今年のN響の第九は大変素晴らしかったです。気がつけば15年近く毎年聴きに行っているのだけれど、同じN響でも指揮者によって(当然といえば当然ながら)第九をどう表現するかは違ってくるわけで、そこに好みは出てきます。「指揮者はクリエイターであっても作曲家ではない」というのが今年の指揮者の考え。ベートーヴェンが作曲した頃の第九は今よりももっとテンポが早かったそうですが、そうした一つ一つを「分からないなりに」新たな発見とともに楽しめるのも毎年恒例の年末の第九の楽しみかな、と思います。
さて。最近はDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)のおかげで2枚のSIMを一台のスマホで同時に待受出来る、ASUS Zenfone 3(ZE520KL)を使っているのですが、仕事用とプライベート用のSIMでスマホを複数台持つ必要がない、というのは非常に助かります。(実際はレビュー用、その他諸々で私はiPhone等も別途持っているのですが)
ただ、こうしたもともと複数台持ちをしている人にとっての不安要素が「バッテリーの持ち」と「使い勝手に不便がないか」という点だと思います。この点は私は今のところ不便を感じたことはありません。
一つにはやはりカメラが実用的になったことが非常に大きいです。
もちろん全体的な性能が程よい高さでまとまっているため普段使いの処理速度にストレスを感じない、など他にも要因はあるのですが、それは改めて。今回もこのカメラ機能について。
今回第九を聴きに行ったように、世の中はすっかり年末モードです。年末というかクリスマスモードでしょうか。
街を歩いていてもちょっとした風景が綺麗だったりするのです。その一つがイルミネーション。今回はちょうどNHKホールに向かう途中の代々木公園のイルミネーションが非常に綺麗でした。
個人的には各社各モデル、カメラ性能にはいろいろこだわりがあって、様々なモードも用意しています。まるでプロ仕様かのように細かい設定まで自由に行えるものもあり、それはそれでカメラにこだわりのある人にとっては素晴らしい魅力だと思います。
ただ、個人的には私は以前から書いてはいますが、スマホに関しては標準モード、オートでどれだけ好みの写真が撮れるか、という部分がとても大切だと思っています。あ、良いな、撮りたいな、と思った時に、何も考えず、構図も何も分からないけれど、取り出してすぐ撮って、気に入れば誰かに送ったりSNSに投稿したり。そんな時に細かい設定を詰めて、どのモードで、といったことはあまり考えたくありません。
細かい設定等は分からないので全くしていません。単にそのままズームさせただけ。それでもそれなりに撮れてしまいます。この「特に手を加えなくてもそれなりに撮れる」というのは大きな魅力です。
iPhoneが細かいスペック云々以前に人気があることの一つに、何もしなくても綺麗な写真が撮れてしまう、というのもあると思います。
実際に、今回のこのイルミネーションでも、先ほど上げたようにオートでそれなりに撮れて既に満足していたものの、「そういえばZenfoneもいろいろなモードがあったな」と思い出して「ローライトモード」に切り替えて撮ってみたのですが、
却って慣れないことをしてしまったあまり失敗しました。さっと取り出してさっと撮った先ほどのオートのほうが、すぐ撮れて時間もかからずそれなりに撮れる、という点でも個人的にはむしろそれだけでも十分だったくらいです。
とはいえ、ここで断っておきたいのは、私は様々なモードが実用的ではない、と言っている訳ではないということです。実際、それぞれのモードも試しに数回使ってみればそれぞれに便利で、またふとした時に「あ、折角だからこんなモードでも試しに撮ってみよう」と思ってみると案外楽しい(良い)写真が撮れてしまうのです。
あくまで今回伝えたかったことは、ひとまず私の用途においては、このオートでも気軽に、考えずにそれなりにフォーカスも合ってくれて、そこそこ綺麗な写真が気負わず撮れる、という時点で(更にシャッター音もほとんど出さずに)、このZenfone 3というモデルは十分に魅力的だ、ということです。
唯一惜しい点といえば、フォーカス音くらいでしょうか。オートフォーカスは良いのだけれど、ちょっと詰め甘かったですね、この音、少しうるさいよ。(こちらも修正して欲しかったなぁ、と思います。)