紆余曲折を経て先日ようやく入手した英語キーボード版のASUS ZenBook 3(UX390UA)。キーボードに慣れる目的もあって、ここ最近意識的に持ち歩いているのですが、WindowsにはWindowsなりの良さや魅力もあるな、と感じています。
それはChromeOSと比べてどちらが良いとか優れている、といった話ではなくて、似ているようで全く異なる性格を持つOS同士です。並行して使うと時々感覚の違いに戸惑うことはありますが、それはそれで楽しみつつ、それぞれの特異とする方面で活用していきたいな、と思っています。
このZenBook 3を入手するまでには、前述の紆余曲折にも様々ありまして、その中にはこのモデルにするか、Chromebookと同じLenovoの新作モデル、ThinkPad X270にするか、という悩みもありました。
ThinkPad X270 – 最新 12.5型ハイパフォーマンス・モバイル・ノートブック | レノボジャパン
今回は色々な条件が重なってZenBook 3を選びましたが、これはどちらを選んでいたとしても結局満足はしていると思っています。実際今、ZenBook 3自体大変気に入っているわけですし(ただ、間もなく発売されるのではないか、と言われているZenBook 3 Deluxeの存在が少々悔しくはありますが)
とはいえ、個人的には「少々物足りない点」というのもあるのです。そりゃ、挙げればどちらのモデルでもあるとは思うのですが、こればかりはLenovoが羨ましくなる点でもあります。それが豊富な純正アクセサリーやパーツ類です。
私は手元のThinkPad 13 Chromebook用に純正バッグや純正マウス、キーボードなどを別途買い求めてきました。これら純正アクセサリーの豊富さ、そして新作モデルが出ても継続して販売し、使い続けることが出来るこれらの製品というのはLenovoならではの魅力だと思っています。
ドッキングステーションを初めとした拡張性の高さ。
Lenovo ThinkPad – 日本で生まれ、世界的なブランドとなった ノートパソコン ThinkPad ドッキングデバイス | レノボジャパン
使うか使わないか以前に、ThinkPad使ってるなら手元に持っておきたくなってしまう「ThinkPad Stack」など、見ているだけで、想像するだけでワクワクします。拡張性の高さと弄れる楽しさです。
これがASUSのZenBook 3には、というよりもZenBookも含めたASUSの製品群にはないんです。とにかく純正アクセサリー類に乏しい。例えば今回のZenBook 3であれば付属する「Miniドック」を除けば、ASUS UNIVERSAL DOCKくらいのものです。しかもこのDOCK、DOCK本体よりも大きくて厚い付属のACアダプターを繋げなければ使えない、という惜しすぎる商品です。
レビューした際にも触れましたが、確かにZenBook 3の魅力の一つは「薄さと軽さの中に潜む想像以上の高性能という、アンバランスさ」だと思っています。
なんかもう、中身も外側もゴテゴテ加えずに、サラリと付属のスリーブに入れて鞄へ。どこでも取り出して、必要なことだけをサラリと行う。けれど待たされてイライラしている雰囲気もない。だってかなりスペック自体は余力残してますから。けれど欲張らない。
それは分かってはいるのですが、けれど時々、この似ているようで求められているものが全く違うThinkPadの、過去の資産も活かしながら、変わらず愛用し続けていける、という継続することの魅力に惹かれる自分がいるのです。そして、それがそのままZenBook 3のシンプルさという大きな魅力に、時々「少しだけれど物足りないな」という全く別の感情を抱かせてしまうときがあるんです。
ちょっと悔しくもあるのですが。
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