楽天モバイルのMNO回線であるRakuten UN-LIMITが4月8日から正式にサービス開始となりました。私は2月から無料サポータープログラムで参加していたのですが、思っていた以上に使い勝手が良かったのと、その際に非常に気に入った電話番号を選べたので、そのままUN-LIMITに移行しました。
無料サポータープログラム利用開始時に同社の端末であるRakuten Miniを購入しましたが、その時の印象や使い勝手については以前文章にしています。
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既にWhiteを持っている私ですが、あと1回線MVNO回線があること、2回線契約していることもあって、ちょっと端末単体もしくは追加のMNPに合わせて入手したくなってしまいました。
ちなみに私は元々楽天モバイルのMVNO回線を夫婦で合計2回線契約していました。MVNO回線からのMNPに関しては(MNPという事情もあってか)4月8日のサービス開始以降でないと手続きが出来ないこともあり、そのままにしていました。しばらくはそのまま使い続けていても良いのですが、折角なので今回その内の1回線を移行(MNP)してみました。
現在利用中の楽天MVNO回線からMNO(Rakuten UN-LIMIT)回線へ移行する。
MNPの手続き自体は簡単です。今まで使っていたメンバーズステーションにログイン、
すると先頭にデカデカと「移行手続きはこちら」というバナーが表示されます。(もしくは単純に楽天モバイルの申込ページから「楽天モバイル(ドコモ・au回線)の方」をクリックしてもいけます)
ちなみにサービス開始前等に事前に先行予約をしていた方はログインすると、
「楽天モバイル(楽天回線)への移行手続きはこちら」というバナーが現れるので、こちらをクリックすると申込画面になります。
現在利用中のプランと移行後のプラン、そして既にMVNO回線利用時に楽天MNO回線対応製品を使っている場合には下記のように「この端末ならSIMカードを差し替えるだけで移行後もそのまま使えるよ」といった内容が表示されます。特に持っていなかったり、保証外の端末の場合にはこの後の申込画面で端末も一緒に購入が出来ます。
また、現在付けているオプションで移行後も継続して使えるものと解約となるものが表示されるのですが、「楽天メール」がMNO回線移行後も継続利用出来るのは予想外でした。私の中では結構(メインのアドレスとしてではなく)重宝していたので、これは助かります。
で、一点注意が必要な部分が。下記の注意事項の最後の項目。
この部分ですね。
私、まさにこれに該当するのです。「無料サポータープログラム」からの移行が既に1回線あるため、今回のMNPが2回線目となります。となると、この注意事項をそのまま読むのであれば、1年間無料ではなく「プラン料金2,980円/月」が発生することになります。
あと、twitter等を眺めていると、既に無料サポータープログラムを利用している方の場合は既存のMVNO回線のMNPが遅々として進まない、とかそもそも契約が出来ない、とか複数回線の契約は無理、みたいなツイートもあったので、私もサービス開始から1週間、なかなか一歩が踏み出せませんでした。だって、1人1回線が基本だとしたら、私が重宝している無料サポータープログラムからの移行回線に影響が出る可能性(使えなくなったり、有料になったり)があるからです。それなら妻のMVNO回線はそのままMNPせずに使い続けた方が良い気もします。
でも今回はまだそれ程実例も上がっていなかったし、「まぁいいや、何か起きたらそれもそれでネタになるし」と思って、あっさり進めちゃいました。
私は今回は端末はセットでは購入しませんでした。前述のOPPO Reno Aがあるというのも理由にはあるのですが、今回は妻の場合はサブ回線として使う予定だったので、今使っているHuawei P30(SIMフリー版・楽天保証外端末)で使えないか、試してみたかったのです。
一応申込内容の確認画面では月額料金の2,980円が値引きされて0円になっているのですが、果たしてどうなるやら。これは一ヶ月後が気になるところです。
翌々日の午前中に、あっさりとSIMが宅急便で届いた。
さて、そんなこんなで4月14日の夜に手続きをしたのですが(この辺りはその時期Twitterでもツイートしていましたが)、ネット上を眺めている限りでは「手続きしたけどなかなか発送されない」という話を結構見かけていたのでのんびり構えておりました。そうしたところ、翌15日の夜には発送され、16日の午前中にあっさり届きました。
「まずは楽天モバイル対応端末でアクティベートしてからでないと動かない」などの情報も目にしながらも、その日仕事が休みだった妻のスマホ(P30)を借りて、早速移行開始です。スタートガイドの手順に従い、既に使っている私のスマホ(Pixel 4)上のmy楽天モバイルアプリから「転入を開始する」をタップします(下の画像の一番左。以下、左から順に時系列になっています)。
