[かぶ] 日本エイサーが発表した「再生プラスチックを使用したサステナブルなVeroシリーズ」、むしろ本命は液晶モニターBR7だと思う。

*2023年(令和5年)10月1日からステルスマーケティングが景品表示法違反となる、所謂「ステマ規制」が施行されました。当ブログの方針についてはこのサイトについてをご参照ください。

*当ブログではGoogle Adsense、Amazonアソシエイト等アフィリエイト広告を利用して収益を得ています。収益はこのブログの運営維持のために充てさせて頂きます。

[かぶ] 日本エイサーが発表した「再生プラスチックを使用したサステナブルなVeroシリーズ」、むしろ本命は液晶モニターBR7だと思う。

シェアする

2022年8月2日、日本エイサー株式会社が「再生プラスチックを使用したサステナブルなVeroシリーズ、6機種をコンシューマー市場向けに発表」したことを先日文章にしました。

サステイナブルとか環境問題と聞いて、どんな印象を持ちますか? 正直、いまいちピンとこないというか、イメージしづらい方も多いと思うんですね。何となく環境に悪いとか、何かの話で海洋プラスチック問題の...

そちらでは主に今回のサステナブルなVeroシリーズの方向性や、発表されたWindowsノートPC、Aspire Vero、TravelMate Veroシリーズについて感じたことを書きました。

このWindowsノートPCについては「とても共感するし、惹かれるけれど、買うのにはちょっと躊躇する」と言ったのですが、個人的に改めて考えてみると、同時に発表された同じVeroシリーズのスタンダードモニター、BR7が実は結構魅力的なのではないか、と感じましたので、ちょっと今回取り上げてみようと思います。

本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用したサステナブルな液晶モニター、Acer Vero BR7。

ノートPCのほうはキーボードキャップに50%、トップ・ボトム・スクリーンベゼル・操作面に30%のPCRプラスチック(再生プラスチック)を使用しているのですが、こちらの液晶モニターは本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用しているそうです。

価格は23.8インチが26,980円、27インチが29,800円

現在予約受付中で、発売は2022年8月19日です。

簡単な性能、というかスペックについては後で少し触れますが、今回はどちらかというとそうした細かい部分での他製品との比較や分析、といったレビュー的なものではありません。

このサイズのスタンド付き液晶モニター自体の必要性や選択の難しさ、その中で何故このモデルが魅力的だと感じたのかについてを中心にこの後書いていきます。

まず最初に大切な質問。「このサイズの液晶モニターって普段使ってますか?」

で、このサステナブルな付加価値については後述するとして、とりあえず単純に液晶モニターとして考えたときに、まず最初に思い浮かぶことがあります。それが、

普段このサイズ(20インチ超)のスタンド付きの液晶モニターって使ってますか?

ということなんです。

私のような自宅でPCを使った作業、仕事を毎日しているような、またPC自体が趣味のような人間は別として、今ってどのくらいの人が、自宅に専用のPCデスクを持っていて、そこに敢えてこのサイズのスタンド付きの液晶モニターを置いているんでしょうか?

これ、結構興味あるんですよね。

というのは、最近は職場でもノートPCが主流のようですし、このご時世でこの2年ほどは自宅でのリモートワークが増えて、多少状況は変わってきたかもしれませんが、それでもやっぱり仕事はノートPCを使っている人が多い気がするんです。

となると、一応作業用のデスクもあって、更にこのサイズの液晶モニターまで用意している人ってまだまだ少ないんじゃないかなぁ、と。

とは言いながらも、そんな自宅での仕事も増えてきたことで、もしかしたら最近は液晶モニターの需要も増えてきているのかもしれません。やはり長時間の作業、となると、ノートPCって結構負担が大きいからです。

