[革靴] 靴のお手入れのやり方に迷ったら、靴を自分自身の肌に置き換えて想像してみて下さい。(特に顔が効果的)

[革靴] 靴のお手入れのやり方に迷ったら、靴を自分自身の肌に置き換えて想像してみて下さい。(特に顔が効果的)

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今回は「靴ブラシで歩き方が変わる。」の表紙イラストの打ち合わせの際にイラストレーターの清水久子さんと話していて出てきた話をご紹介したいと思います。

清水さんは前回触れたように「黒内羽根ストレートチップってなんて読めばいいんですか?」といった靴好き、靴マニアが当たり前のようにサラリと流して使ってしまう言葉を一つ一つ丁寧に確認してくれました。おかげで今回の本で、私は難しい説明を避けたのではなく、基本的な説明を怠っていたのだ、ということに気付かせてくれました。これに関しては近々改訂版を出したいと考えています。

今週は先日発売した電子書籍「靴ブラシで歩き方が変わる。」について、頂いたレビューやメッセージから、私の感じたこと、今後考えていることなどを書いています。 前回☆1つを頂いた話を書きました...

清水さんとの会話の中で何気なく出てきたテーマなのですが、恐らく普段あまり靴に興味を持たれていない方にとっては想像がしやすい例えなのではないか、という話がありました。それが「自分の肌に置き換えて想像してみる」ということです。

「もし今あなたが行っている靴磨きと同じ事をあなた自身の肌にいつもしたらどうなりますか?」

日本が世界に誇るフリー素材、大川竜弥(フリー素材) (@ryumagazine) さんから直々に、「訊かれたら本人と答えて問題ない」と公認がおりましたので、今後もし訊かれた場合には上記の写真は本人ということにさせて頂きます。(もちろん違います。)

私は本でもこのブログでも「ブラシとから拭きだけで十分です」と書いてきましたが、別にそれ以外のアイテムを全く無駄で必要ない、と思っている訳ではありません。レビューで書いてくださった方もいてありがたかったのですが、多くの方にとって「敢えて手順を増やしてまでする必要のないもの」だと思っているだけです。時々気分の乗った時に行うフルコースの靴磨きでもない限り、毎日行うお手入れはなるべくシンプルで複雑でなく、続けやすく、かつ効果が高いものだけに絞って行うのが一番です。

もちろん人間の肌のように常に細胞が入れ替わるものと、鞣した後の革になった牛の皮とは全く性質が違います。それでも、ご自身の肌と、お手入れに置き換えて想像してもらうととても分かりやすいかな、と思います。

「ブラシ」や「から拭き」をせず、時々「クリーナー」と「靴クリーム(靴墨)」で済ませている、という方の場合を、肌に置き換えて考えてみましょう。

もちろんこちらの写真は私本人ではありません。

普段から洗顔をせず、肌に触れることもなく、汗をかいても汚れても皮脂でテカってきても放置。(毎日のブラシとから拭きをしていない。)時々1ヶ月に1度くらい、気が向いた時に少し強めの化粧落とし(クリーナー)で突然肌をゴシゴシとこすって、その上からまた化粧(靴クリーム、靴墨)を厚塗りする。

少し極端な表現になりましたが、クリーナーと靴クリームしか使わないって、こういうことなんです。

もちろんお情け程度にその前後でタオルで肌を擦るかもしれません(簡単なから拭き)けれど、それすらされず、化粧(それもワックスのような固まりやすいモノ)をとにかくツヤが出れば良い、とばかりに毎回毎回上から重ね塗りしていく。固まってヒビが入ってきたり、かなり目立った汚れがついた時だけ、強めの化粧落としでゴシゴシと落とす。

これ、肌に良いですか?これ、気持ち良いですか?

いや、私は一応栄養の入ったクリームを塗ってるよ。何せ、普通のデリケートクリームではなくて、「天然アボカドオイル」配合のリッチデリケートクリームだからね。

いやいや、私なんて時々「シアバター」配合のクラシックシアバターを使ってるからね。靴の状態は完璧だね。

何となくあなた自身のお肌以上にお金かけてそうな気がしますが、もしあなたが自分の肌に使うとしたら、塗ったあとは1ヶ月くらい洗顔もせず放置ですか?

いやいや、人間の肌と牛革は違う。一緒にするな。例えが悪い。そう思われる方もいらっしゃると思うのですが、伺いたいのは、確かにあなたの肌は繊細ですが、その分食生活や日頃の生活で肌は生まれ変わってくれます。それでも化粧塗りっぱなしで一晩寝てしまったら翌朝肌厳しいことになりますよね?それに比べれば牛革は丈夫です。また生きているのとは少し違います。確かに人間の肌ほど悪い影響は受けないかもしれませんが、裏を返せば人間の肌ほどあれもこれもと塗りたくるような過度な栄養は必要ありません。そして、クリーナーだって、人間の肌にとってもそれ程必要なモノではありませんよね?

牛革だって同じです。一発で傷むようなことはありませんし、革が傷むより先に靴自体が傷んでしまうかもしれません。それくらいの影響しかないかもしれませんが、それでもあなたが余程靴磨き(化粧)が趣味でもない限り、お金も時間も無駄だと思いませんか?

最近はスキンケアにおいても、以前のように色々と塗るよりもは、なるべく素肌に近い形で、最低限の紫外線対策だけ欠かさず行う、という方も増えてきているそうですね。もちろん保湿の為に多少は手を加えてはいるでしょうが、少なくとも世の中一般に出回っているような靴磨きフルコースのようなお化粧を毎日されているわけではないと思います。

「靴磨き」というと、複雑で面倒で、気が向いた時に行う特別なもの、と考えている方が多いな、と思います。だから雑誌やメディアでたびたび「特集」が組まれ、様々なモノがオススメされるのでしょう。けれど、実際に必要なことは実はたった1つです。次に挙げる「一般的な」お手入れに3分を割り振るとしたら、あなたならどうしますか?

フルコースの靴磨きは、何か特別な日だけで十分なんです。もちろん、ご自身が趣味として楽しめるのであれば幾らでも試してみてください。毎日やったって構いません。自由です。でもそうでもなければ、そうしたフルコースの靴磨きは、折角の特別な日だけプロにお願いしても良いと思いませんか?

ブラシって何のためにするんだろう?から拭きって必要?このクリームはどうだろう?これって靴にとっては良くない?

正直、何をやっても自由です。あなたが靴に向き合う姿勢が楽しみなのであれば、余程のことがない限り、厚塗りしようが何しようが、何とかなるものです。だから、失敗を恐れる必要は全くありません。

ただ、そうした趣味でないのであれば、迷った時には、自分の顔を思い出してみてください。自分の肌を想像してください。これ、肌に良いのかな?これって気持ち良いのかな?

意外とそれが身近で分かりやすい方法かなぁ、と思います。(顔にブラシしたら痛いですが、何のために毎日ブラシしてるのか、靴にとってのブラシは人の肌にとっては何か、という視点で考えてみて下さいね)

今回の本も、具体的なマニュアル本というよりも、そんな「考え方」がメインです。日々何気なく履いている足もとの靴や足、何気なくしている靴磨きについて、少し意識してみるきっかけになったらいいな、と思って書きました。

より多くの方の元に届いて欲しいな、と願っています。

最近、靴磨きって面白いな、と思い始めたあなたへ。 また、ちょっと靴磨きしてみようかな、と思ったあなたへ。 いま、靴を磨くのが面白くて仕方ないと思います。もしくは、靴のケア用品をいろいろ見たり調べたりす...
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当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の2冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。