[かぶ雑感] Chromebookを初めて買う方に、私がLenovo Chromebook S330をオススメしづらい理由。(2021.01.04)

[かぶ雑感] Chromebookを初めて買う方に、私がLenovo Chromebook S330をオススメしづらい理由。(2021.01.04)

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今回はChromebookの話です。

それも、この2年あまり、セールになる度に話題になり、様々な人がオススメしているモデルについての話です。

セールで頻繁に2万円を切る(1.5万円前後)になるLenovo Chromebook S330は本当にオススメなのか。

2年近く前にLenovoが国内で戦略的な価格で発売したChromebookがあります。発売した当時も決して新製品、というわけではありませんでした。あくまで価格のみを重視した、当時であっても「価格相応」の惜しい部分のある、わかった上で割り切って買えるならあり、というタイプのモデルです。

これが2021年に入っても話題になります。そして売れているようです。まだChromebookを使ったことがない人を中心に。何故なら、

1万円台だから。

これは確かにインパクトは大きいです。初めて触れるモノは、なるべく失敗したくない。失敗したとしても、懐がなるべく痛まないほうが良い。そして、「失敗しても良」くて、新しいものを購入する際のハードルが大きく下がるのが、2万円以下、というところなのだと思います。

ただ、正直なところ、Chromebookを使い始めて6年近くになる私ですが、基本的にはこのモデル、

初めて買う人には、余程の事情がない限り、オススメ出来ません。

その理由について、この後書いていきたいと思いますが、基本的には、

スマホでも他OSのPCでもカメラでもスポーツでも何でも構いません。あなたが趣味としているモノを誰か友人などに薦める時、あなたは価格だけで選びますか?

ということを頭に入れながらお読みいただけると伝わりやすいかな、と思います。

私がLenovo Chromebook S330を、初めて使う方にオススメしづらい理由。

簡単に言うと、

「価格相応に削られている部分が、初めて使う方にとっては、知らずに買うと結構痛い部分だから」

です。
このモデル、2年前に出たときから、基本的にセール時には2万円を切っていました。つまり、2年経ったから安くなった、のではなく、元々出たときから(その時点でも既に新作モデルではなかったのですが)2万円以内を想定した作りだったのです。そして、そのために削られている部分が当然あります。ここでは大きく3つ挙げます。

  • 液晶の質が価格相応(決して見やすい液晶ではない)
  • キーボードがUS配列(JISかな配列ではない)
  • 液晶がタッチ非対応なので、使えないAndroidアプリが出やすい

上2つに関しては、「いや、それでも良いよ。」といった好み(やあまり気にしない)といった部分もあるので、まだ許容できる、割り切れる部分かもしれません。最後の「液晶がタッチ非対応」に関しても、「いや、液晶基本的に触らないから」と思われる方もいるでしょう。ただ、タッチ非対応に関しては、
(スマホ&タブレットという)タッチ操作が前提で作られている端末用に作られたAndroidアプリは、タッチ非対応のChromebook上で動かそうとすると、

操作がしづらい、というだけでなく、そもそもインストール自体が出来ない

ことが多々出てきます。

この辺り、Chromebookを既に使ったことがある方はある程度お気づきかと思うのですが、まだ使ったことのない方は、巷にあふれる「ChromebookはAndroidアプリが使える」という謳い文句を、そのままの印象で受け取っている方も多いと思います。ただ、実際には、中のCPUの世代やハードウェアの組み合わせによって、また、液晶のタッチ対応、非対応、更に言えば、タブレットUIになるかならないか(通常の液晶が140°〜180°程度しか開かないノートPCタイプでは、タブレットUIになりません)によって、

インストールできるAndroidアプリに違いが出てきます。
あなたが使おうと思っているAndroidアプリが、「使い勝手がいまいち」どころか、そもそもインストール出来ないことも多いのです。

そして、この辺りの情報は、基本的に国内だけでなく、海外を見渡しても、なかなか入ってきません。何故なら、世の中のAndroidアプリもChromebookも無数にあるからです。その一つ一つを、新しいモデルやアプリが出る度に、動作検証して発信するのは非常に厳しいからです。

では「私はAndroidアプリは一切使わない(期待しない)」という人に薦められるか。

では、「いや、私はChromebookはウェブや動画閲覧と文章作成にしか使わないから、シンプルで安いので十分なんだよ」

と言う方に薦められるのか、という話になります。ここで、先程の上2つの理由が出てきます。

  • 液晶の質が価格相応(決して見やすい液晶ではない)
  • キーボードがUS配列(JISかな配列ではない)

