[かぶ] 実売2千円のキューブサイズのスピーカーを提供&自腹レビュー。Omaker W4とAnker A7910を比べてみた。

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[かぶ] 実売2千円のキューブサイズのスピーカーを提供&自腹レビュー。Omaker W4とAnker A7910を比べてみた。

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スピーカーは音の良し悪しも勿論大切ですが、それ以上に影響するのが「聴き慣れた音か」ということだと思います。

今までどんな音楽を聴いてきたか、ということ以上に、どんなスピーカーで聴いてきたかが大きく好みに左右します。一般的に幾ら良い音を出すと言われていても、自分が格安スピーカーで聴き続けてきていれば、そちらのほうが「安心して聴け」たりするものです。

昨年後半からOmaker社のBluetoothスピーカーを2台続けて提供頂きました。個人的には結構自分にとって馴染みのある音で、音の良し悪しは分かりませんが使用頻度が増えています。そんな時、新作が発表されたとのツイートがあったので、思わず反応したところ、

コンパクト、と書こうとしてコンパになっちゃっているのは置いておいて、すぐにOmakerの木村さんからDMが来ました。

「W4キューブスピーカーに興味ありませんか?あればサンプルを発送するのでレビューをお願いします。」

そりゃ、喜んでレビューさせて頂きます。Omakerの音は気に入っていますので。

ANKERのスピーカーと比較して記事を書いてくれませんか?

・・ANKER?

「今かなり人気がありますから、比較した方が面白いと思います。」

・・それは、買えということですね。

前置きが長くなりましたが、折角なのでこの実売2千円のポケットサイズのワイヤレススピーカー2つを比較してみたいと思います。
ちなみにOmaker社のものは提供頂きましたが、Anker社のものは自腹で買いました。

自腹と提供を比較するのは不公平かもしれませんが。

Anker社は自腹購入、Omaker社は提供、と考えるとどうしてもOmaker社寄りの内容になってしまうのは不公平かもしれませんが、そういう意見や印象があることは覚悟の上で、この2つをレビューしてみたいと思います。

この2社の製品、価格はほぼ同じ(Anker社は黒はセールで1,999円)ですが、その実中身はだいぶ違います。3Wという点は同じですが、連続使用時間が12時間(Anker)と4時間(Omaker)、この連続使用時間のあたりが音にも大きく影響しているのかな、という気もします。

追記修正 2016年2月19日 17:30

Omakerの木村さんより連絡頂きました。技術に確認したところ、OmakerのW4も連続再生時間は12時間可能だそうです。

まずはそれぞれを簡単に紹介した上で、最後に2つをまとめてみたいと思います。

Anker® ポケットサイズ ポータブルワイヤレススピーカー 12時間連続使用 NFC対応 高音質 (ホワイト)

まずはAnker。

Amazonを見ると既にレビューが264件もあって、もうそれだけ読めば大体イメージ出来るのではないか、というくらいです。

1180-201602_Anker Speaker A7910 01

いつも通りのAnkerの箱に、

1180-201602_Anker Speaker A7910 02

こちらが内容物。Omakerとの大きな違いは「70cm AUX – Micro USB オーディオケーブル」が付属している、ということです。それ以外は大きな違いはありません。

1180-201602_Anker Speaker A7910 03

Omakerから提供頂いたのが黒だったので、こちらはセールになっていない500円高いホワイトにしてみました。前面に電源ボタンです。

1180-201602_Anker Speaker A7910 04

背面にMicroUSB端子。こちらで充電とAUX端子を併用しています。連続12時間再生、3時間で満充電が可能です。

1180-201602_Anker Speaker A7910 06

私、あまり本体にデカデカとメーカーロゴが主張している商品は好きではないので、このAnkerのスピーカーの上部のANKERロゴが余計かな、と購入までは思っていたのですが、届いて手に取ってみるとそれ程気になりませんでした。

1180-201602_Anker Speaker A7910 08

スマホと繋いでも良いのですが、この後のOmakerもそうですが、意外とノートPCなどの側にちょこんと置いておくのも良い気がします。全く邪魔になりませんし、本体スピーカーでは少々物足りない時に便利です。

