先日記事にしたばかりですが、そのときには公開した直後に既に売り切れておりまして(10分持ったかどうか‥)その後かなり多くの方にアクセスしていただいたのに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
で、その後も不定期にこのモデルが突然$499でAmazonに登場しています。私が把握している限りでは、
- 4月22日 22:00頃 Fiesta Redが突然登場。15分程度で売り切れに。
- 4月23日 18:10頃 Fiesta Redが再度登場。10分程度で売り切れに。
- 4月26日 18:00頃 Mercury Grayが登場。21:00頃売り切れに。
- 4月26日 22:00頃 Fiesta Red、Mercury Grayともに在庫復活。23:00頃売り切れに。
- 4月29日 03:00頃 Mercury Grayが復活。明け方には売り切れに(いつまであったかは不明)。
- 5月01日 13:00頃 Mercury Grayが復活。翌日の10:00過ぎに売り切れに。
- 5月06日 22:30頃 Mercury Grayが復活。23時過ぎに売り切れに。
- 5月07日 23:00頃 Fiesta Redが久しぶりに復活。23:40頃売り切れに。
- 5月08日 01:00頃 Fiesta Redが復活。10分程度で売り切れに。
と9回登場しています。
今回の突然の値下げ、発端は恐らくSamsung公式が$499で販売し始めたことだと思われます。それに追随する形でAmazonも(セラー販売分ではなくAmazon販売分)をタイムセール的に一時的に値下げした。ただ、B&HやBestBuyなどのその他の量販店等ではその後も変わらず、ここ最近の相場である$799のままでした。またSamsung公式もRedが売り切れており、既に$799に戻っていることから(Grayは$499)そろそろ価格が戻って落ち着くのではないか、と読んでいたのですが、その後も意外とコンスタントに復活はしているようです。
ということで、正直今後もこの価格で時々出てくるのか全く読めませんし、その都度リアルタイムで発信できるわけではない(文章を作成している間に売り切れたり、その直後に復活したり、と追いつかない)ので、ここ数日はTwitterで見つけ次第発信しています。ただ、ブログを中心にお読みいただいている方もいると思いますので、このページをベースにして、再登場することがあれば、このページをPush 7でもお知らせしようかと考えております。って、そう書いた途端に、この後一度も復活しない可能性もありますが。
ということで、それぞれのリンクはこちらです。
- Samsung Galaxy Chromebook (256GB Storage, 8GB RAM), Mercury Gray
- Samsung Galaxy Chromebook (256GB Storage, 8GB RAM), Fiesta Red
Samsung Galaxy Chromebookについて。
モデル自体は2020年のCESで発表され、4月に発売されたものになります。当時の発売価格は$999(現在の相場は$799)、自動更新ポリシーは2028年6月となっています。
特長としては、第10世代CPU(Core i5)を搭載。13.3”の4K AMOLED Display (最大解像度 3,840 x 2,160)の鮮やかな液晶パネルを採用、指紋認証やEMRペン内蔵など要所もしっかり押さえつつ、本体の重さが約1.04kgと非常に抑えられているところが特長です。薄く、またFiesta Redなどはキーボードの色も鮮やかな赤など、Chromebookの中でもなかなかに尖ったモデルとも言えます。
Samsungは2011年、最初にChromebookを出したメーカーのひとつ。Chromebookでも一般的な仕様のモデルも出しながら、以前話題になったSamsung Chromebook Plusのように、GoogleのPixelbook的なプロトタイプのような尖ったモデルも随所に織り交ぜてくるのが特長(実際、Pixelbookが出る前までは、Samsung Chromebook PlusがPixelbookとなるのではないか、といった話もあったくらい)です。
こうしたモデルを出す度にChromebookユーザー以外からも話題になり、まだ国内で普及していない時期にもこのモデルだけは話題になる、といったこともありました。それくらい、見た瞬間「理屈抜きに欲しい」と思わせてくれるものを持っていると感じています。
ただ、その反面、その尖った仕様から、思わぬ欠点もあり(欠点も魅力、個性とも言えますが)例えば今回のGalaxy Chromebookであれば、4K AMOLED Display (最大解像度 3,840 x 2,160)を採用したことが影響してか、Chromebookとしては珍しい、バッテリー持続時間が4~5時間程度に抑えられてしまっているところ、また非常に薄く軽い筐体であることから、排熱性という点でも、本体自体が熱くなりやすい、という欠点もあります。その辺りをどう捉えるかによって、このモデルの評価が変わってくるのかな、と感じます。
そうした事情もあってか、その前のSamsung Chromebook Plus/Proの時も、このGalaxy Chromebookの時も、その後後継モデルとしてV2、2といったモデルが出ていますが、これらは価格も抑えつつ、こうしたインパクト、尖った部分がだいぶ削られて、丸くなった、その分汎用性の高い、実用的なモデルとして販売されています。この辺りは好みが分かれそうですね。
ただ、その分他のメーカーには出せない、まさにSamsung、といった感じのモデルでもあり、こうしたモデルは個人的には是非手元に置いておきたい、使ってみたい、という気持ちも非常に強いです。そんなモデルであるだけに、今回の$499は非常にインパクトがありました。
あと、気になる点としては、これは毎回触れていますが、現時点ではSamsungのChromebookは北米事業部独自のプロジェクトのため、基本的に北米市場以外での利用を想定していませんし、そのための設計もしていません。まぁ基本的に特殊なパーツを使っている、というわけではないので、特にそうした問題はないのですが、サポートは北米市場のみですし、またそもそも日本で使うことを考えていないため、技適マーク(技適認証)なんてことまで考えていません。(ただ、使っている通信モジュール自体は他のChromebookと同じものの可能性も高いため、基本的に問題ない場合も多いのですが)まぁ、「技適マークを底面や別紙などでわざわざ触れるような気の利いたことはしないよ」ということです。
そうしたマイナス面を含めて考えてみても、それでも私たちChromebookユーザーの気持ちを掴んで放さないのがSamsung Galaxy Chromebookの魅力とも言えます。
今回の$499での販売は正直ここまで来ると、いつまで行われるのか、再入荷があるのか、など全く読めません。気になる方は、コマメに商品ページを更新してチェックしておくか、見つけ次第躊躇わずに確保するなど、ある程度意識する必要があるかもしれません。