改めて「スタンダード」の凄さを感じています。
今回は私の定番腕時計の一つ、CASIO STANDARD DIGITALの話です。
やっぱりA158Wは素晴らしい。
CASIO STANDARD DIGITALの魅力については今まで散々書いてきました。
[腕時計] CASIO STANDARD DIGITAL が素晴らしい。
そして、最近はA500WAを専ら愛用していたのですが、久しぶりにA158Wを腕にしたんです。
ロングライフデザイン賞受賞といえばA168Wですが、私はこのカシオのベーシックスタイルを今に伝えるモデルとも言われているA158Wが好きです。
気負いがない分、とても心地よい。
長く愛され、販売されているモノにはそれだけの理由があります。このA158Wも同じ。気負っているところが全くない。腕にしていて、着けていることすら忘れてしまう一体感。Apple Watchのつけ心地が絶賛されている昨今ですが、昔からこんな心地よいフィット感の時計が日本にはあったんです。
その魅力の最たるものは、薄さ。
クオーツが世に出た頃、メーカーはこぞって如何に時計を薄く出来るか、薄く小さい腕時計の中にどれだけの機能やコンピュータを詰め込めるか、ということに真剣に取り組みました。薄さは正義だったのです。なぜなら、機械が入れば厚くならざるを得ない。薄い時計というのは未来の時計だったからです。
まったく飽きがこず、いつ見ても腕に馴染むデザイン。
これ、不思議なんですが、この21世紀の現代になっても長く生き続ける、時代の厳しい目の中を生き抜いてきたものだけが持つシンプルの極みなんでしょうね。
Apple Watchも確かに素晴らしいですが、CASIO STANDARD DIGITALのこのデザインと質感、決して悪いものではありません。いや、むしろこれを実売価格¥1,000-前後で販売できてしまうところにCASIOの恐ろしさがあると思います。
日本が世界に誇れる素晴らしい腕時計の一つです。
勿論先日購入したA500WAも非常に気に入っています。けれど、着けていて気負いがない、どこか目立ったところがない、というところではやはりSTANDARD、定番となるとA158Wになると思います。
その魅力は今まで散々書いてきたつもりでいたのですが、腕にすればするほどジンワリと魅力が増してくる時計。あ、これがいい、と思える良さと安心感。それが普通にホームセンターなどでも吊るされて販売されていて、買おうと思えばAmazonはじめ、まだ比較的手に入れられる、ということに、改めて感謝したいと思います。
これからも細く、長く作り続けて欲しい名品の一つです。