ここ数年、スマートフォンに関しては、MVNO回線を使っていることもあって、ASUSやHuaweiのSIMフリースマートフォンをメインに使っていました。端末が回線契約に依存しないので、その時の気分で新しい端末に切り替えて使えるのも魅力です。
ただ、ここ最近私の日々の愛用品の一つであるChromebookにおいて急にデジタルスタイラスペン(主にEMRペン)に興味を持ち始めたこと、更に先日オフ会を開催した際に前に座っていた方が会話の内容を都度スマホにEMRペンで気軽にメモしている姿を見てしまい、「あ、この使い方楽しいかもしれないな」と思うようになりました。スマホでサッとペンを取り出してメモを取る。となれば現行最適な端末がSamsungが出しているGalaxy Note8です。
いつも通りSIMフリー端末を単体で購入してしまっても良かったのですが、ちょうど新年度を迎えるにあたってNTTドコモが「端末購入サポート」付きながら店頭でNMPで実質0円的なものを行っていたこともあり、勢いで入手してしまいました。
普段からメモを取る習慣があるから使うのではなく、この端末を手にしたことでメモを取る習慣がついた。
Samsung Galaxy Note8はスペック的には現行のハイエンドモデルに属します(最近新機種が続々発表、発売されてきていますので、この辺りは意見は分かれるかもしれませんが)。また、キャリア端末ということで「おサイフケータイ」などの独自の機能も確かに便利です。ただ、個人的にはその程度であれば幾らMNPで一括0円に近かったとしても私は敢えて入手しようとは思わなかったでしょう。この魅力の何よりの魅力は、恐らくこの「Note」シリーズを愛用している方はほぼ共通するであろう、付属Sペンを使った「手書きメモ」機能にあると思っています。
デジタルスタイラスペン、と一言で言っても、多くの方にとってはペンの区別というのはあまり付いていないと思います。そのため、以前の私同様、「デジタルスタイラスペン」を別途買えば、どのスマホやタブレット等でも同じように絵や字が書ける、と思っている方もまだまだ多いと思います。スマホ用のタッチペンの存在が、更に分かりにくくしている面もあるのかな、と思っています。
今回はそれぞれの方式についての違いについては触れませんが、「スマホにペンで絵や字を書く」と考えた時、多くの方にとっては
「私、絵心ないし」
「小さなスマホの画面に何書くの?」
といったいまいち用途が思い浮かばない、便利なのかもしれないけれど「そんな普段からメモ取らないから」と思っている方も多いと思うのです。正直、私自身もそう思っていました。それを気持ちよく裏切ってくれたのがNote8であり、更にこの端末の一番の魅力と考えている画面オフメモだと思っています。
実際、元々文房具や万年筆を初めとした筆記具が好きな私でしたが、ここ最近は正直あまりメモを取る、という習慣がありませんでした。なんとなく手帳やメモ帳を取り出すのが面倒だったりして「まぁいいか」となってしまった、というのが理由です。ところが、Note8入手後、意味も目的もなくメモを取る頻度が急激に上がりました。
例えばメモする習慣がない人も、今までそういう生き方とか仕事をしてきた訳ではなく、単に「使いやすいツール」に出逢えてなかっただけ、ということもあると思うんだ。何となく面倒なだけで、そのハードルを易々と越えてしまうツールにたまたま出逢った途端に意味もなくメモ魔になることもあると思う。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) 2018年4月25日
私が「画面オフメモ」が素晴らしいと感じた理由。
「画面オフメモ」はその名の通り、画面がオフの状態(電源は入っている必要はありますが、スリープ状態でも)でも、本体に収納されているSペンを取り出せば、ロックを解除しなくてもそのまま画面上にメモが取れ、そのメモは敢えて主体的に削除しない限り本体に保存しておくことが出来る、という機能です(保存の際には「ノートに保存」をタップする必要はあります)。
「それだけ?」と思われた方もいると思います。「いや、普通にメモすればいいじゃん」「メモ帳取り出せば済むだけでしょ?」「そこまで面倒なこと?」色々な意見もあるでしょう。けれど言いたい。
習慣になるかならないか、って「それだけのこと」が大きく影響する
んだよ、と。
何か思いついた時にメモをするためのハードルを極端に下げてくれる。
実際思い浮かべてほしいのですが、何か思いついた時、常に手元にメモ帳と筆記具があるとは限りませんよね?そして、あったとしてもすぐに書ける状態とは限りませんよね?そんな時、「面倒だなぁ」「まぁいいか」と思ってしまったことってよくあると思うんです。
このブログでは散々書いてきたことですが、「靴のお手入れ(靴磨き)が面倒でなかなかやらない」のは何故でしょうか。
それは面倒だからなんです。面倒だと思う状態を作ってしまっているからなんです。毎回靴ブラシ取り出すのに一度部屋に戻って棚の上からご大層な重いケースに雑多に入ったお手入れ用品を取り出してくるのでは、正直私もお手入れなんてしません。する気が起きません。先程のメモと同様「面倒だなぁ」「またにしよう」となってしまうと思うんです。
それくらい、「それだけのこと」が大きく影響している、ということです。
