[かぶ] OWC USB-C TRAVEL DOCK Eレビュー。「PCの左横に設置するなら」理想的な端子と配置バランスのドック。

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[かぶ] OWC USB-C TRAVEL DOCK Eレビュー。「PCの左横に設置するなら」理想的な端子と配置バランスのドック。

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ここ最近、Chromebook周りの環境は落ち着いてきているのですが、少し前から気になっていたアクセサリーがあったので、購入しました。それが今回ご紹介するOWCUSB-C TravelDock Eです。

今回はAmazonで購入、自宅で作業をする際に使っていますので、使い勝手や気がついた点などを簡単にご紹介しようと思います。

OWC USB-C Travel Dock E

こちらの製品を知ったのは、Chromebookユーザーならお馴染みの海外の情報サイトChrome Unboxedのレビューから。

The OWC Travel Dock E: My New Favorite USB Type-C Dock For Chromebooks

私の場合は自宅では外部液晶モニター等にまとめて接続するために、既に「Dellドッキングステーション – WD19 180W」を使っているので、必須、というわけではなかったのですが、

先日、Chromebookを中心としたデスクトップ環境についての妄想を2回文章にしました。 どちらも結構お読みいただけたようで、色々な感想(批判的なものも含め)を頂きました。 ...

コンパクトである点、Travel Dockという名の通り、手のひらサイズで安定して使用できそうな、ハブではなくドックという点に興味を持ちました。

ちなみに日本のAmazonではOWC公式ストアの販売で6,000円なのですが、

米国ではUnboxedのレビューにもあるように、同じAmazon(米国)では64.99ドル(約9,500円)となっているので、日本で買うほうが明らかにお得です。

OWC USB-C Travel Dock E, Portable 6 Port Hub with USB 3.2, HDMI 2.0, SD Card Reader, Gigabit Ethernet, USB-C with 100W Power Pass Through Charging, Space Grey

端子は6ポート、

  • USB 3.2 Type A x2
  • USB Type C パススルー電源端子
  • HDMI 2.0
  • SDカードリーダー
  • Ethernetポート

です。端子数的にはUSB-Cハブでも十分に同じようなモノがありそうなくらいにコンパクトにまとめられています。なので、一応ドックとなっていますが、ハブに近いですし、よりコンパクトで持ち運びやすさを重視するのであれば、一般的なAnkerなどのUSB-Cハブでも十分かもしれません。

まぁ2つの厳密な違いって見出しにくいですしね。

実際私自身、上のAnkerのハブを既に持っていますし、以前このブログや動画でも何度も紹介しています。ただ、何だろう?うまく説明できないのですが、自宅での据え置きも考えるのであれば、ドックタイプの方が何となく安定して設置できる、というか、置いていて見た目も悪くないというか‥

まぁ気分の問題かもしれませんが。

一般的なUSB-Cハブとの違いや、このドックならではの魅力。

このドックの特徴は、底面四隅にゴムが付いているので、設置した時に安定感があるのと、同じく底面にUSB-Cケーブルを収納できるので、確かにTravel Dockらしく持ち運びしやすい点があります。

また、先程も触れた端子類のセレクトも、旅先、ホテルなどで意外と重宝するEthernet(有線LAN)端子が付いていたり、最近はどうしてもmicroSDカードスロットが付くことが多いノートPCとしては重宝するSDカードスロットがあること、また、自宅だけでなく出先でもあると助かるHDMI端子を備えている点です。

そして、このドックが考えられているのは「ノートPCの左側に設置するのであれば」適切な場所に適切な端子が配置されている、という点があります。

正面にSDカードスロットとUSB 3.2 Type A端子。左側面にはEthernetポートのみ。背面にHDMI端子とUSB-Cパススルーの充電端子などの、側面などにあるとゴチャゴチャしやすい上に見栄えも悪い端子類が配置されている点(あと、USB 3.2 Type A端子も背面に1つ用意されているので、頻繁に抜き差ししない、あまり正面に繋げたくないケーブルなどに使えます。)。