実際カフェなどで作業している人を見ても、結構多くの人がノートPCの下に、画面とキーボードを持ち上げる、角度を付けるためのスタンドを使っていたりします。

人によっては全然気にならないかもしれませんが、ノートPCの小さな画面、しかも目線を落としての作業というのは、首や肩にかなりの負担をかけますし、ストレートネックによる頭痛などの原因にもなります。それに、やはり自宅で長時間作業をするのであれば、デスクトップPCは要らないけれど、画面はある程度大きいほうが・・という方もいると思うんです。

あとはお子さんですかね。自宅に持ち帰ってリモートで授業や課題に取り組むことも増えたと思います。となると、子どもだとそれ程辛くないかもしれませんが、でも学習机もあるのであれば、もしかしたら大人以上に液晶モニターを用意できる環境は整っているかもしれません。

とはいえ、大きな悩み。「どんな液晶モニター買ったら良いのか分からない」ので、何となく先延ばしにしてる。

とはいえ、結構難しい問題でもあると思うんです。それが、

「どんな液晶モニターを買ったら良いのか分からない」

んです。

実際それなりに場所取りますし、失敗してもそう簡単に買い換える訳にもいきません。

でもネットで探しても「液晶モニターおすすめ30選」とか、選別してるのかどうかも分からない単なる並べただけのまとめサイトばかりが出てきたり、有益で信頼できそうなサイトが出てきても、結構難しい単語や数字が出てきてイマイチ良く分からなかったり、そもそも予算的に難しかったり。

実際、PCが趣味で、Windowsも3.0から使っている私でも、正直細かい違いなんて分かりませんし、今使っている30インチ超の4Kモニター、そろそろ買い換えたいんですが、良い候補が見つけられずにいます。

となると、面倒くさくなっちゃうんですよね。

そんな必須でもないし、ノートPCだけでも作業できちゃうわけで、その方が楽だし。

となると、結局先延ばしにしちゃってる、という方も多いんじゃないかと。

って、ここまで長々と書いてくると、まるでこの文章もそんな「おすすめ液晶モニター」みたいな気がしてきちゃうんですが、ごめんなさい、別にそういう意図はなくて、単に私自身が文章入力しながら考えまとめるタイプなだけです。

ということで、ふと考えたときに、実は今回のVero BR7って意外とアリな選択肢なんじゃないかな、と思ったんです。その1つが先ほど「後述する」とした付加価値である「本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用しているサステナブルな液晶モニター」という部分です。

サステナブルなんて普段意識することはあまりないんだけど、意外とこういう時の選択の理由としてアリだと思ってる。

だって、正直なところ、液晶モニターなんて、多くの人にとっては(プロが仕事で目的が決まっていて使うのでない限り)細かい部分の性能なんてそこまで違いはないからです。

いや、無いわけじゃ無いけど、そんなに大した問題じゃないと思うんですね。余程のハズレでも引かない限り。

で、余程のハズレ、という意味では、良く分からないメーカーのいつ発売されたのか分からない製品をAmazonか何かで価格だけで選びでもしない限り、引くことはそれほど無いと思っています。

であれば、むしろこういう「本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用している」みたいな、そんなことを理由に選ぶのって意外とアリなんじゃないかと思うんです。

別にそれで突然地球の環境が劇的に改善される訳じゃないけれど、ちょっとだけそうした問題に意識を向けるきっかけにもなる。

あと、単純に、私、この再生プラスチックお馴染みの斑な表面の色合い、結構好きなんですよ。

この再生プラスチック的な斑感、良いと思いません?

