[かぶ] 「これは事実なのか?そうだと信じる根拠はあるのか?」と問いかける前に既に私はこのニュースを事実だと思ってしまっている。

[日常] 「これは事実なのか?そうだと信じる根拠はあるのか?」と問いかける前に既に私はこのニュースを事実だと思ってしまっている。

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ここ数日、ネットでは東京医大の「女子受験者を一律減点」というニュースが話題です。我が家でも妻が昨夜非常に憤慨しておりました。目の前であまりに憤慨されてしまったので、却って私は憤慨しきれずに戸惑ってしまっていたのですが、今朝読んだこちらの文章で少し冷静に考えてみたくなりましたので、ご紹介します。

Yahoo!ニュースでの紹介なのでいつまで読めるか分からないのですが、今回の東京医大のニュースに興味がある方も無い方も一度読んでみて欲しいなぁ、と思っています。ただ、サラッと流し読みすると、ここで書かれている楊井人文さんの伝えたい事がちゃんと伝わらない気もするので、タイトルやつまみ読みだけで判断はしないで欲しいな、と。ここ最近、タイトルや流し読みだけでよく考えずに反応、拡散してしまっていること、多くありませんか?

上記の文章の中で、楊井人文さんは「このニュースが事実とは異なる(誤報である)」とは一言も書いておりません。フェイクの可能性がある、高い、ということが言いたいわけではないということです。むしろ、文中では

読売新聞に対して他意は全くない。そのことを示すためにあえて言えば、読売新聞は3年以上前に「適正報道委員会」を作り、重大なスクープを出すときは複数のベテラン社員が徹底的に事前審査し、ダメ出しする仕組みをとっている。

 (参照)読売、「適正報道委員会」設置 誤報問題で危機感

 継続的に誤報問題を観察してきた私からみて、読売新聞の重大な誤報はかなり減ってきたと率直に感じる。おそらく今回の記事もこの厳しい審査を通ったのだろう。

 しかも、NHK、共同通信、朝日、毎日、産経、東京、その他民放各局を含め、ほぼすべての主要メディアが一斉に取材し、後追い報道した。このことも読売のスクープの信憑性を一段と上げる事情ではある。だから、正直いえば、誤報になる可能性は極めて低いと私は思っている。

とあるように、誤報になる可能性は極めて低い、と言われています。では何故わざわざこんな文章を書いたのか。読んでいく中で、私自身もつい無意識でやりがちなことに気付かされました。

今回の報道、あなたは何を通して知りましたか?今回、読売新聞が最初に報じたということも私自身知りませんでした。というか、まったく気にもしてなかったし、目にはしていてもまったく覚えていない、といっても良いかもしれません。

ただ、何となく、ネット上に溢れる大量の「許せない」から始まる一連の感情的(人によっては非常に論理的)な批判と、あとはネット上の本日のネタとして楽しむような少し茶化したような反応を目にして、とりあえずまぁ「東京医大酷いな」という感想を持った程度に過ぎません。でも、ここで抜けていることがあるんです。それが文中でも触れられているこれは事実なのか?そうだと信じる根拠はあるのか?」と問いかける視点です。問いかける前に既に私はこのニュースを事実だと思ってしまっているんですね。疑うこともしません。

どの報道をみても、正体不明の「関係者」情報に基づいて同じような情報を流し、「事実」と信じるに足るエビデンスは見当たらない。「報道されたこと」すなわち「事実」ではない。私たちは、大手メディアといえども誤報を少なからず(報道全体からみればごく一部とはいえ)出してきたことを、経験上知っている。複数のメディアが同時に誤報するケースも稀だが、ある。

 だから「報道されたことは事実だ」という確信は、それを知り得る当事者か、第三者が納得できるエビデンスが示されない限り、持てないはずなのだ。

正直に言えば、まだこの段階です。どこまでが事実で、どこまでが推測、そしてどこまでが信用に足るのか分からないんです。それ以前に、そう書いてある今回の楊井人文さんの文章ですら、どこまでが正しいのかは、自分自身で調べてみない限り分かりません。私も今回の楊井人文さんの文章をそのまま鵜呑みにしている、と言っても良い。それくらい、世の中には情報が溢れかえっていて、誰も一次情報と二次情報、三次情報を区別していないし、それを意識することもありません。まぁそれくらい一つ一つのニュースに関して私は実際には大して興味がない数日経てば忘れる、あくまで日々の刺激の一部として消耗するだけのネタに過ぎないとも言えます。

ただ、これってふと考えると怖いことだなぁ、とも思うのです。

今朝この文章を読んですぐにそのまま呟いてしまったのですが、

この「何かよく分からんけどみんなが言ってるから○○は悪い奴だ」みたいな流れにあっさりなる、というのは私たちがやりがちなことで、飛躍しすぎている、と言われるかもしれませんが、結局はそういう流れで戦争にだって突入していった訳ですよね。戦争まで進まなかったとしても、ちょっとした差別や迫害も結局は何となくその場の雰囲気でという場合がほとんどだと思うのです。

そうした悲劇が起こったあとで、振り返って見ると「悪いのは国(政府)」「悪いのはマスゴミ」で「私たちは被害者」として片付けてしまうことが多いのですが、こうしたこと、私たちは過去散々やってきている訳です。

ここまで書いて、念のため書いておくと、今回私は「東京医大は女子受験者を一律減点していない」と言いたいわけではありません。しているかしていないか、を書きたいのではなく、「東京医大は女子受験者を一律減点してる」って誰が言ってるのか、それが事実なのか、ちゃんと一回考えてみた?ということです。

偉そうなこと書いてますが、私も引き続き同じことを繰り返すんだろうな、と。そんなこともあって、ちょっとここで一回記録として書いておこうと思いました。

折角なので、ついでに。

同様に今、ボクシングの山根会長が話題ですが、既に世間的には悪決定のようで、「あれはヤクザの顔」とかもう顔は関係ないだろというような状態になっています。ところで、

日本ボクシング連盟って何の団体か知ってますか?

一般社団法人 日本ボクシング連盟(Japan Amateur Boxing Federation)、アマチュアボクシングの競技統括団体です。TVでお馴染みのプロボクシングの方だと勘違いして日本プロボクシング協会のほうにクレームや問い合わせの電話入れる人が意外といるようです。

同じボクシングなんだから似たようなもんだろ、同罪だ、と思うかもしれませんが、そこは一応キッチリ分けておきたいものですね。

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多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

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