている部分は単に私が計測し忘れただけです。意外とこの辺りいい加減で申し訳ないのですが、ASUS C213NAとAcer C732に関してはCPUは同じですので、Octane 2.0の数値も含めてほぼ同じと見て問題無いと思います。
Dell Chromebook 11 3180 Educationは発売時期が若干早い(2017年2月)こともあり、一世代前のBraswell世代のCeleron N3060を搭載しています。
このBraswell世代のCeleronを搭載したChromebookは、4コアの「N3160」「N3150」、2コアの「N3060」「N3050」があります。4コア、2コアともに前者(N3160、N3060)がアップグレード版的な位置づけにあり、バースト周波数とともにグラフィックスに「Intel HD Graphics 400」を採用していることが違いになります。(この部分に関しては「こまめブログ」のこちらの記事を参考にさせて頂きました。)
日本で現在競合各社が最新モデルで採用しているCPUはApollo Lake世代の「N3450(4コア)」「N3350(2コア)」です。スペックだけを見ればApollo Lake世代のモデルが良い、ということになるのですが、他OSに比べてChrome OSに関してはそこまで大きな体感速度の違いは感じられない、と思っています。Chromebookの場合、2018年前半の時点ではまだまだ市場の多くのモデルはBraswell世代のCeleron N3160、N3060が多いですし、使い勝手はむしろRAM容量(現行はほぼ4GBです)であったり、キーボードや液晶、タッチパッドなどその他の要因のトータルバランスに因る部分も大きいと思っています。
気分的にはApollo Lake世代を望みたくはなります。その辺りが心にどうしても引っかかる(私がCore i5版Pixelbookを購入した後に改めてi7版を書い直したような)という方を除けば、Chromebookにおいては極端に旧世代、もしくはRAM容量が2GBといったことがない限り、そこまで気にする必要はないかな、と思っています。
インターフェース(外部端子)はほぼ充分。人によってはUSB-C端子がないこと、専用充電器であることが気になる程度。
インターフェースに関しては、教育市場で想定される端子はほぼ揃っています。
Interface | コンボヘッドフォン/マイク入力ジャック x1 , SDカードリーダー x1 , USB-A 3.1 Gen1 x2 , HDMI x1 |
左側面が左(端末後方)から「充電用端子」、中ほどに「SDカードリーダー」、右(前方)に「HDMI」「USB-A」「USB-A」が配置されています。少し左側面前方に端子類が集中しているような気もしますが、それを除けばほぼ必要な端子は揃っているのではないか、と思います。
右側面はシンプルです。右(端末後方)から「ケンジントンロック」、手前に「コンボヘッドフォン/マイク入力ジャック」です。
恐らく気になるとすれば、充電が専用の充電器であることと、USB-C端子がないことかな、と思います。
充電器は専用のものになります。写真ではコンセントプラグが三叉になっていますが、現在日本で販売されているものは二又の通常のものになります(確認済)。合わせて「336g」、ケーブルも太く、二つに分かれていて、持ち運ぶには少し嵩張ります。また、最近のモデルはUSB-C端子と併用で充電が出来る(=モバイルバッテリーや汎用の充電器が使える)ため、この点が気になる方もいるのではないか、と思います。
ただ、私のお気に入りのChromebookであるASUS Chromebook C202SAも同じなのですが、専用の充電器を使うのは、教育市場を考えると現時点でも充分にアリなのではないか、と思っています。その理由は耐久性と安心感です。
専用の充電器は確かに汎用性はありませんが、現在多くなってきたUSB-C端子での充電に比べてしっかりと挿さるため、安易には外れない、容易には端子が壊れない、といった安心感があります。
また、通常の使用においてはChromebookはバッテリーの持ちも良いことが魅力の一つです。しっかりと充電さえしておけば、半日は充分に持ちます。学校や自宅に充電器があるのであれば、そう簡単にバッテリー切れが起こる心配はありませんし、普段から持ち歩くことは稀かもしれません。短期出張や旅行などで使う場合には不便ではありますが、そうした使い方を想定しないのであれば、むしろ端子周りがしっかりしている方が安心ではないか、と思います。