これ、USB-Cハブだと結構無造作に左右だけに配置されていたりして、実際にデスクの上に置いた際にはケーブル類がゴチャゴチャとしていて、それぞれのケーブルに引っ張られる感じで机の上で安定しないことがあるので、その点は非常に考えられているな、と感じます。

実際に机の上に置きっぱなしで使う際にも、見た目が非常にスッキリした印象を受けます。

ただし、あくまで「PCの左横に置いた」場合を想定して作られているので、「右横に置く」と不便。

ただ、気になる点がないわけではありません。

一つはケーブル自体の短さ。底面に収納できたりと便利ではあるのですが、若干短いと感じる方もいるのではないか、と思います。このため、設置場所にある程度制限が出てしまいます。

あとは、先程も触れましたが、このUSB-Cドック、基本的に「ノートPCの左横」に置くことを前提に設計されています。

左横に置くと、前面にSDカードリーダー、背面にHDMI端子といった理想の配置になるのですが、ということは右横に置いた場合には前後逆になってしまうんですね。

右横に置いた場合には、前面にHDMI端子とUSB-Cの充電端子が来ることに‥。

なので、例えばUSB-C端子が右側面にしかないモデルだと、見た目的にも実用面でも非常に使い勝手の悪いモノになってしまいます。

この点は結構使う端末を選ぶ、と言えるかもしれません。

USB-C端子一つで必要な機器にほぼ繋がる便利さも含め、国内販売価格であれば、十分に魅力的。

PCによっては標準でHDMIやEthernetポート、更にUSB-C、A端子など豊富なインターフェースを備えたモデルもあります。そういうモデルでは一瞬不要に感じられるかもしれません。また、Chromebook自体そこまで周辺機器を必要とするわけではないので、果たしてハブやドックが必要なのか、と思われる方も多いのではないか、と思います。

ただ、出先では荷物を減らすことを考えれば不要でも、例えば自宅に戻ったら、外付けの大型モニターに繋いで、更に有線LANやUSBドングル接続のマウス等を接続して腰を据えて作業をしたい、という方もいるのではないでしょうか。

私自身、そうした環境を作りたくて、先日より試行錯誤してきました。

先日構築したばかりの「クラウド、共有・共同作業前提の思考と作業の際に使う、私のChromebookを中心としたデスク周り(2022年9月版)」ですが、そこから少しアップデートを加えたので、またご紹介し...

そういう人にとっては、自宅に戻るたびに毎回複数の端子を本体と抜き差しするのは面倒ですし、頻繁に抜き差しすることでの端子の不具合なども心配になってきます。

その点、こうしたUSB-Cハブやドックというのは、そちらにすべて繋いでおけば、ChromebookとはUSB-C端子一つを繋げばすべてスムーズに繋がる、という意味でも非常に便利なアクセサリーだと思います。

この手の製品は各社から色々出ていますが、大切なのはハブ(ドック)自体の接続の安定性と使い勝手です。その点で、今回のOWCの製品は個人的には十分に満足度の高い製品でした。

万人受けするものではないかもしれませんが、もしいまあなたが何かしらこうした製品が気になっているのであれば、是非候補の一つとして検討してみてほしいな、と思います。

OWC USB-C Travel Dock E

一般的なUSB-Cハブとの違いや、このドックならではの魅力。

ただし、あくまで「PCの左横に置いた」場合を想定して作られているので、「右横に置く」と不便。

USB-C端子一つで必要な機器にほぼ繋がる便利さも含め、国内販売価格であれば、十分に魅力的。

  • OWC USB-C Travel Dock E
  • 一般的なUSB-Cハブとの違いや、このドックならではの魅力。
  • ただし、あくまで「PCの左横に置いた」場合を想定して作られているので、「右横に置く」と不便。
  • USB-C端子一つで必要な機器にほぼ繋がる便利さも含め、国内販売価格であれば、十分に魅力的。