[0636-201502] 当たり前の幸せとは何だろう?と改めてじっくり考え、家族で共有する必要がある私たち30代に贈る一冊。

[0636-201502] 当たり前の幸せとは何だろう?と改めてじっくり考え、家族で共有する必要がある私たち30代に贈る一冊。

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私は今36歳、来月37になります。妻は大学時代の先輩で3つ上。40です。それなりの大学を出ました。妻は看護師です。共働きです。子どもはいません。両親は二人とも実家で健在。
なぜ最初に私たち夫婦の半分プライベートな部分を書いたかというと、それが今回ご紹介する本とも関わりがあるから。
小屋洋一「いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。」(東洋経済新報社)。
読んだのはもう3ヶ月くらい前なのですが、改めて振り返りたくなりましたのでこちらで合わせてご報告です。

普通の暮らしって何だろう?

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タイトルは挑発的ですが、内容は真っ当なもの。こうしたタイトルにしないとなかなか手に取ってもらえない出版の悲しさ。けれどだから私も手に取ったのだけれど。
普通の暮らし、って何でしょう?私の実家は地方と呼ぶには東京に近い静岡県。新幹線も止まります。両親に強く何かを押しつけられたという想い出はありませんが、それでも私の中で漠然とそれが「普通」とイメージする生活はありました。
その普通の暮らしをしたいかしたくないか、という選択肢はありますが。
それが、本でも「はじめに」で挙げられていること。
結婚して、子供を作り、家を買って、保険にも入る。
ちょうど私の親世代です。当たり前のように恐らく無意識にやってきた生活スタイル。押しつけられた訳ではなく、そんな生活と恩恵を当たり前のように私は受けてきたので、無意識にそれを踏襲している部分があると思います。
収入の関係でそのどれくらいが踏襲しているかは別ですが。

私たちの世代が「特に考えずに」踏襲しようとすると、破産する。

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総務省が行っている「家計調査」によって示されているデータでもあります。30年間その「普通の暮らし」の収支を積み上げていくと、年収1000万以下の過程では65歳の時点での貯蓄がマイナスになるそうです。
要はお金、使いすぎてるんですね。
「自分は普通に暮らしている」と思っている人ほど、私たちの世代では危ない、ということです。
その大きなポイントとなるのがこの本でも挙げられている普通。「結婚」「住宅」「保険」「子供の教育」「老後」。

周りの友人も似たような「普通の暮らし」を積み上げている。

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もう36歳ですから。既に子供が中学生の友人もいます。家買ってローン組んでる友人も多い。反面、独身で親元離れずにのんびり、という友人も勿論います。
また、とてもじゃないけれど今の収入では子供どころか結婚だって無理、と思っている友人知人も結構います。同じ30代後半です。
そんな時、ふと自分を振り返って「不安」になることがあるんです。あいつ家買ったみたいだけど、自分は借家で家賃もそれ程でもないな。子供いないや。保険入ってない。
そしてふと思うんです。でも子供生まれたら、今の収入と貯金でやっていけるのかな。教育費含めて。
その漠然とした分からない不安の中で、気がつくと無意識に当てはめているのがこの「当たり前の」「普通の暮らし」。そんな暮らしと比べている自分がいるんですね。

収入が幾らあろうと同じです。

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じゃあ、今より収入を増やせば良いだけじゃないか
生活に不安を感じた時、誰でも今よりお金があれば、収入があれば、と思います。
けれど、私も以前書きましたが、どの収入層も結局同じ事考えてるんです。「今よりもう少し収入があれば。」
私も仕事何度か変えてますし、その間収入も浮き沈みしてますが、その都度同僚が同じ事口にしています。また同じ悩みを抱えています。
[0379-201412] 私の年収、多いですか?イメージ出来ない限り、私は私の生活水準でしかモノを考えられません。

自分の大切なパートナー、両親とお金の話をすることの大切さ。

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この本では、第2章から1章ごとに先ほどのポイント5つを取り上げています。全6章の本。半日あれば充分に読み切ってしまう本です。
ちなみに同じ著者の作品がこちら。「35歳貯金ゼロなら、親のスネをかじりなさい!

巷に溢れるタイトルで煽っておいて、中身は情報商材やセミナーの勧誘といった自己啓発、簡単に稼げる系の本とは違い、中身は真っ当です。
親のスネをかじる、と聞くとそれだけで中身も読まずに眉顰めて叩く人も出そうですが、充分に現実的には大切な話だと思いました。
問題は私たちの世代だけでなく、親の世代も自分たちが若い頃の感覚でこれから先の自分たちの老後を考えてしまっているあまり、現実の収支と見合わなくなってしまっている、ということです。
例えば今は昔のように土地や住宅の価格は上がっていかないし、当時思い描いていたような子どもたちに養って貰うほどの力が子どもたちは持てずにいます。
それを認識しないまま資産運用を誤ってしまうと、今良くある儲け話に老後の貯金を全て使って騙されてしまったようなことになってしまいます。
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私も自分の両親のことだけでなく、妻のご両親のことも含めて妻としっかり話合っていかなければいけない問題だと感じています。
昨年後半はだいぶ妻とそうした話をじっくりしました。
タイトルとしては私と同じ30代半ばの人が主なターゲットではありますが(著者も私の一つ上ですし)、20代の内からしっかり読んでおいて損はない、いや、早めに知っておいた方が良い現実です。
また、これは私の親世代にも是非読んで欲しいなぁ、と思っています。別に自分の収入の低さを棚に上げたい訳でも言い訳したい訳でもなく、きちんと親とそういう話が出来るというのは大切なことだと思うのです。
お金の話というのはついタブーであったり、感情的になってしまうことが多いのですが、大切な家族と真っ先にきちんとコンスタントに話をする関係を築きたいですね。