最近Chromebookの話題ばかりですね。自分でも勿論気付いています。何せTOPページの記事一覧眺めてみたら、半分以上がそうだった、という状況。ただ、熱が上がっている時というのはかなりフォーカスしていまして、その分日々蓄積されている状態でもありますので、アウトプット出来る時に何らかの形で後々役立つよう最大限アウトプットをしておこう、と思っております。
革靴や腕時計その他諸々のことを忘れているわけではありませんので、ご安心ください。
そんなChromebook。最近毎日チェックしている中で気になっている(欲しいな、と思っている)モデルをサイズ別にまとめてみました。今回は10.1インチから14インチまで、合計5モデルを挙げたいと思います。
10.1″から14″まで、「私が」好きな&気になっているモデルをまとめました。
気になるモデルに関してはここ最近、メーカー毎や価格毎に度々取り上げているのですが、そうした中で何故改めてサイズ別に考えようと思ったのかというと、ここ最近急激に値段が動いているからです。以前書いた時には「欲しいけれど、価格を考えるとなかなか簡単には買えないな」と思っていたモデルが、「これならどう?」とばかりに下がっております。理由は年末に向けてのBlack Friday等々があると思います。
セールは万国共通ではありますが、品揃えを考えるとChromebookが売れている米国ならでは。ちょっと羨ましい。
最近は個人的に転送サービス等の利用も考えるようになってきまして、そうなると選択肢がかなり広がってきます。結果としてこまめにチェックしている中で気になるモデルがある程度揃ってきたので、それらをメモ代わりにまとめておこうかと思いました。
正直、既に手元には2台ありますので、必要ないとも言えます。ただ、そうした私でも気になっているモデルがこれだけある(一部既に持っている)くらい、最近の海外のChromebook市場は元気なんだな、と思います。
いつも通り、スペックとともに個人的な印象や関連リンク、YouTubeの動画レビュー等を挙げました。参考になれば嬉しいです。
10.1″ – ASUS Chromebook Flip C100PA
最近わが家では妻が仰向けに寝たままお腹の上にASUS C202SAを載せて、床にワイヤレスマウスを置いた状態で器用にChromebookを使っていますが、そんな光景を眺める度に、「これ、Flipだったらタブレットのように使えて、重くも大きくもなくもっと楽だろうなぁ」と思ってしまいます。そんなFlip。
Flip 2の噂も出始めているので、と買い控えている方もいると思いますが、10.1インチというサイズはChromebookでは唯一。2は恐らくこのサイズでは出ないのではないか、という気がしています。一時期米Amazonから消えた、ということでいよいよ生産終了か、という話も出ていましたが、今確認した限りではまだ販売はしているようです。日本発送も可能。
ASUS Chromebook Flip C100PA | |
CPU | Rockchip® RK3288C Quad-Core 1.8GHz |
Octane (参考値) | 7400 |
RAM | 2GB or 4GB LPDDR3 |
ストレージ | 16GB eMMC |
解像度 | 1,280 x 800 |
バッテリー | 9時間 |
サイズ | 262.8 x 182.4 x 15.6 mm |
重量 | 0.89 kg |
実売価格 | \35,125-(国内発売モデル)or $259.00(海外モデル) |
それ程スペックに変化がない(進歩のスピードが遅い)、製品寿命が長く、コストも下げられる分、息の長いモデルの多いのが特徴のChromebookではありますが、とはいえここ最近少々動作上でモタツキを感じ始めている方も出ているようです。
ASUSのChromebook FlipはRockchip®社のRK3288CをCPUとして採用していますが、Intel社製Celeron等に比べると若干遅さを感じることがあります。今まで大して気にはしていなかったのですが、サイトによってはやはり気になる場合もあるようです。
とはいえ、10.1インチ、重さ0.89kgでConvertibleタイプ、タッチスクリーン対応という魅力が褪せることはありません。正式に販売終了になる前に確保しておきたい名モデルの一つかな、と思います。
