ASUSの新作スマートフォン、ZenFone Go(ZB551KL)のサンプルレビューの2回目、また購入後のレビュー全体としては6回目になります。
ZenFone Go (ZB551KL) | スマートフォン | ASUS 日本
現在ZenFone Goは同時期に発売されたMaxと並んで売上でも上位に位置しているようで、相変わらず品薄状態が続いています。税込21,384円で「何でもそこそこ」使えてしまう、スペック自体は最新というわけではなくとも、細かい部分で作り込んでいるので安定安心して使える、というのが魅力です。
ASUS ZenFone Go (ZB551KL) | ASUS ZenFone Shop
ただ、その分、何か大きな特徴があるわけでは無いので、無難には使えるものの、可もなく不可もない。大きな弱点もない代わりに、これといった強みもない。使い方のイメージがしづらい悩ましい端末だとも思います。Maxのほうが5,000mAhの大容量バッテリーという分かりやすい魅力がある分、伝わりやすい。
そこでこのブログではそんな特徴のなさそうに見えるZenFone Goは、だからこそ「こんな使い方も出来るよ」「意外と使えるよ」といった使い方を幾つか挙げていきたいと思っています。その3回目です。
https://office-kabu.jp/?p=14540
https://office-kabu.jp/?p=14738
2回目の「災害への身近な備えとしての、コストを抑えたもう一台」から更に一歩。
改めて工場出荷時に戻して一から環境整備をするのも考えたのですが、前回作った環境が、更にこれから使い込んでいくにつれて思ったよりも面白い端末になりそうだったので、前回の環境に加える形で考えてみたいと思います。
前回の時点ではホーム画面1面で収まる程度の用途でした。基本的な用途は不自由なく使えつつ、それ以外はなるべく「防災」「備え」に振ってみようと考えた形です。
そこから今回、もう1面を増やしました。
左側(1面)のアプリは全く変化がありません。右側(2面)にアプリが6つだけ増えました。
「何でもそこそこ」無難にこなせるけれど、一つくらい魅力を増やすと一気に使いやすくなります。
ZenFone Goは基本的なスペックは決して悪くはないので、普通に使う分には「そこそこ」こなせます。大きな欠点がありません。価格対比を考えればかなり頑張っています。ただ、だからといって欲張ってあれもこれもとアプリを入れて色々やろうとすると息切れしはじめます。動作も重くなるので、急に使いづらくなってしまうでしょう。そうなると欠点ばかりが目に付くようになってしまいます。それはあまりに勿体ないと思います。
ただ、基本的な用途は押さえた上で、+αで何かを加える程度であれば、かなり心地よく充分に使える端末です。そこで今回は定番の「音楽・映像」を加えてみました。
加えたのは6つのアプリ。一部まったく縁遠いジャンルのアプリが混ざっているかと思いますが、この辺りは私の趣味が含まれています。趣味嗜好が含まれなければわざわざ私が使う必要はないと思うので。
ストレージ16GBを考えると、シンプルにストリーミング配信等を中心に考えた方が良いと思います。
勿論microSDメモリを挿すことで32GBでも64GBでも増やせますが、アプリによってはSDに移せないものもありますし、あまり欲張りすぎても、ファイル転送等々考えると本格的な環境を構築するなら何もこのZenFone Goである必要はありません。
例えばAmazonプライムミュージックは曲を端末だけでなくSD側に保存することも出来ますが、
Amazonビデオは本体側にしか保存が出来ないので、16GBというストレージ容量を考えると1本程度、Wi-Fi接続でもしていればまだ良いですが、今回私はデータ通信専用SIMのみで運用しているので、ストリーミング配信も普通の画質になります。また保存しておけないのは少々辛くはあります。
折角の音と映像なので本体色に合わせてコンパクトワイヤレススピーカーを加えてみました。
折角端末価格も手頃なのですから、あまり追加で投資する必要もないと思います。
ここでは、本体スピーカー程度でも良い気もするのですが、折角なので手のひらサイズのコンパクトワイヤレススピーカーを加えます。
今回は本体色(ホワイト)に合わせて、AnkerのA7910をBluetoothペアリングしました。
MVNOのデータ通信専用SIMのみでも充分に綺麗な音楽とラジオが楽しめます。
