初期不良の可能性がある、ということで、代替機と交換対応になったASUS ZenPad 7.0(Z370C)。ASUSのイベント運営事務局から連絡を頂いた翌日の朝一番で代替機が届きました。速い。
ひとまずデータのバックアップと移行が済んで、ようやく以前の状態に戻ったので(MicroSDを買ったので以前よりパワーアップ)ここで改めて細かい部分の感想を挙げてみたいと思います。
送られてきた代替機は黒ではなくシルバーだった。
開けてびっくり、中に入っていたのは今まで使っていた黒ではなくてシルバーでした。
背面カバー部分がシルバーである以外はほぼ白なので、背面カバーを外してしまうと分からなくなりますが、今回同時にお借りしているPower CaseとAudio Coverがともに黒用なので、組み合わせた時にどうなるか。でもいいや、黒とシルバーの両方を試せるのだから。
ということで、まずはそれぞれのアクセサリーを付けてみての感想から。
Audio Coverを取り付けてみた。
前々回のレビューで「質感は良好。普通に持ち歩くなら私は素直にこのカバーを使いたい。」と書いたこのカバー。
[かぶ] ASUS ZenPad 7.0(Z370C)レビュー(ケース編)その大きな魅力の一つでもあるオプションの純正ケースとカバーを考える。
実際は普段から持ち歩いて本などを読むには「重い(ZenPad本体の重さ272gに対し、このカバーは211g。)」ことと「カバー部分が邪魔」なこともあって、故障前までの数日はほぼ後述のPower Caseを使っていました。
白の本体との組み合わせがどうなるか心配だったのですが、これは比較的良好。
通常の黒との組み合わせが上の写真ですが、
シルバーとの組み合わせも悪くありません。中の白がアクセントになって、これはこれで良いかも。敢えて黒を選ぶというのもあり。
背面カバーは元々背面の9割方を取り替える(全面ではない)ような形なので、こうしてみると白黒目立ちますが、元々このAudio Cover、カバーというだけあって全面を覆うので
持ち歩く分にはまったく気になりません。私は結構気に入りました。
ただ、やはり重さと嵩張るところが気になるんですよ。自宅や例えば出張先のホテルなどで動画や音楽を楽しむ分には便利なのですが、角度が一段階なので、目線と同じくらいの高さに持ってくるか、音楽を流すのに向いているかな。
自宅やホテルならコンセントもありますし、バッテリーを気にする必要もないので、そうした時に向いている気がします。価格も1万円するだけあって、それなりに持ち歩く楽しみ、喜びもありますしね。
≪ASUS ZenPad 7.0(Z370C)専用≫オーディオカバー(ブラック)
≪ASUS ZenPad 7.0(Z370C)専用≫オーディオカバー(ホワイト)
Power Caseを取り付けてみた。
さて、私のここ最近のお気に入り、Power Case。重さをそれ程気にせず、また実際使ってみると当初気になっていた背面の段差も指がちょうど触れるのでかえってすべり止めのような形になって好印象。バッテリー駆動がプラス最大約6時間は、「省電力モードをOFFにする」だけで全く体感速度が違うZ370Cにとっては、非常に頼もしい存在です。
[かぶ] ASUS ZenPad 7.0(Z370C)レビュー(番外編)何もしていないのに壊れたなどと言うつもりはないけれど、絶賛好評不調中です。
うん、個人的には嫌いじゃないけれど(見ている内に慣れた)、これは好みが分かれるな。まぁそもそもシルバーに敢えて黒のPower Caseを使う必要はないのですが。
やっぱり黒には黒のほうが合うと思います。
ただ、やはりPower Case内のバッテリーを使い切るまで、本体のバッテリーを60%〜90%の状態に保ちながら給電してくれるこのケースは非常に便利で手放せません。この厚みになれてしまうと、標準の厚みが妙に薄く感じてしまって、少し違和感がありました。
持っているのであれば敢えて使わない、という選択肢も今のところ見当たらないですし、価格も5,000円強。個人的にもオススメのケースです。
≪ASUS ZenPad 7.0(Z370C)専用≫パワーケース(ブラック)
≪ASUS ZenPad 7.0(Z370C)専用≫パワーケース(ホワイト)
その他、この10日程で気になる部分を挙げてみる。
問題がよく発生してシステムUIが終了する。
特にメモリの開放やAudioWizard、自動起動マネージャーなどを起動しようとすると、その前に何かしらアプリを起動していたりすると結構な頻度で上のエラーが出てきます。再起動まではいかないのですが、瞬間リセットのような形になるので、ちょっと気になります。これが私の使っているアプリ同士の相性であればまだ良いのですが、代替機でもやはり発生しているので、少し心配です。
電源ボタンが位置的に非常に邪魔です。
向かって右側面中央にあるんですが、ふとした拍子に触れてしまうんです。ただ手にとっただけなのに間違えて電源押しちゃったり、本を読んでいる途中でボリュームボタンと間違えて押しちゃったり、持ち替えた瞬間に押しちゃったり。
私の持ちグセと言われればそれまでですが、この位置、もう少し何とかならなかったのかなぁ、と思ってしまう、普段使いで気になってしまう部分です。
4G/LTEが使えれば・・。
Wi-Fiオンリーなのが非常に残念です。ただ、これ使えるのがZenPad 8.0(Z380KL)だけなんです。使い勝手が良いだけに、外でも気軽に使いたいのですが、外ではWi-Fiを探すかテザリングするしかなく。
まぁ価格を考えるとこの末尾Cのタイプは2万円強というのが魅力の一つでもあるので、手軽に使う、という点では良いと思いますが、いざ使ってみるとそれなりにしっかり使えてしまうので勿体無いなぁ、と。SIMが使えると海外でも便利だと思うので、非常に残念です。
あとは単に私の手元にデータ通信専用SIMが余っていて、繰越繰越で勿体無いな、と。
ほかは全くネタがないくらいに普通に便利で使えている良端末です。
巷ではあまり評価の高くない様子のこのZ370C。恐らくAndroidタブレットに精通した方にとっては色々な点で中途半端な立ち位置にある端末なのかもしれません。特にAndroidタブレットといえば皆さんゲームとベンチマークのために買われるのだと思うので、ゲームがいまいち快適ではなく、またベンチマークの数値も振るわないこのZ370Cはガッカリ端末かもしれません。
でも、私元々それらを全くやらないので、そうしてみるとKindle PaperwhiteやChromebookなどと同じく、気軽に手軽に使えて肩のこらないこうしたシンプルな端末は非常に好印象です。上で挙げた点を除けば。
今回希望を8.0(Z380C)ではなくて7.0(Z370C)にしたのも、片手で持てるギリギリの大きさかな、と思ったのと、持ち歩きや気軽に手に取れる大きさと重さを重視してのことです。そうした点では、電子書籍も快適に読めて、満足しています。
かえってレビューするには平凡すぎてネタがないのが悩みです。
まぁ提供いただいた端末のレビューなので、そう思って読んでいただいて構わないのですが、それ抜きにしても応募前に店頭で見て買っちゃおうかな、と思ってたくらいなので、相性は良かったのかもしれません。
ということで、これからもコンスタントに取り上げていきたいと思います。まだ10日程しか経っていませんから。