日本でも正式に販売されていることもあり、国内ユーザーが比較的多く、また周辺アクセサリー類も充実しているのも魅力です。
11.6″ – ASUS Chromebook C202SA
現在わが家では妻が毎日絶賛愛用中のChromebook。先日改めてその魅力について書きましたが、
当ブログ経由で米Amazonで最も買われているChromebookの一つ(というのは、最近後述のAcer Chromebook 14が並んできたので)です。どちらも米Amazonから日本へ直送してくれるのが一番の理由だと思いますが、モデルとしての魅力もあると思っています。
なんか今日になって価格が$169になりまして、これがBlack Fridayのこの時期だけなのかどうかは不明。
ASUS C202SA | |
CPU | Intel® Celeron® Dual-Core N3060 |
Octane (参考値) | 8800 |
RAM | 4GB LPDDR3 |
ストレージ | 16GB eMMC |
解像度 | 1,366 x 768(TN Anti-Glare) |
バッテリー | 10時間 |
サイズ | 293 x 199 x 22.6 mm |
重量 | 1.20 kg |
実売価格 | $169~ |
TN、アンチグレアの液晶には好みが分かれるところだと思います。個人的にはIPSのほうが好きですし、多少眠たげな画面ではありますが、目に優しいしこちらのほうが好き、という人もいるでしょう。鮮やかさはありません。まぁでも教育現場で使うとなると、この選択肢になるのかな。
細かい使い勝手については改めてここでは触れませんが、少々売れている模様ですので、念のため。過度の期待はされずに選びましょう。私は大変気に入っていますが、あくまで$200を切るChromebook、もう$100出せば確かにもう少し全体的に液晶や質感等も上がってきます。Chromebook自体が特殊な立ち位置ではありますが、その辺り分かった上で選ばれると大変幸せになれるモデルだと思います。
13.3″ – Acer Chromebook R13
13.3″も同様に既に手元にお気に入りの一台があるので、どうしても用途が被ってしまいがち。ただ、そうした中でも気になっているのはやはり、最近になってようやく出回るようになってきたAcerのConvertibleタイプの新作R13です。
入荷しても半日くらいでまた「入荷待ち」になってしまうこともあるくらい現在人気のようです。更にここ最近、価格が$349と$50も下がって販売されているのも大きな理由か。Black Friday絡みでしょうか。最近の円安分もしっかり補ってくれています。
海外でも待ち望んでいた方が多く、動画レビューも豊富。
米Amazonはじめ日本へ直送してくれるところがないのが難点ですが、スピアネットなど日本語での登録が可能で海外Amazon等からの転送をしてくれるサービスもあるので、入手はさほど難しくはないかな、と思います。実際手数料や送料等を考えても、AmazonのSellerから送ってもらうのとさほど変わらないことが多いので、現在少々利用を考えています(既に会員登録済。)
Acer Chromebook R13 | |
CPU | MediaTek® M8173C Quad-Core 2.1GHz |
Octane (参考値) | 9900 |
RAM | 4GB LPDDR3 |
ストレージ | 32GB or 64GB eMMC |
解像度 | 1,920 x 1,080(IPS Glare) |
バッテリー | 12時間(4670 mAh) |
サイズ | 325.1 x 228.6 x 15.4 mm |
重量 | 1.49 kg |
実売価格 | $349~ |
気になる点は上記スペック上から2点。それと幾つかのレビューを見て(読んで)いて気がついた点が1点です。
まずはCPU。Chromebookでは珍しい、MediaTek®製を採用、M8173CはChromebookでは初となりますが、Octane Score等を見る限りでは悪くありません。10000前後を出していることを考えても、実用上のモタツキはなさそうに感じられます。ただ、MediaTek®製CPU自体のChromeOSとの相性や細かい部分での使い勝手は未知数なため、ここがどう影響してくるか。
