今年1月のCES2019で発表されてから、なかなか発売される気配のなかったASUSのChromebook、C214が米Amazonに登場しました。
EMRペン非対応モデルが$349.99、EMRペン対応モデルが$399.99で、どちらも日本直送は可能ながら、現時点で発送まで1-3ヶ月となっています。
このモデルは日本でも一昨年に発売された耐衝撃・耐水性に優れた11.6インチコンバーチブルタイプのモデルC213NA(米国ではC213SA)の後継モデルです。C213NAは私も以前ASUS JAPANより法人向けモデル(EMRペン対応)をお借りしてレビューしたことがあります。
前モデルC213NAとの違いは、
C213SA | C214MA | |
CPU | Intel® Celeron® N3350 (Apollo Lake) |
Intel® Celeron® N4000/N4100 (Gemini Lake) |
Memory | 4GB | 4GB / 8GB |
Display | 11.6″ (16:9) HD+ (1366×768) | 11.6″ (16:9) HD+ (1366×768) |
Storage | 32GB eMMC | 32GB / 64GB eMMC |
Interface | 2 x Type-A USB 3.0 (USB 3.1 Gen 1) 2 x Type-C USB 3.0 (USB 3.1 Gen 1) 1 x COMBO audio jack 1 x micro SD card |
1 x Type-A USB 3.0 (USB 3.1 Gen 1) 2 x Type-C USB 3.0 (USB 3.1 Gen 1) 1 x COMBO audio jack 1 x micro SD card |
Dimensions | 307 x 199 x 20.65〜20.9(EMR) mm | 292 x 199 x 19.5〜20.1 mm |
Weight | 1.26kg / 1.36kg(EMR) | |
Auto Update Policy | 2023年11月 | 2025年6月 |
若干ですがサイズが小さく、薄くなっているようですね。自動更新ポリシーは「2025年6月」まで延びています。それ以外はCPUは異なるものの(Apollo LakeのN3350からGemini LakeのN4000/N4100)それほど大きな違いはないかな、と考えていたのですが、よく眺めてみると意外と改善点、改悪?点も見えてきます。
まずはスペックを眺めていて気づき、製品ページの画像をじっくり見てみたのですが、USB-A端子が2つから1つに減っています。
以前のC213(下の画像)では左右に1つずつUSB-A、USB-Cが付いていたのですが、
この右側面側のUSB-A端子がなくなり、配置が若干変わり、
代わりにペンスタイラス(EMRペン)が収納できるようになっています(これ、EMRペン非対応モデルはどうなんでしょうか)。前回のC213及びAcerのR751(Spin 11)はペンが収納できないことが一つの惜しい点でもあったので、この点は歓迎なのですが、結果としてUSB-A端子が一つ減ってしまったのは残念。2つも使わないよ、という意見もあるとは思うのですが、であればHDMI端子を加える、など何か工夫が出来なかったのかな、と思いました。
また、アウトカメラの位置が変更になっています。以前のC213(下の画像)ではキーボード上、中央に付いていたのですが
今回のC214ではキーボード右下(角)に移動しています。
カメラの位置による使い勝手の変化については、元々私自身があまりChromebookにおいてカメラを使ってこなかったので分かりませんが、改善なのか改悪なのか、普段愛用している方の反応が気になるところです。
米Amazonにおける両モデルの価格はほとんど変わらないですし、純粋な後継モデルと考えると、もし日本で出たとしても価格的にはC213NAの時と同じくらいかな、と思います(C213NAはEMR非対応モデルが税込53,784円、対応モデルが税込61,344円)。
国内でも教育現場で導入例の多いモデルですし、需要もあることからほぼ発売されるのではないか、と考えています。ひとまず米Amazonに並んだことで、国内での近々の発表もあるのではないか、と期待できそうですね。