Twitterでフォロー頂いている方は既にお気づきかと思いますが、ここ数日、急激にデジタルペンへの熱が上がってきております。
feel EMRであれば、最近のChromebook製はSamsung製2モデルはじめ、教育市場向けでAcer、ASUS、HPが出している訳ですし、今後多分Lenovoも出してくるのではないかと思うのです。であれば、もう少し真剣にこの辺知ってみたいな、と。あるのに知らない&使わないままでいるのは勿体ないな、と思いまして。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) March 5, 2018
お恥ずかしい話ではありますが、私の中でのスタイラスペン、デジタルペンといった分野はiPad+Su-Penで止まっております。あ、一応iPad ProとApple Pencilの組み合わせも持っていたのですが、私の中でSu-Penのイメージが強くて、また元々紙の手帳やノートが好きだったこともあって、それ以上には発展しませんでした。元々ChromebookなりラップトップPCを持ち歩くのが前提だった私にとって、追加でタブレット端末をペン利用のためだけに持ち歩く、という用途が思い浮かばなかったというのもあると思います。念のためフォローしておくと、Su-Penがダメなわけではありません。
最近、ChromebookでもワコムのWacom Feel IT Technologiesに対応したモデルが教育市場向けを中心に出てくるようになりました。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/321316.html
ワコムがWacom Feel IT Technologiesを発表したのは2009年、もう9年近く前なのですね。日本ではASUS JAPANのChromebook Flip C213NAの文教法人向けモデル「C213NA-BW0045」、日本エイサーのChromebook Spin 11の「R751TN-N14N」が昨年立て続けに発表、発売されました。
これらのモデルは前述のWacom Feel IT TechnologiesのEMRテクノロジーを採用しています。ごめんなさい、ペン好きの方には何を今更な話題ですし、細かい部分で間違っている点もあると思いますが、お許し下さい。
高精度のセンサーと高度なアルゴリズム、超高速データ転送性能を組み合わせることで ワコムはこれを実現し、紙での手書き文字入力、描画、サインに匹敵する直感的で自然なデジタルペンの感触を再現します。
特許を取得したワコムの電磁共鳴 (EMR) テクノロジを活用したワコムのデジタルペンは、コードやバッテリなしで動作します。
教育市場向けと考えると、ノートを手書きでとれる、というのは大切なことですし、そのためには耐衝撃、耐水性や360°コンバーチブルとともにしっかりとしたペンによる手書き入力に対するテクノロジーの対応が重要になってきます。ちなみに現時点でこのワコムの電磁共鳴(EMR)テクノロジを採用したChromebookのモデルは5モデル。前述の2モデルに加え、HP Chromebook 11 x360 G1 EE、そしてSamsung Chromebook PlusとChromebook Proです。もちろん既にLenovoが500e Chromebookなどを発表していますので、今後更に増えていくと思います。
で、ここまで書いて何が言いたいかというと、私、この内2モデル持っているんですよ。Samsung Chromebook PlusとChromebook Proです。さらに言えばEMRではなく、同じワコムの「アクティブ静電結合 方式(AES)」ではありますがPixelbookも持っています。にも関わらず、この方面、まったく関心を持っておりませんでした。使っていなかったとも言えます。まさに宝の持ち腐れです。勿体無い。もともと万年筆など文房具、筆記具好きな私にとってはたまらない世界のはずなんです。
ということで、少しずつ情報を仕入れながら、Chromebookにおけるペンの使い勝手と実際の活用についてもこれから発信していきたいな、と思っています。で、EMR(Electro Magnetic Resonance = 電磁誘導)ペン付属のモデルであれば既に前述の2モデルがあるわけですが、折角なら日本で展開しているASUSとAcerのモデルを教育市場を想像しながら使ってみたいな、と。単に「C213NA-BW0045」か「R751TN-N14N」を新たに入手したいための言い訳のような気もしてきましたが、
Samsungの2モデルが完全に米国のPC事業部独自に米国市場のみを想定して作られたモデルであり、今後の日本での展開も非常に難しいこと、また日本HPも現時点では日本での展開に関しては非常に慎重になっていることを考えると、やはりここはASUS JAPANと日本エイサーには頑張ってもらいたい、という気持ちもあります。
既にEMRペンに関してはChromebook界隈を除けば日本でも愛用者も多く、知識も経験も豊富な方が多いと思います。また多くの方にとっては最近ではSamsungのGalaxy Note8のSペンが記憶に新しいのではないか、と思います。
また、同じくSamsungがSTAEDTLERと共同企画したSTAEDTLER Noris digitalが非常に評価が高く、ネットでも話題のようです。文房具好きの割にこうした話題に疎かった自分が悲しいのですが、折角の良い機会なのでこちらも購入してChromebookで使ってみたいな、と。
実際、英国ロンドンで毎年開催される、ICTの教育利用に関する展示会であるBETT(British Educational Training and Technology)では、今年このStaedtler Noris DigitalのChromebook Stylusが出展されたそうです。
https://www.geeky-gadgets.com/staedtler-noris-digital-chromebook-stylus-30-01-2018/
教育現場においては電池もコードも必要のないというのは非常に大切なポイントでもあるかな、と思います(アクティブ静電結合 方式(AES)のPixelbook Penは単6電池が1本必要でして、気がついた時に先日のように使えなくなっていることもありますので)。
更に深掘りしていけば、EMR、AESほか様々なものに興味も広がっていく可能性もありますが、ひとまず現時点ではChromebookで恐らく当面は主流になっていくであろうEMRに絞って(もちろん折角なのでAESのPixelbookも合わせて)試していきたいな、と思っています。
いいですね♪私、今まで主にハードウェア的な面は色々見てきましたが、ペンという共通項でChromebookの話題が盛り上がってきても面白そうだな、と思いました。少しずつEMRのChromebookも増えてきていますし、色々な使い方が出てきても楽しいだろうな、と。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) March 7, 2018
で、肝心のChromebookはどうするのか、という話ですが。うん、それ一番肝心。とりあえずSamsung Chromebook Plusでも良いのですが‥。この辺りはまた回を改めて。
追記:2018年3月17日 17:00 更新
STAEDTLER Noris digitalを購入しましたので、早速使い勝手について書いてみました。