[0760-201504] 他人の持ち物って古かったり汚れているからこそ、面白いんだよね。- 納富廉邦 責任編集「大人のカバンの中身講座」

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私の好きだった何故か「新品」のあの人の「愛用品」特集。

昔から「あなたのカバンの中身」や「愛用品」特集が好きでした。そこに出てくるモノを眺めては、自分なりのイメージを膨らませていました。

でも、働き始めて気付きました。あれ、愛用してないんですよね

だって、愛用して「もう手放せません、一生ものです」とかスタッフの何とかさんがコメントしてるのに、写ってる愛用品、傷シワ一つ無い新品なんですよ。愛用品って家に厳重に飾って保管していたんですか?

その内、広告主、という仕組みを知りました。一ページ広告を出すと特集記事を何ページ組んでもらえる、とか、中でその時お店やメーカーが押したいアイテムをさり気なく紹介してもらう、とか。時々お店でその時あまり売れてないんだけど、そろそろ在庫として処分したいから、特集の愛用品の一つとして加えちゃって良いよ、在庫処分だから傷シワちょっと入ってもいいし、なんて会話も聞いたことが多々あります。

よく雑誌記事見てると、ある程度のブランドに偏っていて、絶賛されていることありますよね。あれなんて典型。全てが全てではありませんが。あれ、雑誌のコンセプトやこだわりに則ったら一定のブランドに偏った、といえば聞こえは良いですが。

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そこに顔や時間が見えないから、違和感を感じてしまうのです。

この本に掲載されている様々なグッズは、どれも、実際に使っているもので、それをそのまま撮影させてもらっているので、モノ系のムックだというのに、ややくたびれていたり、傷ついていたり、味わい深くなっていたり、既に入手できないものだったりと、色々で、ピカピカの新品の写真は、ほとんどありません。

勿論、傷シワたくさん入っていたり汚れていれば必ずしも愛用品とは限りません。ものすごくキレイに使っているものや、使えなくなる度に買い換えているのでちょうど写した時が新しかったり、同じものを写しただけ、ということもあるでしょう。

でもね、私がモノ系のムックが苦手なのは、そこに顔が見えないからなんです。使っている人の。

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その人のこだわりや想いや時間は、その愛用品だからこそ表れる。

選んで使って、それが成功だと自然と長く使ってしまう、その証明でもあります。

最新モデルや新しい物が必ずしも優れているとは限りません。却ってかなり前の、既に生産していないあの時のモデルのほうが圧倒的に素晴らしかった、ということもあるでしょう。もう売ってないから、直し直し使ってる、もう手放せないんだ、とか。

また、もっと本当は使いやすくなってるんだけど、これにすっかり慣れちゃってね、ついついこればかり使ってしまって、みたいな。

そうした歴史というか、時間や想いが、飾られている、撮影の規格に則った角度と照明で撮られた、カタログやパンフレットと同じ共通規格の顔のないアイテムに魅力を感じなくなってしまったんです。

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カタログ要素も多いけれど、充分も面白い一冊です。

さて、前置き長くなりましたが、今回のこのムック。私は先日の帰省の際にたまたま実家近くの本屋で見つけたのですが、なかなかに面白いと思いました。

そりゃスポンサーに配慮したり、そうしたアイテムのカタログ的要素があったりしても、それが見えなければ良いんです。気持よく騙されます。別に真実が知りたい訳ではなくて、そこを膨らませて楽しむのは私たちですから。

そうした点で、それぞれの方のその時点でのこだわりのモノだったり、考え方だったりが垣間見えて面白い。傷が入っていて良いんです。型落ちで良いんです。同じものが欲しい訳じゃない。いえ、良い物なら同じものが欲しくなる時も勿論ありますが、こうしたムックを気分転換に好きなページから眺めるのが楽しいんです。

あ、こんなのあるんだ。あ、これとこれ組み合わせて今持ってるカバンに入れるといい具合かも、等々。使っている自分がイメージ出来たりする。

そんな中でいくつもある中から私が特に今興味を持ったものを2つ、軽く取り上げてみます。

rethink “Lim Pen Sleeve”

rethinkというブランドは、私、iPhone 6 Plus用のスリーブケースに興味を持った際にたまたまアシストオンで知りました。今回もアシストオンの記事がなかなか秀逸。毎度ながらよく出来ています。

rethink “Lim Pen Sleeve” | AssistOn

このアイデア、出そうでなかなか出ませんし、それを形にしたというのが面白い。価格も¥10,800-なら充分です。

私が今メインで使っている筆記具はちょうど3本。万年筆2本とローラーボールペン。この3本で測量野帳、能率手帳、ほぼ日手帳を使います。となると、あまりスペースを取らず、すぐに取り出せて、気負わずお気に入りの三本を持ち歩けるというのは非常に魅力的です。早速欲しいのですが、上記サイトもアシストオンも入荷が来月下旬以降なのでひとまず入荷を待ちますが、購入決定です。

更新時点で他には上記の楽天市場の店舗にブラウンのみ若干数在庫が残っていました。他は見当たらず。比較的長く販売されている定番の人気商品のようなので、焦る必要はないとは思いますが。

ELECOM アクセサリーケース ACアダプタ用ポーチ

バリューイノベーションといえば薄い財布をはじめとした特色ある、魅力的なアイテムを展開されている会社。商品自体も面白いですが、南さんの働き方や生活の仕方を以前読んだことがあって、非常に興味をもった覚えがあります。


[0359-201411] Bellroy TravelウォレットとabrAsus 薄い財布。旅に出るときの薄い財布を考える。

「薄い財布 abrAsus」に込められた熱い想い:財布にイノベーションを起こす、南和繁氏インタビュー

南さんのパッキングは本当に面白いです。私としては非常に参考になる。旅や出張を特別なものにしない。日常の一コマとして常日頃から準備しているからこそ出来ることでもあります。南さんの場合は実際に月の半分以上は自宅以外の国を点々と飛び回っている訳ですが。

荷物が少ないと、空港からホテルに寄らずに目的地に行けるし、ホテルをチェックアウトしても、そこから仕事で動いて、そのまま空港に向かえるから、何をするにも早いんですよ。

これ、眼から鱗でした。確かにホテルを経由しなければ全てが一気に早くなります。勿論ホテルでゆっくり休みたい時もありますが、ひとまずホテルに大きな荷物を置いてから出ないと行動できない、となると、途端に動きが遅くなります。

そんな南さんが愛用されているのが、色違いで用途別に3つに分けて持ち歩くポーチとして使っている、エレコムのACアダプター用のポーチです。

使い方の細かい部分については本書をお読みいただきたいのですが、これだけでもかなりパッキングが楽になります。

南さんの愛用されているモデルと写真を見た限りだと少し違う気がしますが、まったく同じものを揃えたいわけではないので、実際に実物をどこかで見て、これはいけそうだ、と思ったら真似させていただこうと思います。

カタログとして読むと物足りないかもしれないが、モノについて考えるには良書。

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先ほど妻に見せたところ、「如何にも男性が興味を持ちそうな内容だよね。」と言われました。否定できませんが、こうした内容って男女問わず好きな方は本当に好きだと思うんです。

モノの広告兼カタログとして見るには少々物足りなさも感じられるかもしれませんが、それぞれの方の持ち物に関する考え方やその愛用品を眺めてみるだけでもかなり得るものがある、楽しめる一冊だと思います。

私もこのブログではなるべく使い込んだ愛用品を写真に収めてご紹介したいと思っています。

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多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。