分かりづらいのですが、「転入を開始する(11:18)」→「MNP切替条件の画面(11:19)」で真ん中の「転入手続き中(11:20)」にステータスが変わりました。この時点でMVNO回線のSIMを入れてある妻のスマホが圏外になりました。
写真では時刻は11:32。この後、SIMを新しく来たMNO用のSIMに入れ替えています。
この間もアプリ上のステータスは変わっていきます。「開通中(11:29)」を経て、11:43には「開通済み」に変わりました。
スマホの電源を入れたところ、既にSIM 2に「Rakuten」の文字が。アンテナも立っています。
この時点で、楽天モバイルで購入した端末でない場合は手動でAPN設定を入れる必要がある場合があります。そのため、楽天モバイルでは先日楽天モバイルMNO用のAPN情報を公開しました。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/
で、私のP30は楽天モバイル販売モデルではないですし、前述のように動作報告例もほとんどなく、またProやliteでも手動でAPN設定を入れる必要があるといった情報も結構出ていたので、これから設定に苦戦するかな、と覚悟していたのですが・・
あっさり繋がっちゃったんですよ。何も設定する必要がありませんでした。勝手に4Gになり、この後触れますが、この時点で通話(発信・着信とも)も問題なく出来ました。
で、ネットを眺めていると苦戦している方も多かった「楽天Link」アプリのSMS認証も
数秒で届いてあっさり認証。普通に使えるようになりました。あまりにもあっさりし過ぎて却って怖いくらいです。
今回正式サービスは開始されましたが、国内の大半の地域ではまだ「ローミングエリア内」です。ローミングエリアではSMS認証が出来なかった(楽天エリアに入ったらSMSが飛んで来た)という話も結構出ているので、この辺り(単純にそれだけが理由ではないかもしれませんが)影響しているのかな、と思います。
で、気になっていたのが元々「無料サポータープログラムから移行させた1回線目」が表示されている「my楽天モバイル」アプリ。基本的にこのアプリ、楽天IDでログインするため、複数回線になった場合にどうなるのか気になっていたのです(1人1回線的な空気も漂っていたので)。で、開通直後は上記のように私の「無料サポータープログラム」の回線の情報しか表示されなかったのですが、その日の夕方には、
アプリ上の電話番号から2つの回線を切り替えて確認出来るようになっていました。
気になる点。「楽天Link」アプリと端末の相性か、電話着信時にバイブレーション通知が1回しかされない。
ということで、非常にあっさりと使えるようになり、楽天モバイル自社エリア内がほぼ生活圏内の私たち夫婦にとっては非常にありがたい使い勝手でほぼ文句がなかったのですが、夕方妻と出かけた時に気がつきました。
今、妻に言われて気付いたのだけど、楽天モバイルMNO、P30だと着信あった時に、楽天Linkが一回振動するだけで、コール中ずっとはバイブレーションしない…HUAWEIだから?しかもスマートバンド(MiBand)に通知来ないので、電話としては非常に使いづらいのだけど。(Pixel 4だと問題ない)
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) April 16, 2020
あっさりと認証も出来た「楽天Link」アプリ。これは従来の「楽天でんわ」アプリのような「通話する時に経由させると安くなる」という類のものではなく、楽天モバイル回線の番号への発着信はすべて自動でこのアプリ経由になる、というものです。着信があればスマホ標準の電話アプリではなく、この楽天Linkアプリが勝手に動きます。
これがiPhoneが楽天モバイルMNOで未だに正式対応されない大きな理由とも言われています(iOS端末ではこの種のある意味では電話アプリに勝手に取って代わるようなアプリが審査に通りにくい)。
Android端末を使っている上では勝手に動いてくれるので楽と言えば楽なのですが、どうもまだ端末の相性があるようで、上記のツイートのように、妻のP30だと
着信時に1回だけブルッと震えるだけで、あとは通知が出ているだけ
なんですね。なので、普段バイブレーション通知にしている方にとっては結構致命的だったりします。ただ、これは楽天モバイル販売端末以外の全てのモデルで起こる、というわけではなく、私がeSIMで入れて使っているPixel 4では普通に着信中ずっとバイブレーションされています(ただ、後述するようなスマートリストバンドには通知が来ない)。そのため、P30だけの症状かな、と思ったのですが、
