今でこそSnapdragon搭載のChromebookは増えてきていますし、世代的にもGen1からGen2へと徐々に移行してきている段階ではありますが、昨年の今頃は、まだ国内ではそこまで発表されていないだけでなく、前評判からそこまで期待できないのではないか、といった印象がありました。
そうした中、法人向けとはいえ日本エイサーが発表した、このCP513は、個人事業主でも代理店経由であれば購入は出来たものの、ということは裏を返せば一般個人ユーザーは購入が出来ないわけで、「欲しい」と思っているユーザーもいながらも入手が困難でもありました。
そんなこのモデル、今年に入って日本エイサーが公式オンラインストアを開設したことで、そこで個人向け販売がされるようになりました。
先日の教育市場向けの展示会で担当の方と改めて繋がることが出来、その結果、以前から気になっていたこのモデルを短期間ではありますがおかりすることが出来ました。
当時は他社からの貸出要請も多かったようで、なかなか借りられなかった(&すぐに返却の必要があった)のも印象的でした。それくらい、それ程大々的に発表したモデルではなかったものの、一部では引き合いの強かったモデルだったと言うことでしょう。
お借りした時点では、魅力は色々とありながらも、なかなかオススメ自体はしづらい部分がありました。それが、最近になってようやくオススメできる状態になってきたかな、と思いますので、ちょっと簡単にまとめたいと思います。
Acer Chromebook CP513-1HL-N18Q
モデル自体は2021年10月26日発表、11月より法人市場向けに販売が開始されたモデルです。
ということで、モデル自体は昨年2021年のものとなります。なので、端末のサポート期間(OSアップデートを保証する期間)である自動更新ポリシーは「2029年6月」(2021年+8年)となっています。
プロセッサーはAndroidスマートフォンでもお馴染みのQualcommのSnapdragon、そのChromebook用でもある7cのGen1を搭載しています。
現在2モデル展開されていて、基本的なスペックは同じですが、末尾「N14P」がLTE非対応モデルで「4GB RAM/64GB eMMC」、「N18Q」がLTE対応で「8GB RAM/128GB eMMC」となります。
価格はそれぞれ74,800円、94,800円(税込)です。
- Acer Chromebook CP513-1H-N14P タッチパネル | Acer 公式オンラインストア Acer Japan Online Store
- Acer Chromebook CP513-1HL-N18Q LTE タッチパネル | Acer 公式オンラインストア Acer Japan Online Store
Snapdragon搭載モデルは続々と出てきてはいます。
その中で「8GB RAM/128GB eMMC」モデルって基本的には上位?のLTE対応モデルが主となりますので、競合他社のメーカー希望販売価格と比べれば決して割高、というわけではありません。
とはいえ、他社はキャンペーン等で度々値下げをしていて実売価格が5万円前後になってきているので、その点がちょっと貸出期間中にはオススメ、レビューしづらかった一番の理由です。
現在8月3日から31日まで公式オンラインストアで「Acer Day 2022」を開催中です。この間、Chromebookに限らず、様々なモデルが手頃な価格で販売されています。
そして、このCP513も対象になっています。
N14Pが74,800円が59,800円に、N18Qが94,800円が69,800円になっています。
この価格差だと、諸々の使い勝手を考えてもLTEモデルであるN18Qがオススメですね。実際前回キャンペーンをしたときには、LTEモデルだけがあっという間に売り切れました。
このモデルの魅力その1:LTEがChromebookでは珍しいeSIM対応。更にメーカーが対応バンドを公開している。
ちょっと画像が見つからないので、見つかり次第加えたいと思いますが、現在幾つか出ているモデルの中で、このモデルは唯一の「eSIM」対応モデルです(物理SIMと併用で、切り替える)。
登録は、各キャリアのeSIM用のQRコードを別端末で表示させた上で、このモデルのフロントカメラで読み込ませることで登録が出来ます。
