ASUS Zenfone 3(ZE520KL)が今までのZenfoneシリーズと大きく違う特徴として、従来の背面が湾曲した良く言えば「Zenfoneらしい」、惜しいといえば「若干格安スマホっぽい」ケースから、前面背面ともに美しい2.5Dガラスを用いた、という点が挙げられます。
Zenfoneシリーズのケースの美しさはこの価格帯(3〜4万円)のスマートフォンとしては仕上げはとても頑張っているな、と感じています。この傾向は今年はじめに出たZenfone Zoom辺りから出始めていました。Zenfone Zoom、Zenfone Max辺りから側面仕上げが綺麗になってきたなぁ、と思っていたら、今回の3では更に両面ガラスにしてきた、と。
こうなるともう、そこまでケース自体の美しさにこだわらない人であれば、iPhoneも高価格AndroidスマホもZenfoneも大して違いはなく、更に保護フィルムだケースだカバーだといろいろ付けてしまうのであればどれも変わらないよね、とも言えます。
とは言いながら、今回の美しさの一つの特徴でもある、縁周りが軽く丸みを帯びている2.5Dガラスでは、通常の保護フィルムや強化ガラス保護フィルムが使えません。フチ周りが浮いてしまってみすぼらしくなってしまうのです。iPhoneでも6からこの悩みはあって、一回り小さい保護フィルムが各社から出されましたが、そこはAndroid、更にZenfoneともなると市場規模を考えるとなかなか選択肢がないのが悩みです。
私も購入後、幾つか試してみました。中には最初は良いかな、と思っていたのに使っているうちに縁周りが浮き出したり、といったこともあったりと悩ましく、結局強化ガラス液晶保護フィルムは諦め、表面コーティング剤を使うようになりました。
これ、最初は良かったんですけどねぇ。
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こちらも効果がハッキリと目に見える訳ではないので、自信を持ってお薦め出来るかといえばまだ様子見といったところです。個人的には気に入ってはいますが。
ということで、今回のZenfone 3、そのまま表面コーティング剤という方法も考えたのですが、先日買ったまま結局使わず放置していたガラスフィルムが一枚ありましたので、そちらを貼ってみました。
一部ではお馴染みWANLOKの枠有りタイプのもの。確かにフチ周りの浮きを見た目目立たなくさせるには、その部分に色を付けてしまって全体を覆うのが一番ではあります。
今回はもともと黒モデル用に購入していたので、手元の白に貼るとパンダになるかな、と心配していたのですが、
うん、背面が黒なのでちょっと不自然感があるものの、
ここ数日使っているうちに慣れてきてしまって、案外これも良いのではないか、と思い始めています。妻の反応も悪くありません。
実際、ASUS純正のZenfone用カバーであるVIEW FLIP COVERなどは、本体が色違いで数モデルあるにも関わらず日本展開は黒だけ、といったことも今まで結構あって、その場合ケースだけ黒、中の本体は白みたいなことも日常だったので、実際それほど相性は悪くはないのかもしれません。
とはいえ、もちろん白モデルを考えている(使っている)方にはこの保護フィルムもちゃんと白がありますので、白をおすすめします。
WANLOK製、頑張ってるなぁ、と思うのは、ユーザーからのフィードバックがあるたびに改良改善しているのか、度々マイナーチェンジしているんですね。私の購入したのは既に2ヶ月近く前なので改良前のものかもしれませんが、悪くないです。多少指さわりがなんとなく軽く、浮いているような印象(特にタップ時)なのは、これ液晶画面部分がおそらく薄い空洞になっているのではないか、と思っています。(角度を変えてみてみると、細かいドットが見えるので、おそらくTPU素材の透明の本体カバーの背面などと同じような仕上げ=気泡やムラが出にくい、になっているのかな、と思います。)
Gorilla Glassを採用しているんだから、ガラスフィルムなんて不要、という意見も聞きますが、実際Gorilla Glassも細かい塵や埃などによるスレキズには弱かったりするんですよね。傷が気にならない人なら構いませんが、傷がつくのが心配でついつい扱いが必要以上に丁寧に(若干気を使ってしまう)なってしまうのであれば、いっそこうしたガラスフィルムなどを貼ってしまったほうがストレスなく使えるかなぁ、と思います。