ZenFone6でも一緒ですねー。一回ブルッもとするだけです。
— タケイマコト (@pcefancom) April 17, 2020
どうやら楽天モバイルに端末として対応したASUSのスマートフォン、ZenFone 6でも同じようです。
と同時に、妻が愛用しているスマートリストバンド(MiBand 4)でも通話アプリとして認識されないので、着信時に反応してくれないのです(切れた後に「不在着信あり」と通知が来るだけ)。
これ、端末の相性による部分が大きいと思うのですが(全ての端末で同様の症状だったら使いものにならなくてもっと声が上がっているはず)、私の妻の場合、この楽天回線の番号は着信メインで使っているため、かなり痛いのです。
ということでもし「着信に確実に気付ける」ことを重視するのであれば、現時点では妻の環境では「楽天Link」アプリは使いものになりません。とはいえ、インストールしている限り、楽天回線への着信は確実に楽天Linkアプリが起動してしまいます。それでは困る。
となると、この点が改善されるまでは(まだ確かめてはいないのですが)無料通話というメリットを捨てた上で、この端末から「楽天Link」アプリを一旦削除するしかないかなぁ、と考えています。
無料サポータープログラムからの移行でも、プラス1回線(2回線目)のMNPは可能。料金やキャンペーンに関しては不明。
ということでMNPから2日が経ちましたが、今のところ(着信の不便さを除けば)妻は特に不満もなく使えているようです。また、不安だった2回線目(無料サポータープログラムからの移行を含む)も問題なく可能。また、現在もう1回線、まだ楽天モバイルMVNOの回線(docomo)が残っているのですが、冒頭のメンバーズステーションにログインすると普通に移行用の画面が出ますので、こちらも恐らくMNPでの移行は可能だと思います。
なので、近々前述のクリムゾンレッドのRakuten MiniとセットでeSIMでのMNP手続きをしようかな、と考えています。
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ちょうどiPhone SEの新型も予約が始まりましたし、まだ楽天モバイルMNOのeSIMが使えるか分かりませんが、それを試せる、という楽しみもありますし、早めに手続きしてみても良いかな、と(ちなみにiPhone SEは予約済)。
ただ、この場合(既に、ではありますが)2回線目以上の契約となりますので、前半で触れたように、
1年間無料ではなく「プラン料金2,980円/月」が発生すると考えられます。まだ月が変わっていないので、現時点での2回線(無料サポータープログラムからの移行+既存MVNO回線からの移行)がどうカウントされるか分かりませんが、またその辺りは分かり次第追記したいと思います。
当然2回線目以降は端末購入や契約時のポイントバックのキャンペーン対象外でもありますので、そう考えると現時点ではまだまだ充分とは言えない環境での初年度からの2,980円/月は人によっては問題外かもしれません。
ただ、これはまた改めてどこかで触れたいと思っているのですが、私の中では今回のRakuten UN-LIMIT、これからの可能性も含めて楽しめる、また既存の3大キャリアとはまた違った楽しみ方が出来る、という意味でも、充分に現時点でも魅力的だと思っています。それが2回線目以降は有料、と書かれていても今回MNPに踏み切った一番の理由です。
ということで、無料サポータープログラムに続いて、引き続き夫婦で楽天モバイルMNO(Rakuten UN-LIMIT)を楽しんでみたいと思っています。
【楽天モバイル】Rakuten UN-LIMITご紹介特典キャンペーン開催中。2,000ポイントプレゼント。
現在、楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」では「【楽天モバイル】Rakuten UN-LIMITご紹介特典キャンペーン」を行っています。
下記の私の楽天モバイルIDを契約時の申し込み内容の確認画面右下の「楽天モバイルIDを入力」という部分で入力して適用して頂くと、楽天ポイント2,000ポイントが貰えます(私も3,000ポイントが貰えます)。
ちなみに今回特典対象となる方は、
ということで、新規契約や他社からのMNPの方だけでなく、今回の私のような楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)の料金プランから移行手続きをされた方も対象になります。
その他の詳細はキャンペーンページをご覧頂きたいのですが、お互いにメリットしかないものだと思っていますので、「2,000ポイント貰えるし、折角だからかぶにも3,000ポイントやるか」と思われた方はご活用ください。
当ブログの楽天モバイルIDは「q5hV7Kw48QAw」です。