USB-Cに関しても、現状ChomebookではUSB-Aのほうが便利です。USB-Cの対応アクセサリーはまだまだ種類が少ないため、例えばUSBドングルを挿してマウスを使う、といった場合に間に変換アダプターを挟まなければならなかったり、と意外と不便なんですね。出力に関してもまだまだHDMI出力のほうが主流ではないでしょうか。最近のUSB-C端子のあるモデルはHDMIを省くことが多くなってきているので、インターフェースの組み合わせには注意が必要です。
一番の魅力はこのモデルの持つ本体としての「シンプルさ」と「素直さ」。
かなり強引な印象を持たれたかもしれませんが、この「シンプルさ」と「素直さ」、私がこのモデルを1ヶ月使ってみて感じた印象です。Androidスマートフォンをお使いの方であれば、Android Oneをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
あとは最近であればEssential Phoneかな(Pixelスマホ、となるとむしろPixelbookの方が近くなるので)。
もちろんAndroidスマホとは少し事情が異なるのは分かってはいます。ChromebookはOS自体は元々非常にシンプルですし、モデルごとに勝手にメーカーがアプリやUIがカスタマイズされている、といったことはほとんどありません。
ただ、もし私の中で現時点でのChromebookにおける標準、ある種のデファクトスタンダードと考えると、ちょうどこのDELL Chromebook 11 3180がスペックや機能に余計なものを加えていない、けれど必要以上には削ぎ落としていない、非常にシンプルで標準的なモデルではないか、と思っています。
何も足さないのは簡単だけれど、何も引かないさじ加減は結構難しい。
よくシンプルなモデルを表す時に何も足さない、何も引かないという表現が使われますが、これ意外と難しいんです。足さないのは比較的出来るんです。ただ、何を引くか、引かないか、はそのモノについてしっかり分かっていて、その本質のようなものをある程度掴んでいないと難しいと思うのです。
Chromebookに関しても「安さこそが魅力」はじめ様々な捉え方があると思います。その点は勿論人それぞれに違いますし、用途によっても異なるでしょう。ただ、そうした個人の事情を抜きにした時、Chromebookの標準ってどの辺りのモノを思い浮かべますか?
Chromebookは日本においては「海外の旧モデルが大幅に値下げされてセールされている」印象もあり、非常に安いイメージがあると思います。ただ、現時点で安いものには安いなりの理由があります。
何かしら犠牲になっているんです。
それは前半で触れた自動更新ポリシーであったり、スペック面の必要以上の妥協であったり、耐久性や耐衝撃性、更にはメーカー自体のサポート体制なども含まれます。
Googleの自動更新ポリシーは「発売から約6年半」です。海外で既にセールになっているモデルの多くは既に3年を切っていたり、中には1〜2年というものも少なくありません。日本のAmazonで買えるモデルでも「なんでこんなに安いんだろう?」と調べてみると、あと2年程度しかサポートされないものも多い。
また、スペック面においては、現時点ではChromebookに関しては新たに発売されるモデルは基本的に「RAM 4GB以上」が前提になっています。これ、日本においても同じで、Googleからもそのように言われているそうです。ただ、市場において人気のあるモデルはまだまだ2GB RAMのモデルも多いのが現状です。
耐久性や耐衝撃性に関しても同じです。必要以上に頑丈である必要はないかもしれませんが、価格が安いモデルはこのあたりを妥協することが多くなりがちです。
そしてメーカー自体のサポート体制です。Chromebookの本場である米国内におけるサポートであれば構いませんが、安いモデルの中には「日本で使っていて壊れた時どうすれば良いのか」というメーカーもあります。このサポート体制と前述の耐久性や耐衝撃性は繋がっていて、海外から個人輸入する時にはこの部分を割り切って使うことが多いのではないか、と思っています。
「内部ストレージはどの程度必要?」「Androidアプリはどの程度必要?」「コンバーチブルって必要?」
そんなことを一つ一つ見ていくと、この「シンプルさ」と「素直さ」って、自分の求めている部分とすべて重なる訳ではないので、考えてみると結構面白いと思います。
シンプルにまとめられ、余計なものがない、今探そうとすると意外と見つからない絶妙なバランス。
ここで前回のレビューで書いた「印象」を振り返ってみます。