同じSnapdragon 7c Gen1を搭載、WWANとしてSnapdragonTM X15 LTE モデムを搭載したモデルは他にもあると思うのですが、このモデルのみeSIM対応なのは、OS側でカスタマイズをしているのか、本当に現時点で何故かこのモデルだけ使えるモデルなのかは分かりませんが、この使い分けが出来るのは便利だな、と思いました。
あと、既にLTE対応のChromebookを使われている方だと感じているかもしれないのですが、ChromebookのLTEモデルって、意外と「SIMの、というかキャリアの相性が出やすい」んですね。
ネットを眺めていても、「au系のSIMだと度々接続が切れた」「○○のSIMだと安定しない」といった感想を目にします。これは結構個人差もありますし、もうChromebookにLTEが搭載されたモデルが出たときからの悩ましい問題ではあるのですが、各メーカー、この辺りについては仕様を明記していないんです。
それが、日本エイサーの場合には(製品ページより画像を使わせて頂きます)
きちんとメーカーとして対応バンドを明記してるんです。
普段通信バンドに詳しくない方にとっては何が何だか分からない数字の羅列ではあると思うのですが、LTE利用を考えている方にはこのバンドが記載されている、というのは、単純な安心感だけでなく、メーカーがこのバンドを「対応」として保証している、という安心感があると思うんです。
ちなみにこの対応バンドの記載。メーカー側としては、こうした通信バンドや通信環境というのは結構相性が出たり、原因の特定が難しかったり、単純に対応バンドの問題ではなく、電波の強弱の問題だったりと、モデル単体に原因がある場合ばかりではないので、あまり敢えて記載はしないそうです。
ただ、エイサーの担当の方が「私が学校や企業に提案するときに、この辺りは必ず聞かれるし、自信を持って提案出来るように、ちゃんと明記して」と頼んだらしく、その結果掲載されるようになったようで、この辺り担当者の方、Good Jobです。
このモデルの魅力その2:Snapdragon&通常のIPSパネル(液晶)で、バッテリー持ちが思っていた以上に良い。
Chromebook、特に低価格、普及価格帯スタンダードのモデルで良く言われるのが「液晶が綺麗じゃない」ということです。まぁこれは価格によってまちまちで、本当に低価格だと解像度も含めて、普段それなりのPCを使っている方には残念な部分もあると思うのですが、では液晶の質を単純に上げれば良いか、というと、それはそれで難しい、というのも悩ましいところです。
例えば通常のパネルではなくOLED、有機ELディスプレイを搭載したモデルもChromebookには存在します。
ただ、総じてバッテリーの持ちがあまり良くないんですね。高発色、鮮やかになり、更に解像度も上がる。更に最近はそうしたモデルの場合、ある程度の価格もするので、本体自体の薄さや、解像度の高さなども求められてしまうこともあり、結果としてバッテリーの持ちが4〜5時間、みたいなこともザラです。
また、プロセッサーに関しても、そこそこの処理能力を求めると、結果としてIntel製Core iであったり、AMD製Ryzenを採用することになるのですが、ここ最近眺めていると、ハイスペック化が進むにつれて、徐々にバッテリーの持ちが短くなってきてしまっているのは悩ましいところかな、と思います。(もちろん使い方次第ではあるのですが)
その点、今回のこのモデル、Snapdragon搭載ということで、決してそうしたハイエンドモデルほどの処理能力はありません。
ただ、全体的に例えばAndroidアプリとの相性が良い部分もあって、トータルの使用感で考えればなかなかに快適。この辺りは以前YouTubeチャンネルでHP Chromebook x2 11のレビューをした際にSnapdragonのパフォーマンスについては触れていますので、お時間のある方は合わせてご覧下さい。
で、Snapdragon搭載モデル、見回してみると、一部の教育現場向けモデルを除けば、基本的に2-in-1のデタッチャブルタイプのモデルなんです。要は本体だけ取り外してタブレットとしても使える、といった形ですね。
となると、タブレットとしての用途を想定して、解像度や輝度等が高めに設定されているんですね。まぁそこまでこれらの2-in-1モデルでバッテリーの持ちが極端に悪い、という印象もないのですが、コンバーチブルで基本ノートPCとしての使用を想定していることもあってか、意外とバッテリー持ちます。