実際に良いかどうかは別としても、一応防水防塵ということもあり、お風呂場でスマホを使ってしまう方もいるでしょう。こういう時に限って、思わぬアイデアや、忘れていた「やらなければならないこと」「やりたいこと」を思い出してしまうんです。でも結局「あとでメモしておこう」と思って忘れてしまうことが多い。けれど、Note8ならその場でペンを取り出してメモして終わりです。
メモをしたい時、周りの状況にあまり気を使わなくて良いので、書くハードルが下がる。
これ、ちょっと分かりづらいかもしれませんが、こうしたメモって別にNote8の専売特許ではなく、最近ではiPad Pro(や最新型のiPad)でも優秀なApple Pencilがありますし、スマホやタブレット端末に限らず、専用のメモ端末も存在します。ただ専用メモ端末は別として、通常のスマホやタブレットではなかなか難しい機能があります。勿体ぶりましたが単純なことです。それが、
「画面オフメモ」は名前の通り、画面オフなんです。背景色が黒。発光してないんです。これ、結構大きいんです。
もちろん真っ暗闇でメモするにはしづらい部分もあるかもしれませんが、例えばトークイベントや勉強会などでメモを取りたいな、と思った時、会場内が若干薄暗かったりすると、
スマホやタブレットの光って結構目立つ
んですね。映画のエンドロールがまだ流れているのにスマホ開いちゃう人と同じです。あれ、結構目立つのと、気になるんです。正直迷惑。なので、私、スマホを使うのって出来ないんです。それが、画面オフメモだと、
画面が光らないので非常に使いやすい。もちろん映画上映中にメモしちゃダメですが、少し薄暗い程度のトークイベントであれば、メモを取るハードルがかなり下がります(もちろんマナーは厳守です)。
また、常時アプリを起動して表示させているのと違うので、メモの合間にスリープ状態に戻ってしまっても、ロック解除や復帰をする必要がありません。画面自体も表示させたり消したり(点滅)を繰り返す訳ではないので、バッテリーの減りも非常に緩やかです。なにせ「画面オフメモ」ですから。
そして、しっかりとメモを取りたい、となれば別ですが、必ずしもメモを取る状況が、広いスペースを常に取れるわけではないというのもあります。カフェのカウンター席で自分の空間自体が狭い場合もありますし、先日は大学で開催された講演会に出たのですが、大学の席って結構狭いですよね?もちろんそこに大きなラップトップPCを広げている方もいましたが、私、あれタブレットでも躊躇してしまうくらい小心者、気にしすぎな人間なので、スマホ程度の大きさでなんとか、といった感じです。それくらい大げさ感がないのも魅力です。
まさしくですね~!ディスプレイオフメモは気に入ってます。紙のメモ帳いらずになりました。iPad Proを机に出していると目立ちますが、Galaxy Noteだと大丈夫です。画面発光せずにメモ取れるのも良いです。くらがりでも大丈夫。Chromebookについで好きですw
— タケイマコト (@pcefancom) 2018年4月25日
もちろんガッツリ書きたい時には、それに適した端末やアプリもあると思うのですが、むしろ多くの方にとってはこうした「何気ないときの」「気軽な」メモこそ、なかなか今まで良い方法がなかったのではないか、と思っています。
明確な用途が思い浮かばなくたっていい。後で読み返さなくたっていい。でもメモの習慣は生活に変化を与えてくれる。
スマホやタブレットとペン、というと「お絵かき」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、別に無理に絵を書く必要なんて無く、むしろふとしたときのメモこそが多くの方にとっては本領を発揮する場面なんじゃないか、と思います。そして、実はこの当たり前、普通に出来るように見える「デジタル端末に字を書く」ということをストレスなく行える、というのは、実はかなり凄いことなのだそうです。実際振り返ってみても、私今まで「別に紙でいいじゃん」と思っていましたし、デジタルメモって何か「無理している感」を感じていました。けれど、今回Note8はそうしたイメージを良い意味で覆してくれました。これ、良いですね。
横からすいません^^;。私もNoteの手書きメモは多様している一人なのですが、コレはちょっとGoogleのKeepに入れておきたい。と思う内容のものはSノートに保存⇒Keepへ共有 とひと手間かかりますがそうやっています^^;。
— Ichigo (@bb_ichigo) April 25, 2018
私、明確な用途が思い浮かばなくたっていいし、書いたメモも後で無理に読み返さなくたっていいと思っています。ただ、何か思いついた時、思い出した時にどこでもとりあえず書きなぐって、頭の中を常にクリアにしておける心地よさというのはやはり非常に大きいと思っています。そして、そうしたメモの習慣は、日々の生活にたとえ小さかったとしても変化を与えてくれるとも感じています。
スマホとしての基本スペックも非常に高次元でまとまっていることもあって、当分は私のメインのスマホはこのNote8になりそうです。とともに、この端末は単なる従来のスマートフォンの枠に収まらず、私にとっては生活の道具としての幅を大きく広げてくれた魅力的なツールだと感じています。
メモ機能に関してはぴか一ですね(^o^)スマホが情報端末として利用している人には刺さるなあと感じます。あとは連携ですね~。GALAXY Notesアプリの連携先がGoogleになったらなあ,,,と。Samsungアカウントは別に、、、って。BixbyボタンもGoogleアシスタントに切り替えましたw
— タケイマコト (@pcefancom) 2018年4月25日