もう1点は重量。約1.5kgという重さはタブレットとして使うには手強いと思います。Convertibleタイプとはいえ、もし使うとしてもテントモードくらいかな、という気もします。普段から持ち運ぶことを考えると、13.3″ながらこれだけの重さがありますので、悩ましいところ。
そして、これは私自身がAcerの同じConvertibleタイプの11.6″モデル、R11を使っていて感じたことでもあるのですが、ヒンジ部分の耐久性が少々気になります。Convertibleタイプとなれば通常以上に耐久性が求められる部分でもあります。
動画レビュー等を見た限りではこの点指摘されている方もいて、R13もどうも若干たわむんです。少し頼りなさそうな点はR11と大きく変わりがないのかな、と。R11も別に不具合は起きませんでしたが、最初に届いたモデルは片側のヒンジが少し曲がっていたので、念のため交換してもらいました。
まだ日本で入手された方のレビューは上がっていないので、実際に確認出来ないのが残念ですが、力こそパワーのうぃる(@tksm_hrk)さんが注文されたようなので、間もなく届いてレビューされるのではないか、と期待しています。
これら3点を除けば質感も良さそうで、個人的に13.3″でFull HD(1920×1080)はありがたいので、使い勝手も期待。13.3″は最近魅力的なモデルが多いのですが、その中でも評価も高く個人的にも気になるモデルです。
13.3″ – Lenovo ThinkPad 13 Chromebook
13.3″は魅力的なモデルが多いのでもう一台。Lenovo ThinkPad 13 Chromebookです。このモデルはカスタマイズオーダーが可能で、CPUもCore iを積むことが出来るのですが、ここで取り上げたいのは、最近米Amazonで急激に値下がりしてお買い得感が増してきたCeleron 3855Uのモデル。
何この$229って。ちなみに先日の米Amazonのセールでは$200切ってました。在庫あるときにたまたま見かけたのですが、確保しておけば良かったか、とちょっと後悔。でも今の価格でも充分に魅力的。
Lenovo ThinkPad 13 Chromebook | |
CPU | Intel Celeron 3855U |
Octane (参考値) | 16600 |
RAM | 4GB LPDDR3 |
ストレージ | 16GB eMMC |
解像度 | 1,366 x 768(TN Anti-Glare) |
バッテリー | 9時間13分(参考値) |
サイズ | 322.1 x 223 x 19.8 mm |
重量 | 約1.40kg |
米国軍事規格準拠 | MIL-STD 810G |
実売価格 | $229~ |
確かに魅力としてはThinkPadならではの評価の高いキーボードとCeleron 3855Uという普及価格帯よりも一段階性能が上のCPUを積んでいることくらいなのですが、常用であればこの2点がかなり大きいと思います。
個人的にはこのモデルで液晶のみFull HD(1920×1080)のIPS、AntiGlareにしたモデルのほうが欲しいのですが、Amazonで扱っているのはHD(1366×768)のみ。もちろんLenovoのサイトからカスタマイズオーダーも可能ですが、その場合ここまで安くはならないので、むしろこのお手頃な価格を活かして11.6″で挙げたC202SAのような立ち位置の使い方をするのに良いのかな、と思います。
こちらも日本への直送が不可のため、R13同様転送サービス等を利用する必要があり。ただそれでも$300は切ると思われるので、CPUやキーボードなどの実用面を特に重視される方にお薦めです。
14″ – Acer Chromebook 14
今月前半はC202SAが次々と売れていたのですが、中盤に入ってこのモデルを購入される方が増えてきました。日本においては恐らく前述のChromebook Flipと並んで最近買われた方の間ではお馴染みのモデルだと思います。
Silverは日本直送は不可なものの、今日になって$229になっております。恐らくBlack Friday絡みで、間もなく元の価格に戻ると思いますが、気になっていた方には今が旬。転送サービス等使っても充分にお手頃な価格です。Goldだけ何故か日本直送可で、こちらは$273.99。
分かりやすい仕上げの良さと、持ち運びには少々手強さ(重量約1.55kg)があるものの、14″でFull HD(1920×1080)と普段使いには非常に良い組み合わせで使い勝手も良さそうです。