というのは、今回のレビューに合わせて、いつも通りベンチマークテストを一通り、約1時間くらいかけて行ったのですが、(ベンチマークアプリということもあって)それなりに負荷がかかっているとおもうのですが、1時間弱で8〜10%程度の減りでした。となると単純計算でも普通に10時間程度は負荷がかかった状態でも使える、ということになります。
もちろん用途は人それぞれです。モニターの明るさ設定を常時100%にしている人と50〜60%にしている人とでは持ちが全然違いますし、その意味ではバッテリーの持ちって評価が難しいのですが、個人的な感覚としては「あぁ、このぐらいのスペック(処理速度)バランスでこれだけバッテリーが持つのであれば、十分だな」と感じました。
このモデルの魅力その3:2-in-1も良いけど、どこでも広げられて、片手で持ち運べて、すぐにLTEで繋がるのは非常に楽で便利。
別にコンバーチブルやクラムシェルのLTE搭載モデルが他に無いわけでは無いのですが、Snapdragon搭載モデルとなると、(繰り返しますが教育市場向けモデルを除けば)ホント現時点ではほぼ唯一に近い「2−in-1ではない普通のノートPC」なんです。
これ、LTE対応のタブレット(2-in-1)とは違った使いやすさがあると思っています。それが、開いた状態でも片手で持ち運べるです。
2-in-1タイプのモデルは、タブレットとしての用途が多いのであれば気にならないかもしれませんが、開いたまま、キーボード側を掴んで、ちょっと場所を移る、気分転換に近くの席に移動、みたいなことが出来ないんですね。毎回閉じないといけません。
で、当然閉じればロックがかかるわけで、指紋認証センサーがあればそこまで気にならないかもしれませんが、それでも毎回ちょっと不便だなぁ、と。
あとは2-in-1って膝の上に載せて、みたいな使い方は出来ないと、背面にスタンド分フットプリントを結局取るので、テーブル等の奥行きは通常のラップトップPC以上に取るんです。
今回LTEと相性が良いな、と思ったのは、まさにやはりどこでもすぐに広げられて、多少無理をすれば立ったままでも本体のキーボード側を掴んだ状態でも使うことが出来る、ということ。
そう考えると、クラムシェル&コンバーチブルタイプのモデルと2-in-1タイプのモデルって、単なる大きさだけでなく、用途も微妙にズレてくるんですね。
それは勿論今まで分かってはいたつもりではいたんですが、何となく今までの区分けとして、
- 2-in-1はタブレット的な用途が多いので、よりモバイル用途に向いたSnapdragon。
- クラムシェルやコンバーチブルは用途に応じてパワーも必要なので、Intel製やAMD製。
みたいな印象を持っていたんです。
まぁそれ以外にもMediaTekのプロセッサーが最近頑張ってきているので、そう簡単に分けられるモノでもないのですが、案外MediaTekというarm系、どちらかといえばSnapdragonに近い側にあるプロセッサーでも、例えばASUSのFlip CM3のように、個人的には2-in-1のデタッチャブルタイプよりもコンバーチブルタイプのこのモデルの方が案外使いやすいな、と感じるものもあるだけに、
Snapdragonでも必要充分なスペックを持って、Androidアプリ等の相性も良く、全体的にベンチマークの数値以上に軽快に動き、バッテリー持ちも良く、LTE対応のクラムシェル、もしくはコンバーチブルモデルがある、というのは、強力な選択肢になり得るのではないか、と思いました。
で、最後の魅力を感じた点。それが、
このモデルの魅力その4:これだけバランス良くて、重量なんと「約1.145kg」。普通に軽い13.3インチコンバーチブルモデル。
このモデル、重さが約1.145kgなんですよ。
いや、そりゃ勿論Windowsの富士通のPCとかの1kg切りのモデルと比べれば、大したことないかもしれませんが、Chromebookで、それなりにバランスの良い、LTE対応のコンバーチブルモデルでこの重量のモデルって意外と無いんです。
実際先ほど「開いたまま、キーボード側を掴んで、ちょっと場所を移る、気分転換に近くの席に移動」なんて書きましたが、これ、1.4kgだ1.6kgだといった重さがあったら、気軽には出来ないです。でも1.1kgなら実際持っていて「案外OK、やっちゃおうかな」と思えます。
Chromebookは「低価格、低スペックでもサクサク動くのが唯一の強みであり魅力」と散々言われてきましたが、価格、コストを抑えた時、真っ先に削られるのが、液晶やキーボード、タッチパネルだけでなく、本体の重さの部分です。
