私のお気に入りのChromebook、Lenovo ThinkPad 13 Chromebook。最近のモデルが、またLenovoのその他のモデルが続々とAndroidアプリに対応していく中で、このモデルに関しては、
未だに「Planned」のままでした。「Planned」ということは、StableチャンネルでもBetaチャンネルでも、Devチャンネルでもない、ということです。「一応計画(予定)はしてるよ」という状態。
(ちなみに、この文章の作成時もこの表はまだ更新されていません。)
ただ、個人的にはそれほどAndroidアプリをこのモデルで使いたい、という気持ちはなく、むしろそうしたアプリを本体に入れずあくまでクラウドやWebサービスにおいてCore i5のパワーを活かしつつ、快適なキーボードを用いて道具として使い込んでいくようなスタイルを考えていましたので、あまり気にしてはおりませんでした。
この辺りは今までの私のAndroidアプリ対応に関する文章をお読みいただいていると感じられるかと思います。私はAndroidアプリは便利だとは思っていますが、必須だとは考えていません。むしろ全く使えない、使わないモデルというのもあっても良いのではないか、とも思っています。
そうした中、今回のアップデートで突然このモデルがStableチャンネルでAndroidアプリに対応しました(表記が英語なのは、現在PixelbookでGoogleアシスタントを使うために、Chromeの言語設定を英語にしているためです)。
せっかくなので試しに幾つかアプリを入れてみました。既にTwitterでは呟いていますが、先日も少し話題にした「Microsoft Office」アプリのインストール可否に関しては、少し特殊なパターンになっています。ちょうど以前触れた、我が家では妻が現在愛用しているChromebook、ASUS C202SAの対応当初のようなパターンです。
- [かぶ] 私たち夫婦お気に入りのChromebook、ASUS C202SAがStableチャンネルで待望のPlayストア対応。Officeなど主要アプリで対応に少し動きあり。 | おふぃすかぶ.jp
つまり簡単にまとめると、
- WordとExcelに関してはインストール出来るのに、PowerPointがインストールが出来ない。
- 上記Officeアプリが使えないモデルでもほぼインストールが出来るOneNoteが何故か不可。
- Kindleがインストール出来ない。
というかなり変則的なもの。更に、C202SAと同じ道を辿るのであれば、近々突然WordとExcelもインストール出来なくなります。ちなみに(今手元にないので確認が出来ないのですが)Lenovo ThinkPad 13 Chromebook同様、発売当時ハイスペックのモデルとして注目されたHP Chromebook 13 G1もAndroidアプリに対応したようなのですが、同様の状況のようです。
インストール出来るアプリが少し限定的なことに加え、元々タッチスクリーン対応モデルではない(ThinkPad 13 Chromebookはタッチスクリーン対応モデルも存在します)こともあってか、若干Playストア等の動作が不自然なところもまだあります。この文章の前半でも触れましたが、対応状況の表においても未だこの2モデルは対応状況は「Stable」に変わっていませんので、少し特殊なパターンなのかもしれません(以前のC302CAのように、突然Stableチャンネルから消える可能性も0とは言えません)。
また、先日ChromebookにおけるOfficeアプリに関して少し触れましたが、
Chromebookユーザーにとって非常に使い勝手もよく安心して使えるエディタである「Jota+(Text Editor)」を開発されているAquamarine Networks.のJiro(@jiro_aqua)さんがこれに合わせてこんなツイートをされていまして、
端末カタログ定点観測 "Chromebook" に、HP Chromebook 13 G1/Lenovo Thinkpad 13 Chromebook/Samsung Chromebook 3が追加された模様。Pixelbookは未だ記載なし。 pic.twitter.com/ZujxINNaIs
— Jiro@Jota+開発 (@jiro_aqua) November 11, 2017
となるとそろそろLenovo ThinkPad 13 ChromebookもHP Chromebook 13 G1も危ないかな、と。
ここに載ったデバイスについては、開発者は名指しで配信除外を設定することができます。Google Play Developer Console の基本機能です。
— Jiro@Jota+開発 (@jiro_aqua) November 11, 2017
もちろんこれらはあくまで推測であり、ただもし本当にこうMicrosoftが考えているのであれば「もったいないなぁ」と感じてしまうのですが、この後どういう状況になっていくのか。楽しみに待ちたいと思っています。
ちなみに、せっかくAndroidアプリに対応しましたので、スマートフォン用のベンチマークとしてお馴染みのAnTuTu Benchmarkを動かしてみたところ、
結果は「170,232」、第6世代と第7世代の違いはありますが、ちょうど同じCore i5を載せたGoogle Pixelbookと同じくらいとなりました(アプリの対応具合がまったく違うので、使い勝手も変わってはきますが)。
ということで、待たれていた方も多いと思われる、LenovoThinkPad 13 ChromebookのStableチャンネルでのAndroidアプリへの対応。実際に日本においても(日本未発売、更に一部のセラーを除き直送不可のため転送サービスが必要であるにも関わらず)このモデルの愛用者はなかなか多いので朗報とも言えるのですが、では私は今後どういう使い方をしていくのか。なかなか悩ましい問題です。
ただ、今のところ冒頭でも挙げたような「なるべくアプリを本体に入れずあくまでクラウドやWebサービスにおいてCore i5のパワーを活かしつつ、快適なキーボードを用いて道具として使い込んでいくようなスタイル」という形は変わらないかな、と思っています。私にとって今までそれでまったく不自由を感じてこなかっただけでなく、アプリ等が入っていないことで非常に身軽に、気軽に使えている、という状況もありますので。
もしChromebookでAndroidアプリを使うのであれば、私は手元のPixelbookやC101PAあたりで活用していこうかな、と思っています。そうした複数台の使い分けをしていても、環境自体はGoogleアカウントに紐づけされているので、どのモデルからでもサインインとともに復元できるというのがChromebookの大きな魅力ですね。引き続きこれからもこのモデルを愛用していきたいと思います。
以前に比べると$100近く価格が上がってしまいましたが、それでも今も魅力は変わらないと思っています。
Core i3、Full HDでタッチスクリーン対応(私のCore i5モデルは非対応)となかなかバランスの取れたこちらのモデル。若干価格は上がっていますが、こちらも変わらず魅力的かな、と思います。
追記:2017年11月13日 17:00 更新
追記です。自分のは以前紹介されてたcore i3/FHDタッチパネルのモデルで、OSバージョンは 62.0.3202.82(Official Build) (64 ビット)でした。インストールは出来ましたけど、編集にはoffice365アカウントが必須ですね。読み取り専用になってます。
— syuhei (@sdush) November 13, 2017
Core i3、Full HDタッチパネルモデルをお使いの方から情報を頂きました。Officeアプリがすべてインストール出来ているようです。この辺りの対応具合がまた特殊だなぁ、と感じています。