これ、天板と底面がダークグレーで、中央部分のラバー部分が若干薄いグレー、というツートンなんです。なので、パッと見た感じ、実測値(高さ20.8mm)以上に薄い印象を受けるんです。実際、ラバー部分の厚み9mmですし。若干丸みを帯びた、けれどとてもシンプルにまとめたこのモデル、余計なものがないので、スッキリしていてこれはこれでありかな、と。なんかとても従来のChromebookっぽい感じです。
むしろ何も入れず、むしろPlayストアをオフにして、シンプルに使いたい。
そう考えると、このモデル、まさに日本でよく目にする「Chromebookは安さが魅力」に代表されるような、あまり詰め込みすぎない、価格も手頃でネット散策中心に気軽に使うような、そんなモデルとして良いのではないか、と思うのです。そして、そういうモデルは残念ながら、
今の日本にはほとんど存在していない
んですね。むしろ貴重ともいえます。こういうモデル、求めている人って必ずいる。そして、最初の一台としても悪くない。
これ、そのままデルのロゴ消してChromeのロゴだけでChromebook Oneとして出しても通用しそうです。目立つ部分の何もない、けれど個性が無いわけではなく、強烈に用途を主張するようなこともない、素のChrome OS感が個性のような印象もあります。
私、デルのPCは1997年3月25日に発売されたDimension XPS M200sからの付き合いですが、その後もPCとの付き合い方が変化する節目のような時期に購入しているのがデルのPCです。元々自作PCが趣味でもあるのですが、熱が散々上がった後に、ふと冷静になる時期が何度かありました。そんな時に冷静に自分の用途や付き合い方、距離感を見直す際に出会うのがデルのPCだったりします。特に中小企業向けのモデルが多いのですが。
デルって、こういうモデルを作らせたらうまい。私のPC市場におけるデルってこういうイメージです。
その上で改めてスペックを見てみます。
Display | 11.6″ (1366×768) |
Dimensions | 303.3 x 206 x 20.75mm |
Weight | 1.27kg |
CPU | Intel Celeron N3060 (Octane 2.0:8,267 / Speedometer 2.0:19.79 / AnTuTu:59,328) |
RAM | 4GB |
Storage | 16GB eMMC |
Interface | コンボヘッドフォン/マイク入力ジャック x1 , SDカードリーダー x1 , USB-A 3.1 Gen1 x2 , HDMI x1 |
今、私がある程度長く使うことも前提として、けれど私の好みで必要以上の何かを加えずに絞り込んでいった時の基準がこの辺りです。冒頭で触れましたが、日本での発売は2017年2月22日、海外でも同じ2017年2月に発売されています。自動更新ポリシーは2022年2月までです。
【募集】DELL Chromebook 11 3180の落とし方。のその後。
この一ヶ月、悩みに悩んで結局実行に移せなかったことがあります。
【募集】DELL Chromebook 11 3180の落とし方
日常生活の中で「うっかり落としそう」なシチュエーションを教えて下さい。今回のレンタル期間で落としてみたいと思います。「2階から落とす」とか、G-SHOCKみたいなのは無しの方向で。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) July 9, 2018
前回のレビュー後もデルの担当の方とやり取りする中で、なかなか刺激的なことを言ってくださっておりました。
お手元のChromebookは遠慮なく落下してみてください
これ、メーカーとしての自信だと思っています。壊れない、ということではなく、安心して使ってくださいという意味で。「借りてるのにとんでもねぇこと言うな」と思って、それならば落としてやろうと、改めて幾つかの角度から、状況を想定して、落下させてもよいか、という確認をした時に頂いた返事が
思うように落としてください。
また損傷追っても賠償請求などしないのでご安心ください。
でした。ごめんなさい。結局落とせませんでした。ここが私の現時点での限界なのかもしれない。意識して好きなChromebook落下させるなんて、苦しくて辛くて出来ませんでした。
この「募集」に対して幾つかのシチュエーションの提案を頂きました。
うっかりじゃないのですがC202SAをベッドで使う時にお布団の上に落下させることがあります。少しだけ投げるといいますか。普通のノーパソならやらない扱いなんですが信頼しているのでつい。
— マチ (@matimatimaati) July 9, 2018
W杯中ということで思ったのですが、
・Chromebookを開いて膝に乗せた状態で試合観戦
・味方ゴール!
