Lenovo ThinkP 13 Chromebookを外で使う頻度が上がったこともあり購入したELECOMの「のぞき見防止フィルター」。その後数日使ってみたのですが、現時点では私の眼では少々厳しいな、という結論に至っています。
確かにのぞき見防止の効果はあると思います。ただ、常時付けっぱなしは、覗き見されるストレス以上に、つけていることで見えにくくなることのストレスのほうが私にとっては大きかったです。
フィルターによって視野角が狭くなり、正面以外が暗くなるのは仕方ないというよりも、むしろそうなってもらわないと困るのですが、正面から見た場合も暗くなります。それは構わないのです。慣れてくるだろう、と思っていましたので。
ただ、正面から見ても画面全体で右側と左側、中央部分で色味がだいぶ変わってしまうのは、短時間であればそこまで気にならないとは思うのですが、長時間になると眼が辛くなってきます。もともとキーボードの打ちやすさや処理速度の快適さから長時間外で作業することも多くなるくらい使い勝手の良い点が魅力のThinkPad 13 Chromebook。LCDパネルをIPS方式に変えた際に明るさが若干落ちたのかもしれませんし、そうしたことの影響もなくはなりと思いますが、少なくともこのモデルとの相性はあまり良くはありませんでした。
そしてもう一点。これは前回レビュー時にも触れたのですが、このパネル、きちんと液晶面と密着していないと、密着していない部分の文字がボヤケるのです。
今回、最初はベゼルを外して直貼りを考えていた私ですが、思った以上に前述のように見難くなるため、結果として取り外しのしやすい「フィルタースライドタイプ」を選びました。
確かに説明にもある通り、「画面が見づらくなる」ことは多少は覚悟していたのですが、特にこのシールで固定されない上辺が隙間ができやすくなるため、メニューバーなどの文字がボヤけてしまうのです。これが意外と私にとってはストレスになってしまうようで、本当に見やすさを重視させるのであれば、普段の色味の左右差を我慢しても常時貼り付けてしまったほうが良くなります。
とはいえ、全く今後、のぞき見防止フィルターが必要なくなる、というわけではないと思うので、普段はフィルター自体を外した状態で別途(その日必要だと思えば)持ち歩き、必要に応じてその状況にある短時間だけフィルターを使う、というパターンにしようかな、と考えています。
もともとハッキリした画面映りが好きなことも影響していると思いますし、慣れればそれほど気にならないかもしれませんが、現時点で打ちやすさと使いやすさ、快適さが大きな魅力であるLenovo ThinkPad 13 Chromebookにおいては、それを犠牲にしてまでこのフィルターを使う意味が見いだせなかった、ということだと思います。きっと悪くはないんでしょうけどねぇ。