最近似たようなデザイン、色味の製品ばかりの中で、この感じ、良いと思うんです。

そして、私、冒頭で触れた前回の文章で、同時に発表された(むしろメインの)WindowsノートPCに関しては「とても共感するし、惹かれるけれど、買うのにはちょっと躊躇する」としました。

それは、やはりメインで毎日触れるツールとしては、ちょっと今回の第一弾のモデルは色々惜しい点が多いからです。

だから、単純な「キーボードキャップに50%、トップ・ボトム・スクリーンベゼル・操作面に30%のPCRプラスチック(再生プラスチック)を使用したサステナブルなノートPC」という付加価値だけでは厳しいと思っています。

でも普段そこまでメインではないけれど、あると重宝する自宅用の液晶モニターなどであれば、別だと思うんです。これだとそこまで違いが出しにくい分(繰り返しますが、プロ用途であったり、こだわりにこだわるなら別です)、こういうのは差別化になってくる

実際にそういう視点で眺めてみると、今回のこのBR7、エイサーのモニター製品群の中では「スタンダードモニター」に分類されるのですが、見た限りでは、そうした「普段からバリバリ自宅でデスクトップPC使って作業する」ような人でなければ十分なスペック、機能だと思うんです。

この価格帯ってゲーミングモニターもありますが、ゲーミングモニターだと応答速度の問題もあるので、液晶パネルがVAだったりするんです。でもこのBR7はノートPCでも判断基準の1つとなる、比較的好まれる方の多いIPSパネルです。

非光沢だし、解像度も普通に使うならFHD(1920x1080)で十分です。というか、このくらいの液晶サイズだとそれより高解像度になると、却って小さくなってしまって見にくいと思います(まぁ解像度自体は下げれば綺麗に映る、というのはありますが)。

で、ベゼルも細いので、野暮ったさもなければ没入感もありますし、並べて使っても見やすい。更にピボットにも対応してるので90度回転させれば縦長の液晶モニターとしても使えます。

で、価格も3万円切り(27インチで29,800円、23.8インチで26,980円。ここから更にエコ割で10%オフ。)です。

ということで、既にだいぶ長くなっているのですが、ここからが実は本題です。

この液晶モニター、

Chromebookユーザーに良いと思いません?

入力端子にUSB-Cがないのは惜しいけれど、この辺りのバランスだとChromebookと相性が良さそう。

まぁ私自身がChromebookユーザーだから、というのもあるんですが、

ちょうど良い按配なんです

私、Windows PCやMacBookも使っているんですが、その辺りだと多分PC本体自体もそれなりに良い液晶使ってたりすると思うんです。特にMacBookユーザーなんて、下手な外部液晶使うくらいなら本体の液晶使いたいんじゃないかと。解像度考えても。

あと、Windows PCでも仕事等で使うとなれば、それなりにハイスペックのものだと思うんですが、それだと外部出力もそれなりに高解像度で出しても問題ない(高負荷にならない)場合もあるんじゃないかと。もちろん使っちゃダメとかこのモニターの性能が悪い、って訳ではありません。

Chromebookは世間一般的には「低価格低スペックでもサクサク動く」と思われているように、多くの方は他OSのPCで見れば「そこそこ、程ほど」のスペックのモデルを使ってると思います。

この数年で国内でもChromebookの知名度もだいぶ上がってきたな、と感じます。 一番大きいのは全国の学校での導入だと思うのですが、そうした話題がきっかけで個人でもChromebookを試して...

そうすると、PC本体の液晶も「そこそこ、程ほど」なんです。

更に言うと、どうしてもその低スペックが足を引っ張ってしまって、FHDよりも上の解像度で出力すると高負荷状態になってしまってモタつきが発生したり、最近のMediaTek製のプロセッサーを使ったChromebookだとそもそもFHDが上限(少し古いものだとFHDすら出せない)ものもあります。

それだと、ちょうどFHD(1920×1080)辺りの解像度のモニターがちょうど良いんです。

唯一惜しい点としては、出力端子にUSB-Cがないことです。

ChromebookでHDMI端子の付いているモデルって結構少なくて、大抵USB-C出力になってしまうので、このモニターを使う場合にはto HDMIかto DisplayPortの変換アダプターか、USB-Cのハブ等が必要になってきます。

あともう一点、私的にChromebookが良い按配、と思う理由は、私の勝手なイメージなんですが、こういうサステナブルとかエコ的なコンセプトって、(実際にエコかどうかは別として)OSの思想、システム的にシンプルでクラウドベースで手軽で身軽で気軽なChromeOS端末と相性が良いような気がするんです。

実際、前述の前回の文章でも「Chromebookで出てくれればなぁ」と書いています。

ということで、先日私はちょっと「ChromeOS端末3台で作る私の妄想環境」みたいな文章を書きましたが、

これは完全に妄想の話なので、お時間のある方はお付き合い頂けたら、と思うのですが・・ 実は少し前にあるモデルのレビューをした頃からイメージしていた1つの形がありまして。 Twitterではそ...