Omaker Bluetoothスピーカー キューブサイズ (3m落下テスト済み) 耐衝撃かつ高音質なポータブルスピーカー (シルバー+ブラック) W4

続いてOmaker。

こちらはまだ出たばかりなのでレビューも少ないですが、少ない言っている内に少しずつ増えてきていますね。最初は提供レビューの割合が多くなるのは仕方ないと思いますが、これから徐々に購入された方のレビューも増えてくると思います。現時点では好評価。

1180-201602_Omaker C1 Speaker 2120 01

こちらもいつもの箱に、

1180-201602_Omaker C1 Speaker 2120 02

Ankerのものとほぼ同じ。「70cm AUX – Micro USB オーディオケーブル」の代わりに「カラビナ」が付属しています。この辺り、外での使用も想定しているのだと思います。実際にケースも厚いシリコンケースで覆われていて、ある程度落下などの衝撃にも備えているようです。

1180-201602_Omaker C1 Speaker 2120 03

どちらを前面とするかは難しいですが、OMAKERのロゴのあるほうを前面とすると、

1180-201602_Omaker C1 Speaker 2120 04

背面に電源ボタンとMicroUSB端子、カラビナ用の穴が付いています。

1180-201602_Omaker C1 Speaker 2120 06

同じく手のひらサイズです。敢えて両社色違いを選択しましたが、Ankerは黒もあるので、好みに合わせて選びましょう。

1180-201602_Omaker C1 Speaker 2120 07

ノートPCなどの本体色が黒xグレーだとこの色のほうが合うかもしれません。

Anker A7910とOmaker W4を比較してみます。

1180-201602_Anker A7910 Omaker C1 2120 01

さて、ここで本題です。両スピーカーを比較してみたいと思います。二つをそれぞれ聴いてみるとなかなかに面白い。

高音域~中音域のAnker、低音重視のOmaker。

まず最初に。提供か自腹かを抜きにして、2千円のスピーカーと考えた時に、私はOmakerのスピーカーの音が好みです。両方返品して良いから、どちらかを自腹で買い直してください、どちらかを選んで下さい、と言われれば、OmakerのW4を自腹で買います。それくらい違いが分かります。特に低音。

Ankerのものは低音がほとんど主張しません。その分中音域の厚みを増している、といった感想もありましたが、至っておとなしめの綺麗な音。言い方を変えるとイマイチ物足りない。

Omakerのものは、再生した途端に置いていた木製のテーブルが若干震えました。実際に手に持ってみてもかなり本体自体も震えています。昨日妻が帰ってきたときに、自宅にあるONKYOのスピーカーの上にこのOmakerのスピーカーを置いてJAZZを流していたのですが、妻はONKYOの高めのスピーカーから流しているのだと勘違いしたくらいです。

勿論音質等々は別としても、それくらいこの小さなケースからは想像出来ないくらいの迫力のある音が出ます。

流しっぱなしで聴き疲れしないあっさりした音を取るか、より分かりやすい低音も活かした音を取るか。

ご指摘頂き、どちらも連続再生可能時間が12時間だということが分かったので、少し修正。

2千円のスピーカーに何を求めるかにもよりますが、元々聞き惚れるような素晴らしい音質は求めてはいないと思うんです。とはいえ、何となく物足りない、音の痩せている、あぁ、如何にも安物のスピーカーだな、というような音であれば「価格相応だよね」で終わってしまう。

OmakerのW4はそれを低音をより活かす方向に向けたのだと思います。正直、これだけの音が出るなら、もう2千円だ4千円だといった違いはどうでも良くなってしまうくらいです。音を求めるならコストは幾らでもかけられるかもしれませんが、この音がこの小さな2千円のスピーカーから出るということが面白い。

ただ、カラビナが付いていますが、ぶら下げた状態で流すよりも、どこか振動が活かせる場所に設置して聴いた方がより音が良く感じられると思います。

それに対してAnkerのA7910。これも今日一日聴いている内に慣れてきました。最初は物足りない、と思っていた音も、ピアノ中心の音楽などを流しっぱなしにするには、耳障りでなくて良い。連続再生時間12時間、ということを考えると、しっかり音を楽しむ、聴く、というよりも、流しっぱなしで耳障りでない音を目指したのかな、と思います。

