今日12月1日は「手帳の日」です。
日本記念日協会の由緒を見ると、「師走に入り、手帳を活用して1年を振り返り、新しい手帳を準備する時期であることから、ビジネス手帳の元祖能率手帳」を製造販売している株式会社日本能率協会マネジメントセンターが制定した日だそうで、この日には、書店や文具店などの手帳売り場でのキャンペーンなどを行っているようだ。。
そこで、20歳の頃から手帳好きだった私が、来年度の手帳を未だ悩んでいる、もしくはそろそろ買おうかな、と思っている方へ。
あなたが選ぶ手帳は、恐らく来年一年間使えないと思います。
例外が一つだけありますが、それは最後に触れたいと思います。
ただ、何らかのキーワードでこのブログにたどり着いて、ちょっと来年の手帳について考えようと思われた方は、恐らく使えません。
もし年末まで使えていたとしても、満足出来る使い方は出来ないんです。それは理想の人を探すのと同じだからです。それよりも折角手帳に興味を持ったのであれば、一緒に手帳の世界を楽しみましょう。
手帳が好きな人は、無理です。使いこなせません。
手帳が好きな人は、今更このブログを読んで云々、ということではないと思いますが、来年も予想通りの展開です。
自分の満足のいく使い方が今の組み合わせで出来る訳がありません。
何故なら、手帳が好きだからです。
手帳を使うことよりも、手帳を持つことのほうが楽しいんですから。
だから、来年も同じように色々な手帳に目移りしながら、その過程をいつも通り一緒に楽しみましょう。
日々生活のスタイルも変わるのに、自分にピッタリ合う手帳なんてある訳がない。
忙しい日もあれば、暇な日もある。たくさん書きたいときもあれば、もう手帳なんて見たくもない、という日もある。
気がついたら何ヶ月も手帳なんて開いていなかった、なんて時もある。もしかしたら転職したり、生活がガラリと変わるかもしれない。
それなのに、ずっと同じ手帳で、同じ使い方が出来るはずがないんです。
けれど、私たちは手帳、というと、例えば「来年はこの手帳」という風に、一年間はそれを使おうと思ってしまう。
明日のことだって不確定なのに、半年後、一年後も今と同じ手帳とスタイルかどうかなんて分かりません。
一生ものは一生ものにはならない
一生ものは一生ものにはならないのと同じで、来年一年使うぞ、って意気込んで買った手帳は一年満足には使えないと思います。
[日常] 一生もので買っても一生ものにはならないと思う。
一生ものって、一生ものの物(変な表現ですが)だから一生ものなのではなく、自分の日々の生活とともに歩んできて、普段あまり意識することもないのだけれど、どうもそればかり使ってしまっていて、ある時、ふと、あれっ、これって何十年使ってるのかな?と思った時、それは一生ものなんじゃないかな、と思うのです。
だから、今使いたい、必要な手帳を買えばいいんじゃないかなぁ、と。欲しい手帳があるなら、今のスタイルに合わなくても、いいと思います。
とともに、途中で合わなくなったら、止めればいい。
もしかしたら、手帳のスタイル自体が問題なのではなく、試してみたことで、あ、今の自分はこういうスタイルじゃないんだ、って振り返れることが大切なのかな、と思います。
手帳すら持っていなかったら、それすら気付かない。でも使っていなくても持っていると、あ、使ってないから、今こういうスタイルじゃないんだな、と気付くことが出来ます。
私なんて、ほぼ日手帳、持ち歩いていながら、昨年ほとんど使っていませんから。
けれど、一年持ち続けたことで、測量野帳を改めて使うきっかけになりました。
それは、ほぼ日手帳のスタイルじゃないんだな、今は、と気付いたことで、それなら測量野帳のほうが今は使えるな、と思っただけです。
[かぶ] iPhone6 plusと測量野帳2冊、キャップレス万年筆2本が最近の基本セットです。
唯一手帳を使いこなせる人。
唯一手帳を一年間使い通せる人。それは興味のない人です。
興味が無いけど使わないといけない人。
私の妻がこのタイプです。ほぼ日手帳既に来年が11年目です。
妻と私のほぼ日手帳カバーはORTHODOXEE。(間もなく6年目) | Life Style Image
妻の手帳は私の目から見ても羨ましい。気負わず使っているので、9年目になるORTHODOXEEの手帳カバーもとても美しいし、中も乱雑な字や貼ったモノの数々が絶妙なバランスを保っています。
それは何故か。気負っていないからです。自然に使っているから。
生活の中に溶け込んじゃってるから、そこに力が入っていない。空白の日があろうが、書くのに失敗しようが関係ないんです。
使いにくい時があっても気にしない。使えるように使えば良い。
こういう人の手帳が理想なんですよね、結局。
そして、私のような手帳好きはそれに憧れて来年も手帳をあれこれ悩みながら一年間を過ごすと思います。
もう、しょうがないです。手帳、好きなんですから。