あれはちょっと極端だとしても、あちらで紹介したような、そこまで大げさではない、幅90×48センチくらいの木目のインダストリアルな感じのデスクに、この「本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用したサステナブルな液晶モニター、Acer Vero BR7」だけを載せて、

他は観葉植物をちょっと置くくらい。で、普段はChromebookのみを自宅でも出先でも使いながら、ちょっと腰を落ち着けて作業したいときだけ、このデスクに向かって、この液晶に繋いで作業する。なんか良い感じじゃないですか?

あ、単に「勘違いしちゃった意識高いだけの奴」みたいなこと言ってますか?

ということで、結局は私の妄想環境第二幕になっちゃいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

ということで、そんな私の先ほどのような妄想環境は、実はその一翼を担うはずだったモデル(今回アウトレットセールで終売となったもの)がアッサリ今日完売になってしまいまして。

また実際問題としてここから更に3台用意するのはなかなかハードルが高いので、むしろ今手元にある、富士通のFMV Chromebook(これ、HDMI端子もあるから嬉しい)と組み合わせて、この妄想環境第二幕をちょっとやってみたいかな、と本気で考えております。

ただ、そのためには今あるスタンディングデスク+αで先ほどの90×48センチ程度のスペースを自宅の部屋に確保しなければいけないわけで、その辺りはちょっと悩ましくはあるのですが・・。

でも良いなぁ。やりたいなぁ。今まで以上にChromebookでの作業捗りそうだし、何より気分上がりそう。(流石に今ある前述の4KモニターだとFMV Chromebook、若干息切れしちゃうんですよね)

とりあえず現在予約受付中で、発売は2022年8月19日なので、そこまでこの妄想を楽しみたいと思います。エイサーの公式ストアだとエコ割で10%オフにはなるんだけど、家電量販店やAmazonでも販売あるのかな・・。

私的には、メインの環境は別にあって、これはChromebook+先ほどの妄想環境で使いたいので、それだとあまり大きくても悩ましいので、23.8インチのほうが良いかな、と思ってます。

スポンサーリンク

本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用したサステナブルな液晶モニター、Acer Vero BR7。

まず最初に大切な質問。「このサイズの液晶モニターって普段使ってますか?」

とはいえ、大きな悩み。「どんな液晶モニター買ったら良いのか分からない」ので、何となく先延ばしにしてる。

サステナブルなんて普段意識することはあまりないんだけど、意外とこういう時の選択の理由としてアリだと思ってる。

入力端子にUSB-Cがないのは惜しいけれど、この辺りのバランスだとChromebookと相性が良さそう。

ということで、結局は私の妄想環境第二幕になっちゃいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

  • 本体の約65%にPCR(再生プラスチック)を使用したサステナブルな液晶モニター、Acer Vero BR7。
  • まず最初に大切な質問。「このサイズの液晶モニターって普段使ってますか?」
  • とはいえ、大きな悩み。「どんな液晶モニター買ったら良いのか分からない」ので、何となく先延ばしにしてる。
  • サステナブルなんて普段意識することはあまりないんだけど、意外とこういう時の選択の理由としてアリだと思ってる。
  • 入力端子にUSB-Cがないのは惜しいけれど、この辺りのバランスだとChromebookと相性が良さそう。
  • ということで、結局は私の妄想環境第二幕になっちゃいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。