手のひらに収まる大きさというのは意外に便利で使いやすい。

1180-201602_Anker A7910 Omaker C1 2120 02

元々ワイヤレススピーカーというのはコードがない分場所を選ばないで使うことの出来る良さがありますが、手のひらに収まるサイズというのは全く別物です。ちょっとスマホと一緒に掴んで持ち運んで使えます。また、これはAnker、Omaker両製品に共通することですが、今回はどちらの商品も電源ONやペアリング時の音が五月蠅くなくて非常に好印象でした。

何故かBluetoothスピーカーって今まで使ってきたものは全て電源ONとOFF、ペアリング時のアナウンスや音が耳障りなほどに五月蠅かったんです。あれが商品の評価をかなり下げていた(使い勝手を落としていた)ので、今回の優しくおとなしく流れるONとペアリング時の音はそれだけで気に入る理由になりました。

実売2千円のコンパクトワイヤレススピーカーと割り切って使えばなかなか楽しめる商品です。

冒頭で触れましたが、スピーカーは音の良し悪しも勿論大切ですが、それ以上に影響するのが「聴き慣れた音か」ということだと思います。

そして、どんな音楽をどういう音で聴きたいのか、というのはかなり好みが分かれる部分です。それらの要求を実売2千円のスピーカーで全て満たそうとするのは無理です。

けれど、何かに特化させるのであれば充分に可能です。そしてそれくらいこうした技術は進歩してきているのだと改めて感じました。

どちらの商品も人によっては何を取り繕おうがガッカリな音かもしれない。音が痩せてるもなにも無いかもしれません。ただ、私はこれで全ての用途は満たせなくても、結構使えるスピーカーだと感じています。何より場所も取らず、いざ鳴らしてみると結構周りの人もビックリしてくれるかもしれません。

ちなみに今回私はOmaker社からW4スピーカーを提供頂き、Anker社のA7910は自腹で購入、JAZZをメインに聴き、もしどちらかを改めて自腹で買い直すならOmaker社のW4スピーカーと書きました。

ただ、これがボーカル主体の曲や、まったく別のジャンルを聴いたときには印象が変わるかもしれません。実際今邦楽聴いたら少しボーカルが物足りなかった。価格相応と言えるかもしれません。そこまで低音が必要な曲じゃなかったから、かえって中途半端に音が目立ってしまったのかもしれません。

ただ、どちらも実売2千円ということを分かった上で、割り切って使ってみればなかなかに魅力的な商品です。

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自腹と提供を比較するのは不公平かもしれませんが。

Anker® ポケットサイズ ポータブルワイヤレススピーカー 12時間連続使用 NFC対応 高音質 (ホワイト)

Omaker Bluetoothスピーカー キューブサイズ (3m落下テスト済み) 耐衝撃かつ高音質なポータブルスピーカー (シルバー+ブラック) W4

Anker A7910とOmaker W4を比較してみます。

高音域~中音域のAnker、低音重視のOmaker。

流しっぱなしで聴き疲れしないあっさりした音を取るか、より分かりやすい低音も活かした音を取るか。

手のひらに収まる大きさというのは意外に便利で使いやすい。

実売2千円のコンパクトワイヤレススピーカーと割り切って使えばなかなか楽しめる商品です。

  • 自腹と提供を比較するのは不公平かもしれませんが。
  • Anker® ポケットサイズ ポータブルワイヤレススピーカー 12時間連続使用 NFC対応 高音質 (ホワイト)
  • Omaker Bluetoothスピーカー キューブサイズ (3m落下テスト済み) 耐衝撃かつ高音質なポータブルスピーカー (シルバー+ブラック) W4
  • Anker A7910とOmaker W4を比較してみます。
  • 高音域~中音域のAnker、低音重視のOmaker。
  • 流しっぱなしで聴き疲れしないあっさりした音を取るか、より分かりやすい低音も活かした音を取るか。
  • 手のひらに収まる大きさというのは意外に便利で使いやすい。
  • 実売2千円のコンパクトワイヤレススピーカーと割り切って使えばなかなか楽しめる商品です。