[かぶ] Travel lighter , work faster. ASUSの新モデル Chromebook 12 C223がASUS USサイトに登場。

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[かぶ] Travel lighter , work faster. ASUSの新モデル Chromebook 12 C223がASUS USサイトに登場。

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2018年に入って各メーカーから新しいモデルが続々と発表される中で、沈黙を保ってきたのがASUSです。昨年新モデルを出してきたこともあって、もし出るとしても今年末~来年初めくらいかなぁ、と思っていたのですが、先日より噂になっていたモデルがUSサイトに登場しました。

ASUS Chromebook 12 C223 | Laptops | ASUS

Chromebookはここ最近、Androidアプリ対応、Linux対応をはじめ、本体もConvertibleやDetachable、Tabletと次々と新しい機能、新しい形が出てきました。その分、今まで関心を持たなかった層にも届くようになったのか、日本でも話題になることが多くなってきた気がします。それはとても嬉しいことです。

ただ、その中で従来のシンプルなChromebookの良さというものを求める方も多いのではないか、と思っています。ハイスペック、多機能でなくても良い。価格的にも求めやすく、シンプルで、手軽に使える従来のクラムシェルタイプのChromebook。探してみると意外とないんですね。

そんな中で今回ASUSが出すのは Come back , simple Chromebook. とも言えるような11.6インチのシンプルで軽量なクラムシェルタイプのChromebookでした。

Specificationsから私が気になった(気に入った)部分を太字で挙げてみると、

ASUS Chromebook 12 C223
Processor Intel® Celeron® Dual-Core N3350 Processor, 1.1 GHz
(2 M Cache, up to 2.4 GHz)
Memory 4GB
Display 11.6″ (16:9) LED backlit HD (1366×768) 60Hz Anti-Glare Panel with 45% NTSC
Storage 32GB eMMC
Card Reader Multi-format card reader (SD/SDHC/SDXC)
Interface 1 x COMBO audio jack
2 x Type C USB3.0 (USB3.1 GEN1) support display & support power delivery
1 x Type A USB3.0 (USB3.1 GEN1)
1 x micro SD card
Dimensions 286 x 199 x 17.25 mm (WxDxH) (w/ 2cell battery)
Weight 999 g with Battery

CPUはここ最近で発表された各メーカーのモデルで採用されることの多いIntel Celeron N3350です。ただ、どうしても耐衝撃性と耐水性に優れた(特に教育市場向けを想定)モデルが多いため、国内で今回のような薄くて軽いモデルで探すとなるとだいぶ前のモデルを探さざるを得ませんでした。

一応現行ではHPが11 G6 EEというモデルでこのタイプを出しています(同じくN3350を採用、重さは1.02kg)が、HP自体がまだ日本での展開の予定がないこと、また日本での入手が(HPは比較的直送不可が多いので)難しいのが悩みでした。(今回のHP Chromebook x2も未だに入手はほぼ、日本直送、転送不可のBestBuyのみという現状。)

となると、日本での入手のハードルが低いメーカーとなるとASUSとAcerになるのですが、両社ともここ最近こうしたタイプのモデルを出していないので、どうしても広がりません。実際HP 11 G6 EEって(HPのこのGシリーズは6とあるように定番モデルなのですが)「言われてみればあったな」というくらいで日本にいるといまいち知名度が低い気がしています。

そうした中で今回C223がリークの時点で日本でも一時それなりにとはいえ話題になったのは、日本でもこのタイプのモデルを求めている層がいる、ということだと思うんです。シンプルで軽いクラムシェルタイプ、その分価格も控えめで気軽に持ち歩けるChromebookを、です。