そういう方であれば、尚更この2つは重要だと思うのです。何故なら、常に見続ける(液晶)、常に触れ続ける(キーボード)部分だからです。最近はスマートフォンやタブレットでもウェブや動画の閲覧は出来ます。それなのに、敢えてそれらよりも見にくい質の液晶で長時間見続ける必要があるのか、という話ですね。

文章作成に関しては、キーボードがあるのがノートPCの強みですが、例えば自分に合わない配列(US配列)だったり、そもそものキーボードのうちやすさ、質が最低限のものなのであれば、結局は「使いにくくていつの間にか使用頻度も減っていた」ということになりかねないと思っています。

ちなみに少し脱線しますが、「低スペック、低価格でもサクサクなのがChromebookなんだから、1万円台のモデルでもサクサクでしょ?」と思われる方もいると思います。

ただ、正直なところ、実はいまこの文章を作成している、現行普及価格帯スタンダードなスペックを持つ最新モデル(それでも2〜3万円台ですが)でも、今標準のGoogle Docsを使ってこのくらいの長さの文章をただひたすら打ち続ける場合には、

私のタイピングスピードでは、ちょっと自分の入力とテンポが合わず、若干のモタツキを感じますし、付属のキーボードは悪くはないのですが、それでも軽快にタイピングが出来ないことがあります(要は私の用途においては、現行スタンダードモデルの処理速度でも、「快適には」作業がしづらい、とも言えます。)

ちなみに、単純なブラウザーの処理速度、表示速度等を測るベンチマークでは、今回挙げたS330に比べると、この現行普及価格帯スタンダードのモデルは、大体1.7倍〜2倍の処理速度(能力)があります。

ここまで、まだChromebookを使ったことのない方には「よくわからない話をダラダラと読まされた」と思うかもしれません。読みにくさに関しては、私の文章力の拙さをお詫びするしかありませんが、ここで最後の理由に入ります。それは、

Lenovo Chromebook S330はここで挙げたような事情をすべて分かった上で買うようなモデル

ということです。つまり、ここで挙げたような事情をすべて分かった上で、それらの弱点も分かった上で、更に言えば、端末自体のサポート期間(2025年6月まで。ただし、これも特例的に延長されただけなので、実際には元々2022年〜2023年くらいだった)の短さも分かった上で、

ここでダラダラと書いた、「よくわからない話」が腑に落ちた上で、そして、何より、そうした情報にアクセスできて、それでも価格を最優先させたい、という、ある程度Chromebookについて知識がある方が割り切って買う

モデルです。

さて、ここで最後に、文章の前半で挙げた話に戻りましょう。

スマホでも他OSのPCでもカメラでもスポーツでも何でも構いません。あなたが趣味としているモノを誰か友人などに薦める時、あなたは価格だけで選びますか?

Chromebookについては初めてであれば、イメージはしづらいかもしれませんが、ご自身がよく知っている、趣味になっている分野で思い浮かべてもらうと、「初めて買う人が価格のみで選ぶ」ことのリスクの高さはおわかり頂けるのではないか、と思います。

Chromebookを初めて買うあなたは、

「失敗しても1万円台なら‥」と思うかもしれません。でも、あなたの趣味で考えれば、

「安いものほど、人を選ぶ」「安いものほど、外れのリスクも大きい」

ことが何となく経験上おわかり頂けるのではないか、と思います。

もちろん失敗したくない気持ちは分かるのですが、初めての分野なのに、基本的にはそもそも知識も経験もないのに、失敗する確率が0になる、ということはあり得ないのです。そして、その際の判断の指標が「なるべく価格重視」で選べば尚更です。何故なら、安いのは安いなり理由があるからです。その安い理由がまだ分からない段階で手を出せば、より失敗する確率は上がりますよね?