例えば先ほどのAmazonプライムミュージック。私は元々JAZZ好きですので、プライム会員であれば無料で有名どころのアルバムがダウンロード出来ます。ストリーミング再生でも音切れ等はほとんどありませんでした。動作も重くなりません。
映像は映画等は画質は少々落ちるものの、データ通信専用SIMのみでも見ることは可能です。
いや、普通に何の問題もなく見れます。ただ、データ通信専用SIMのみで見ようとしたら、あっという間に月の容量オーバーです。素直にWi-Fi環境で予めダウンロードしておくなり、容量の少ないYouTubeなりの一般的な短め小さめの動画にしておきましょう。(Wi-Fiであれば何の問題もない、ということです。)
BluetoothスピーカーとWi-Fiを併用する時に念のため気をつけておきたい一つのこと。
ZenFone Goの対応するネットワークは「802.11b/g/n」です。気をつけておきたい、というのは速度面ではなく、Bluetoothとの干渉です。「802.11b/g/n」は「2.4GHz帯」、意外とBluetoothの機器と干渉することがあるんです。スピーカーだとそれが音飛び音切れに繋がります。
勿論自宅であれば端末自体だけでなく、他にも2.4GHz帯を使っている機器があって飛び交ってはいるのですが、一つの端末で2.4GHz帯でWi-Fi接続しながら、もう一方でBluetoothでペアリングして音を流す、となると、組み合わせによっては少々ストレスが溜まります。
ちなみに先ほどから何度も触れていますが、今回のテストレビューでは今のところWi-Fiは常時OFFで使っているので、ストリーミング再生でも全く影響は受けませんでした。(Wi-Fi常時ONのZenFone Maxで聴くとわが家では音が時々切れることがある)
ストリーミング再生アプリなどを入れておくと一気に使い勝手が上がります。
前回の時点で災害時のためにNHKラジオアプリは入れてありましたが、音楽や映像を楽しむ、という意味でも充分に使えると思います。気をつけたいのは本体ストレージ容量16GBという点と、Wi-Fiが「802.11b/g/n」の2.4GHz帯のみ、という点だけです。ただ、外で4G等で繋ぐ分にはそもそも高額スマホでなくてもZenFone Goで全く不便なく使える、ということです。
また今回は映像視聴時に、手元にあったスマホスタンドに無理矢理立たせましたが、今回のZenFone Goは純正カバーがスタンドにもなるVIEW FOLIOカバーです。
購入したアクアブルーは既に実家の父の元にありますので、今回は本体色との組み合わせも考えてブラックを改めて注文しようかな、と考えています。
ASUS ZenFone Go (ZB551KL)専用 View Folio Cover ブラック
ASUS ZenFone Go (ZB551KL)専用 View Folio Cover アクアブルー
何か気がついたらASUS ZenFone Shopではアクアブルーが現在在庫切れになっているのは、やはり今回ブルーの端末を買った人が多かったからでしょうか。(2016年4月21日現在ブラックは在庫有り)
あれもこれも、と欲張らない限り、シンプルですっきり使えて「分かりやすい」面白い端末です。
ZenFone Maxのような特化している部分がない分、大きな欠点もないけれど大きな魅力も見つけにくい。そのためネットで使い勝手を調べようとしても意外と出てこないのがこのZenFone Goというモデルだと思います。
ただ、その分、使い方に全く拘らなくてもサッパリスッキリ使えますし、凝りたい人であれば何を入れるか厳選する楽しみがあります。実際、色々な使い方(パターン)を試してみたくなってしまいたくなるのですが、その度に初期化するのは流石に大変なので、想像して楽しむだけに留めています。如何に自分に特化させたスマホを作るか。それも凝りに凝ってあれもこれも入れようとするよりも、「これ」と決めた部分に集中させてみる。
価格競争力もあり、データ通信専用SIMだけでも充分使えそうな予感もある、使い甲斐のありそうな端末だと思っています。
だからこそ、色々な方のさりげない使い方を覗いてみたくなるのですが、、皆さんどんな感じで使われているんでしょうねぇ。
ASUS ZenFone Go (ZB551KL) | ASUS ZenFone Shop
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ようやくガラス保護フィルムの本命が23日に発売開始です。