[0325-201408] 映画『365日のシンプルライフ』を見に行く前に改めてモノとの関係を考えてみる。

[0325-201408] 映画『365日のシンプルライフ』を見に行く前に改めてモノとの関係を考えてみる。

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8月16日から公開中のこちらの映画。知ったのが数日前でまだ私は見に行けてないのですが、都内では今日まではオーディトリウム渋谷、明日からはユーロスペースで上映されます。

365日のシンプルライフ
映画『365日のシンプルライフ』オフィシャル・サイト

「シンプルに暮らす」といったテーマは何も新しいことではありません。実際ある程度の波はあるにしても、常に話題になり、ちょっとした憧れがあるのは、それだけ世の中がモノに溢れているからでもあり、またシンプルに暮らす、ということがどれだけ難しいことなのか、という証拠なのかもしれません。

生まれた瞬間から人との縁からモノまで色々な苔を身にまとい始める。

人は定住を始めた時点から、時間と共に自分と身の回りに苔のように色々なものが付着していきます。一所に留まることで、気がつかない内に色々なものがくっついてくるわけで、それは人との繋がりであったりと素晴らしいものもたくさんあるのですが、同時に不要なものも増えていきます。

私も最近はなるべく最小限のモノで生活したいと思っています。それは特に311の震災を経て強く思ったことでもあり、私たち夫婦の今の一つのテーマでもあります。

最小限のモノ、といっても、何も修行僧や苦行僧のような生活をしたいわけでも悟りを開きたいわけでもありません。実際私は今も物欲は充分にありますし、あるからこそこれだけ靴だ鞄だ革小物だ文房具だ、そして土屋鞄だ、とモノに拘ってしまっているわけです。

今の部屋に移ってから4年が過ぎました。一時期は100足を優に超えた革靴も、気がつけば減らしに減らしていく中でかなり絞られましたし、以前書いたようにジャケットやスーツといったものもほとんどなくなりました。

狭い我が家の大量の写真と本を今更ながらデジタルデータにして改めて見えてきたもの。 | Life Styie Image

デジタルにするのは、その過程で、そうした紙のまま残したいものや、本当に大切なものに気がつくようになる、意識が届くようになる、ということが大きいのかな、と思いました。

ひとまず妻の写真も全てスキャンし終えました。かなりの枚数になりましたが、デジタルにしたことで、バックアップから整理、削除や見直しまでかなり気軽に出来るようになったことも大きいかな、と思います。

昨年、ワードローブのスーツとジャケットを大量処分(廃棄)した先に見えてきた世界。

今まではあり過ぎて、本当に好きなものとそれほどでもないものが分かりにくかったのです。見ても自分が把握できる量を越えていたので、本当に大切なものが見えなくなっていた、というか。

一旦把握出来なくなると、それらのものは見向きもされなくなってしまいます。見るのも嫌になってしまうと言うか。結果として埃は積もる、傷んでいく、益々触れたくなくなる、と、捨てるのが勿体ないと思っていたはずが、結果として全てをいい加減に扱ってしまうようになるのでは、そのほうが勿体ないですね。

「シンプルに生きたい」という想いと、常に増え続けていく身の回りの諸々は矛盾するように思えるけれども。

全てをスッキリさせたい、0からやり直したい、リセットしたい。そういう想いは誰でも程度の差こそあれ、抱えていると思います。勿論リセットさせるのとシンプルに生活するのは全く意味合いが違うのですが、物事が面倒になったり分からなくなったりすると、リセットさせてしまうことが簡単なんじゃないか、と考えがちですよね。

私も私たち夫婦も、どういう形が良いのかなんて、死ぬまで分からないかもしれないし、その時期ごとに変わるんだ、ということは分かってはいるのです。だから、今は身の回りを均一になってしまって分からなくなってしまっている大切なモノとそれ以外を分かるようにするために、常に詰まり気味の情報やモノが主体の生活を変えるために、一気にシンプルに少なくする方向に進んでいるのかな、と。

こうしたブログでモノの話も色々書いているのは、そんなシンプル生活とは矛盾しているようにも見えるけれど、そうした過程の中で自分とモノとの距離をもう一度測り直しているとも言えるのかな、と思っています。

実際にはなかなか難しいのだけれど、面白くて深いテーマだと思います。

シンプルな生活を考えるあまり、一生モノだ、定番だ、と探しに探してモノにフォーカスを当て始めてしまっては本末転倒ですが、実際面白くて深いテーマだなと思います。モノとの距離感ってなかなか取りにくいし、突き詰めていけば悟りの世界になってしまうのかもしれませんが、楽しみながら、自分と自分の家族との生活を考えてみるのも大切なことなのではないか、と思っています。

このブログが以前の「毎月一品♪土屋鞄生活」のままでは続けられなかった、その一つの形としての「Life Style Image」なわけですが、これだって試行錯誤と迷いと悩みの連続です。モヤモヤしっぱなし。まだ再開から4ヶ月。150程度しか書いていないですから。まだまだこれからどんどん変わっていくんだろうなぁ、と思います。


こうしたテーマの本は山ほどあって、人それぞれにお薦めや好きな本はあると思いますが、分かりやすくて、ちょっとしたときに改めて考えてみると面白いのがこの「100個チャレンジ」。自分の場合は100個と思った時、どういう区切り方とリストになるのか、ふとしたときに今でも考えるベースになっています。


単に軽くすればいい、少なくすればいい、ということではなくて、自分のスタイルであったり、起こるであろう状況をしっかり考え、想像して自分にとってどういうモノが必要で、どういうスタイルが合っているのかを決めていくことが大切だというのが一番伝えたかったことなのかな、と。ウルトラライトハイキングは何もただ単に重量を競い合うゲームな訳ではないのだけれど、ともすればスペック自慢みたいな印象に見えてしまうのが残念。こうした考え方は実生活でも充分に活かせるし、しっかり想像すること、考えることはとても大切なことだと思います。


今更取り上げるまでもないほど売れに売れた「こんまり」本。でも、単なる一過性のブームだと思って馬鹿にして読まず嫌いをしていたとしたら勿体ないくらい、言っている内容はかなり深い(誰かのパクリだとか真新しいことではないとか、そういう突っ込みは要りません。)何もこの本の通りに実践する必要はないけれど(好みは分かれると思うので)、でも何を伝えたいのかな、と考えてその根っこの部分を自分の形に落とし込んで生活に当てはめてみると、とても大切なことを言っていると思います。

こうした書籍や映画って、英語学習本と同じで読むこと、集めることがその内目的化してしまう恐れはありますが、ある時急に考えてみたくなるテーマでもあると思います。自分に合う出会いがそれぞれにあればいいな、と思います。

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「靴ブラシで歩き方が変わる。」

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多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。