重さが削られるのではなく、重さを削るコストが削られる、というか、大体素材だったり、その他諸々にコストがかけられなくなるので、無難な重さになってしまうんですね。
その点、このモデルは液晶サイズ13.3インチ、IPSパネルで、解像度もFHD(1920×1080)。
今までそれ以下のモデルでこのくらいの重さのモデルは勿論ありましたが、液晶サイズ的にも解像度に納得できなかった方も多かったと思います。でもこのモデルならそれはないかな、と。
更に言えば、コンバーチブル(液晶側が360度回転してタブレット的にも使える)のモデルって、どうしてもヒンジ周りなど耐久性を上げたり、タッチパネルにしたり、全体的な耐久性を上げないといけなくなるので、通常のクラムシェル(一般的なノートPC)よりも重くなりがちです。
でもこのモデル、13.3インチのコンバーチブルモデルで約1.145kg。これ、頑張ったんじゃないかな、と思います。
と、ここまで良い点ばかりを挙げてきたので、「どうせ借りたから良いことしか書かないんだろ」「所詮案件だしな」「自腹じゃないから誠実じゃない」と思われる方もいると思うので、以下、実際に惜しいと感じた点も挙げていきたいと思います。
このモデルの惜しい点その1:他社の競合モデルに比べて高い(競争力がない)。
これは前半でも触れたんですが、やっぱり厳しい。
実際、同じSnapdragon搭載モデルで代表的なモデルと言えば、HPのx2 11だと思うのですが、最近話題になったように、HPお馴染みのキャンペーン構成で、LTE非対応モデルで4万円切り、LTE対応モデルでも5万円強(しかもUSIペン付き)で販売されました。
で、やっぱりこの手のモデル欲しい方の多くは、こうした2-in-1タイプだと思うんですね。となると、やっぱりこっち買っちゃうと思うんですよ。
この点、日本エイサーの厳しいところは、確かに家電量販店等では扱いは一応あるものの、やはりHPやレノボのように、大々的な大幅値下げ(実際は希望販売価格を高めに発表しておいて、発売数週間で大幅値下げで「本来販売したい価格」辺りで販売してお得感を出す)攻勢が出来ないんです。なので、どうしてもぱっと見割高に見えちゃう。
実際、先ほども触れましたが日本エイサーの公式オンラインストアでもLTE非対応モデルの「N14P」が74,800円、LTE対応モデルの「N18Q」が94,800円です。
まぁHPやレノボも希望販売価格はこの辺りではあるんですけどね。でもあちらは前述のようにキャンペーン価格のほうが本来の価格みたいな大幅値下げが出来ちゃうので、インパクトがあります。
ただ、このレビューを書いている時点で、公式オンラインストアでは「Acer Day 2022」を開催中です。(2022年8月3日〜31日)
そして、このCP513も対象になっています。
N14Pが74,800円が59,800円に、N18Qが94,800円が69,800円になっています。
この価格差だと、諸々の使い勝手を考えてもLTEモデルであるN18Qがオススメですね。実際前回キャンペーンをしたときには、LTEモデルだけがあっという間に売り切れました。
その点が実際に使ってみるとなかなかに良いモデルでありながら、「いや、でもお高いんでしょ?」って突っ込まれてしまうことが分かるだけに、レビューがしづらかった一番の理由でもあります。
このモデルの惜しい点その2:指紋認証センサーは欲しかった。
まぁ「要らん」って人もいると思うのですが、一応この価格帯になると、Chromebookでもハイスペックモデルに近くなってくるので、こういう細かい部分が気になってくるのも確かです。
Chromebookにおける指紋認証センサーって、サインイン時には使えませんが、スリープからの復帰時には使えます。で、それが意外と便利なんです。スリープ運用にも向いてますし、ここは入れて欲しかったなぁ。だってHPのx2 11とかは付いてるんですよ・・。
あと、今Chromebookでは主流となっているUSIペンの非対応については・・難しいところかな。
確かに対応していると便利ではあるんですが、その辺り重視するのであれば、もしかしたらx2 11などの2-in-1デタッチャブルタイプのモデルの方が相性が良い気もするので、その辺りでコストが上がるよりは、割り切って非対応にしてしまったのはありなのかもしれません(実際私はUSIペンはそこまで使っていないので)。