今回モデル名は「Chromebook 12」ですが、液晶サイズは11.6インチ(解像度1366×768)です。Anti-Glareなのも鮮やかさはなかったとしても文章入力やWeb閲覧等がメインであればありがたいところです。実際持ち運ぶことを考えると最初からAnti-Glareなのは魅力だと思っています。

microSDではなくSDカードリーダーなのも、Chromebookにおける外部ストレージの用途を考えるとアリなのではないか、と思っています。現時点ではアプリやアプリのデータ等の外部ストレージ活用は難しいので、どうしても画像や映像、PDFなどのデータの活用がメインになります。であれば、デジカメでSDメモリを使っていてそのまま読み込ませたい、という方もいると思います。

(microSDカードリーダーでした。申し訳ありません。)

また、USB-Cが左右後方にそれぞれ1つずつ、映像出力や充電(USB-C PD)も兼ねていますが、薄く軽くしながらもUSB-Aを残してくれたのが嬉しいです。いくら薄く、軽くなっていても、マウス等を使いたい方にとってはBluetoothの相性が残る現時点ではUSBドングルが使えるのは助かりますし(間に変換アダプターを入れると出っ張ってしまうので)、他にもUSBメモリを使いたい(USB-Aで)、など使用頻度は高いと思います。

さて、冷静になってみればここ最近発表された様々なモデルに比べると尖ったところがないとも言えるのですが、それでも2500字近くも書いてしまうのは、冒頭でも触れましたが今、こういうシンプルで素直なモデルがあまりないからなんです。ちょうど昨日DELL Chromebook 11 3180の2回目のレビューを書きましたが、

デル株式会社からお借りしているChromebook、11 3180 Educationのレビューの2回目です。日本で展開している4メーカーの現行モデルの中では特筆すべき点が無さそうにも見えるこのモデル。Chromebookに必要なものは何か?削れないものは何か?といったことを突き詰めていく中で残ったもの。単純にスペックを比較しただけでは分かりにくい、このシンプルさこそが特長であり魅力ではないか、と思っています。

ここでも触れた「Android One的な何も加えない素直さとシンプルさが個性とも言いたくなるようなモデル」の2018年版というのがあれば良いのになぁ、と思っていたところだったのです。

デルの3180は文教法人向けと考えればサポート体制諸々も含めて充分に魅力的なのですが、個人で検討するとなると「税込48,578円」が結構ネックになってくると思っています。

先ほど触れたようにHPが以前からこのタイプは得意としているのですが、日本での入手のハードルが高い。その上、現時点での日本での発売は可能性が低いと思っています。となれば、既に日本で展開、しかも個人向け市場もしっかり考えているASUS JAPANに期待したいところです。

まずは日本発売を前提として、現時点で空白になっている3万円台前半を期待したいな、と勝手に思っています。まだ発売が決まってもいないどころか、海外の価格すら出ていない状況ではありますが、ここは強引にでも期待したい。出してください、ASUS JAPAN。とりあえず私、買うから

日本で発売されたら、私の中では先日寄稿した「Chromebook通がおすすめ!日本で買えるChromebook8選【2018年版】 | mybest」で自信を持って勧められる一台になると思っています。

ということで、続報を楽しみに待ちたいと思います。

あ、忘れてた。

折角キーボードが左右一杯まで綺麗に配置されているようなので、日本語キーボードも是非Enterキーが詰まっているようなことがないように、お願いしたいと思います。ここ、大切。

追記:2018年9月18日 更新

米国では9月中旬に入り発売されました。早速入手しましたので、レビューしています。

あなたには今も付き合いのある「幼馴染」や「古くからの友人」がいますか?今思い浮かんだ彼(彼女)は完璧な、非の打ち所のない人でしょうか?そんなことはないですよね?そしてそれが理由だから、でもないはず。突然何を言い出すのかと思われたかもしれませんが、今回海外で発売されたASUS Chromebook 12 C223NAについて考えたとき、私はそんな「気のおけない」、腐れ縁のような、けれどどこにでも一緒に行けて気を使わなくても良い、そんな相手が浮かびました。ということで、第一回目のレビューです。