・思わず立ち上がり盛大にChromebookを飛ばす
・下はコンクリート
と言うのは・・・無理がありますかね。— モーリー黒 (@kuromori1997) July 9, 2018
カバンに入れたまま、ウルトラブックを個室トイレの天棚から落としたことがあります。フックがなく下には置きたくなかったので…。液晶が割れて30kでした。
— closs33 (@closs33) July 9, 2018
持ち運んでいるときに手から滑り落ちるなんて場合も知りたいです。
— あっちとこっち (@sorasukon1) July 9, 2018
期待させておいて本当に申し訳ないです。この辺、私はチキンなのかもしれません。壊れるのが怖いのではなく、また賠償請求が怖いのでもなく、単純に苦しくて辛くて出来なかった、とか、お前それで良いのか、と。
ただ、色々とメッセージを頂いた中で感じたのは、日常にはこれだけ多くの思わぬ事故があるのだ、ということ。落下や破損は特別なことではなく、ごくありふれた日常の中に潜んでいる、ということです。
そして、その中で、デルがなぜ企業などで採用されることが多いのか、という点を改めて感じさせるツイートも頂きました。
実際にあるのは
・ディスプレイは開いた状態
・机の上から肘で押して(もしくはコードを足で引っかける)
・床に落とす
パターンですね。
ちなみに会社でDELL機使っていますがオーソドックスで良い機種ですね。仕切りの値段も最安でいいんです。あとサポートはNO1かと。コンセントは日本仕様でした。— タケイマコト (@pcefancom) July 9, 2018
会社でお使いの方にとってはデルは色々な思い出のあるメーカーなのではないか、と思っています。そして、先程挙げたような
「目立つ部分の何もない、けれど個性が無いわけではなく、強烈に用途を主張するようなこともない、素のChrome OS感が個性」
とも相性が良いのかな、と思っています。デルのそうしたイメージと、私が今回3180に抱いたイメージがうまく重なる、そうした個性がプラスに働いたのがこのモデルかな、と思います。
“Pure Chromebook”のような、DELLらしいシンプルさがChromebookにうまくハマった「道具」感漂うモデル。
現時点で個人ユーザーでこのモデルを候補に挙げる人は少ないかもしれません。恐らくデルとしてもそういう状況は想定していない気がしています。如何にもデルらしいモデルだと思います。このデルらしいシンプルさは、必ずしも個人の需要とは一致しない部分もある。ただそれはChromebookも同じで、日本に限らず本場米国でもほぼ文教法人市場に限られてしまっているのは、このOS自体のシンプルさやその用途も影響していると思っています。
そう考えると、Chromebook 11 3180 Educationという名前の通り、まさに文教市場(更に法人も)に相性の良いモデルです。ただ、実はこの種のモデルこそが、個人ユーザーにも求められているのかもしれないな、と思います。
となると悩ましいのが
価格 | インテル® Celeron® プロセッサ搭載モデル 48,578円(税込・配送料込) プレミアムモデル、タッチ構成 59,378円(税込・配送料込) |
価格ですね。個人ユーザーは想定していないかもしれませんが、この価格帯だとAcer Spin 11やASUS C213NA、Lenovo 300eが見えてきてしまうので。個人ユーザーとしてはこうしたモデルが気軽に手に取れるようになると、入手できるようになると嬉しいのになぁ、というのが正直な気持ちです。
とはいえ、実際に導入事例は出てきていますし、今回触れたように単純な表面的な価格だけではない、様々な要因、論理があることも確かです。
企業や学校を通して、このChromebook 11 3180のようなシンプルでスタンダードなモデルに触れられる機会が増え、裾野が広がることで、結果としてデルだけでなく他メーカーからも同様のモデルが数多く出てくるようになる(現時点では他にはAcer N7くらいでしょうか)。それはなかなか難しいかもしれませんが、こうしたモデルに触れる度に、そんな未来を期待したくなってしまいます。