現在、現行普及価格帯スタンダード、要は定番がもう数千円〜1万円強出せば買えます。

最後に。「それでも日本ではChromebookって高いでしょ?8万とか10万超えのモデルが出てきて、高価格化してきた、って誰かが言ってた」

と思われるかもしれませんが、安心してください。

ここ最近、Googleが国内でもChromebookの普及に(特に教育市場向けに)かなり力を入れてきたこともあって、各メーカー、現行のスタンダードモデル(定番モデル)が実質2万円台〜実売4万円弱くらいでも購入できるようになってきました。

これらは今回触れたS330よりも処理速度も2倍弱早く、液晶もパネル自体が違って見やすく、またサポート期間も1〜3年ほど長くなります。何より、最新モデルということもあって、基本的に全体的な完成度も上がってきています。

はじめの一歩にオススメなのは、基本的にはこうした定番中の定番です。何故なら定番には定番である理由があるからです。基本的に一番失敗が少ないのも、結局は定番だったり、スタンダードなモデルなんですね。

ネットを眺めていると、せどり関連の人々が「失敗してもメル○リで売れば、うまくいけば買ったときより高く売れることもあるし、損しない」と薦めているのを目にします。

そして、実際にメ○カリに限らず、そうしたサイトではこのS330もかなりの数が、市場価格以上の価格設定でたくさん出品されています。そして、何故か買われています。

だから安心、と言う意味ではありません。なぜそれだけ多くの人がS330を、新品未使用や、ほぼ使用していない美品の状態でそれだけ出品しているのか。その理由を想像してみてほしいのです。

いま、Chromebookが少しずつですが、国内でも話題になってきてきます。だからこそ、せっかく興味を持たれた人には、出来ればそうした失敗をしてほしくありません。私はChromebookを愛用しています。もちろん好みや相性はあります。だから、誰もが気にいるとは勿論考えてはいませんが、それでも、最初から相性が出やすい、癖のあるモデルを使って「なんとなく使いにくい」「結局ほとんど使わなくなった」といったイメージを持ってほしくないのです。

上から目線だと感じられたら、ごめんなさい。よくある典型的な口うるさいマニアの余計なお節介だと思われたかもしれませんが、なにか一つでも参考になれば嬉しいです。

また、「じゃあどのモデルがオススメなんだよ」と思われた方もいると思います。そういう方は、もちろん今まで書いたほかの記事をお読みいただいても良いですし、またTwitterお問い合わせフォームからお気軽に質問いただけたら、と思っています。

最後に念の為触れておくと、このS330というモデルがダメという意味ではありません。このモデルを価格をきっかけに購入して、実際に気に入って愛用している方も何名か知っていますし、また実際に悪いモデルではないのです。

ただ、このモデルが国内での発売当初の2年近く前の時点で既に最新モデルではなく、当時から2万円を切った価格で販売されていて、その当時から「人を選ぶ」と言われていたモデルであることは、もっと多くの方に事前情報として知っておいてほしいな、と思っているのです。好みの分かれやすい、そしてスタンダードモデルよりも相性の出やすいモデルであるだけに、何も知らずに価格だけで選んでほしくないな、と思って今回の文章を書きました。

最近はスタンダードモデルが数年前に比べると遥かに求めやすい価格になってきました。もちろん初めての方には、何がスタンダードか分かりにくい、とは思いますが、「Chromebookは低スペックで安くてもサクサク」という言葉を過度に意識しすぎずに、最初の一台を探してみてほしいな、と思っています。

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現在発売している書籍は下記の5冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

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「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

「100人いれば100通りのChromebookとの付き合い方がある。それぞれの365日がある。いろいろな人の、いろいろな形の、いろいろな365日を眺めてみたい。」

そんな想いから2018年後半から季刊ペースで出しているのがこちらです。この本は「実際にChromebookを使っている(もしくは興味を持っている)ユーザーたちで作り上げる会報誌」です。

毎回事前に寄稿者やアンケートの回答を募り、それらをまとめて作っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。

セールで頻繁に2万円を切る(1.5万円前後)になるLenovo Chromebook S330は本当にオススメなのか。

私がLenovo Chromebook S330を、初めて使う方にオススメしづらい理由。

では「私はAndroidアプリは一切使わない(期待しない)」という人に薦められるか。

Lenovo Chromebook S330はここで挙げたような事情をすべて分かった上で買うようなモデル

現在、現行普及価格帯スタンダード、要は定番がもう数千円〜1万円強出せば買えます。

  • セールで頻繁に2万円を切る(1.5万円前後)になるLenovo Chromebook S330は本当にオススメなのか。
  • 私がLenovo Chromebook S330を、初めて使う方にオススメしづらい理由。
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