Acer Chromebook 14 | |
CPU | Intel® Celeron® Quad-Core N3160 |
Octane (参考値) | 8000 |
RAM | 4GB LPDDR3 |
ストレージ | 32GB |
解像度 | 1,920 x 1,080(IPS Glare) |
バッテリー | 12時間 |
サイズ | 340.36 x 236.22 x 17.78 mm |
重量 | 1.55 kg |
実売価格 | $229~ |
14″は同じくAcerのfor Workがありますが、普段使いを考えるならこの14で良いかな、と思います。私は実物も手にしたことがなければ、実際に触ってもいないので偉そうなことは言えませんが、動画レビューや日本で買われた方のレビューを読む限りでは好印象、好評価のようです。
最近出たモデルとしては、総アルミ仕上げの雰囲気の良さと$300を切る価格が印象的だったと思います。どうしてもこの価格帯の他のモデルを考える際に、この14があるのでつい比較してしまう、そんなモデルかな、と。
日本国内での使用に関しては「技適」については考えておきましょう。
Chromebookの現状を考えると、どうしても海外から購入することが多くなってしまいます。となると、気になるのが「技適」の問題です。今回5モデル挙げましたが、私が「技適マークがある」と確認出来ているモデルは、この中では実際に自分でも使っている「ASUS Chromebook Flip」と「ASUS C202SA」のみです。
ASUSとAcerに関しては日本国内でも法人向け、文教向けとはいえそれなりに展開していることもありますし、また世界的にもシェアの高いメーカーですので、比較的認証されている場合が多い印象でいたのですが、先日C201を購入された方が技適マークが無かった点をご自身のブログで書かれていました。
Chromebook(ASUS C201)を4日間使ってみて|ナイフ購入備忘録(仮運用中)
これは好みうんぬんの話でなく法的な話。本機は国内未発売モデルということもあり、残念なことに技適マークがついていない。よって日本の電波法上、日本国内では電波を発する事(内蔵WiFiおよびBluetoothの使用)ができないことになる。なお本体背面には特定無線設備の認証番号の記載はある。e-manualにも内蔵モデムにおいて取得済みの記載あり。マークだけがない。
技適の解釈については、本来の規制の主旨である「電波の不正利用により他人の通信を妨害したり、ひいては社会生活に混乱を来すことになりかねる」という観点から考えれば、少なくとも電波を発する事が問題視されていると考えるがそれもあくまで私感でありなんら法的な裏付けがあるわけではない。
ズバリの回答がないだけに悩ましいところであるが、遵法しつつ利用する方法を本機に照らし合わせて考えた場合、本体からの電波出力をOFFにし、通信については本体の電波出力と伴わない方法(外付けEthernetアダプタによる有線接続や、技適取得済みスマホを使ったUSBテザリング等)を使うことで対応し、さらに今後も引き続き情報収集にあたっていきたいと考えるが、本方法だと本体のUSB✕2を使い切ってしまうのがもったいない。
この点が非常に判断が難しく、また個人の判断で海外から輸入しているという事情もあって、「曖昧だけれど大丈夫です」と言える話ではないと私も思っています。
とはいえ、実際総務省等のサイトを見ていてもこの基準は非常に曖昧で、結果として「詳しくは、最寄りの総合通信局へお問い合わせ下さい。」となってしまうのは、総務省が手を抜いている訳ではなく、違法改造等の場合も考えると、ひとまとめにして「この場合は大丈夫」と言える訳ではないのだろうな、と思います。
また、世の中には他に重要で優先的に通さなければならない法案というのは山ほどあるわけで、むしろ現状の法律で大きな問題が起きていないのであれば、あくまでグレーな部分も残して個々人の良心に委ねる部分がある、というのは日本の文化の良い面だと思っています(勿論法律は大切であり、軽視して良いと思っているわけではありません。)
この点については書き始めるとそれだけで一つの記事(文章)になってしまうと思うので、毎回この程度しか触れられないのがもどかしいのですが、こうして日々「海外から購入出来るChromebook」を発信している以上、「挙げたけれど購入は自己責任でよろしく」で済ませることのないようにこれからも意識していきたいと思っています。