このモデルの惜しい点その3:比較的素直な配列ではあるものの、やっぱりキーボードには触れておきたい。
もう、展示会等で担当の方にお目にかかる度に「でもね、かぶさん・・」と言われているので、JISかな配列については仕方ない、というか、一般的な需要は基本的には求めている人の大半はこちらなんだと思います。なので、そこは良い。
ただ、だからこそ、やっぱり(日本エイサーに限らず)例え「でもね、かぶさん・・」と言われ続けようと、私も言い続けたい。
いつか、日本専用に、日本語入力にちゃんと最適化された専用のキートップ、キートップカバーと配列のバランスのキーボードが搭載されることを願っています。
特にこの辺りの価格帯のモデルであれば。
そこまで「世界共通の、どの配列でもキーだけ変えれば流用できます」的な汎用感は薄いのですが、やはり同価格帯で富士通のFMV Chromebookのように、日本語入力に特化させて専用で作ったキーボードを用意しているメーカーがあるだけに、これは日本エイサーに限らず、他メーカーもそろそろ頑張って欲しいな、と思います。
ちなみに、キーボードバックライトが搭載されているのは、頑張った。FMV Chromebookはキーボードバックライト非搭載なので(指紋認証センサーも)。
このモデルの惜しい点その4:天板が開きにくい。指(爪)が引っかかりにくく、ちょっとその点不便。
細かい点なんですが、「開きにくい」んです。
指を引っかける部分が一応あるんですが、うまく引っかからないのか、本体を片手で支えて、少し持ち上げて開かないと開かなかったりします。
ということは、当然片手で簡単に開きます、なんてことはありません。
ここ、片手で簡単に開かないのは仕方ないとしても、せめて開けるのがもう少しスムーズに出来るように作って欲しかったかな、と。
まとめ:派手さはない。知名度もない。インパクトも薄い。でも価格もこなれてきた今、改めて見直されて欲しいモデル。
ひどい言い方ですが、このモデル自体、多分知っている人少ないと思うんです。普段から国内外のChromebookの情報を追い続けているのでもなければ。
それは、冒頭でも触れたように、このモデルが昨年末にひっそりと、しかも法人向け(当時は公式オンラインストアでの販売がなかったので個人ユーザーが購入するのはハードルが高かった)だったことがあります。
更にSnapdragonといえばLenovoのDuet 560やHPのx2 11のような華やかなモデルが続々と出ていた時期でもあっただけに、あまり日の目を見ることがなかったモデルだと思うんです。
そして、今回「魅力」と「惜しい点」をそれぞれ挙げましたが・・
基本的にそこまで「このモデルならでは!」みたいな強烈なものってないと思いませんか?
でも思うんです。私、こういうモデルの方が好きなんです。
こういう実際に使ってみないと分からないけれど、実際使い勝手を大きく左右するような、地味な部分の使い勝手って、長く使う上ではジワジワと効いてくるからです。
とはいえ、私自身は気に入っていたとしても、購入となるとなかなかハードルが高かったのも事実です。
やっぱり買うならRAM容量もストレージ容量も倍で、LTEにも対応した「N18Q」を買いたいじゃないですか。でも94,800円ですよ。となると色々他に選択肢出てきちゃうわけです。
別に私自身Chromebook持ってないわけじゃない(むしろ色々持ちすぎている)状況では、追加の一台としては悩んじゃう訳です。
でもここ最近、日本エイサーは公式オンラインストアでこのモデルも値下げ(セール対象)してきています。で、この価格だとやっぱり「おっ」と思うんです。
実際、先ほども触れましたが、特にLTEモデルはセール価格がLTE非対応モデルとの価格差が10,000円(通常価格だと20,000円差)になって、69,800円です。これなら今でも十分に戦えます。
で、実際に売れてるんです。
先日のセールで対象になった時に「あ、この価格できたか!」と思って急いでこのレビューを仕上げようと思ったら、思っている内に売り切れちゃいました。いや、びっくりです。だって、このモデルが売り切れちゃうんですよ(失礼)。でもそれくらい、このモデルがこの価格になるのを待っていた、というより、欲しいと思っていた方がいた、ということだと思うんですね。
ということで、今回の「Acer Day 2022」の機会は是非活用して欲しいと思いますし、より多くの方に実際に使ってみて欲しいな、と思っています。