国立商店といえば特にAppleをこよなく愛する方々にとっては「職人が作るレザースリーブ」シリーズやモバイルトートバックなどでお馴染みのメーカーだと思います。私は超整理手帳用のカバーを作っていた頃にカバーと同素材のブリーフケース(バッグ)を愛用していました。超整理手帳、懐かしいですね。あの手帳のおかげで私は色々な革製品を知ることが出来ました。
そんな国立商店の職人が作るレザースリーブシリーズ、私はiPhone SE用で既に愛用しております。
私はApple好きの皆さんが羨ましい。だって、iPhoneやMacbook出る度に、それにジャストフィットさせたレザースリーブを出してくれるんです。恵まれてますよ。私の愛するChromebookなんてそもそも日本で寂しいくらいに一部でしか人気が無い上にモデル毎に大きさが違うので、絶対に国立商店では職人がレザースリーブなんて作ってくれません。無理矢理13インチあたりのMacbook用をChromebookで流用しようかと思っているのですが、
その他の機種は収納できません(フィットしません)のでご注意ください。
なんて書かれちゃうと、分かってはいても何となく門前払いされて「あなたの来る世界じゃありません」なんて言われてる気がして(被害妄想)実物試すことも出来ないので少々チャレンジャーなこともあって未だ手を出せずにいます。いいなぁ、私もAppleに生まれたかったよ。
iPhone 6sなら手元にあるし、Amazon Prime Dayが思った以上に魅力的で2つ手元に届いていた。
そんな中、先日のAmazon Prime Dayです。実はさりげなく国立商店が職人が作るレザースリーブをセール価格にしておりました。
見事なくらいに私を誘惑してくれまして、手元にAmazonのギフト券やらポイントやらが大量にありましたので、私にとってのPrime Dayは国立商店に捧げることにしました。iPhone 6s用とiPhone 6s plus用の職人が作るレザースリーブを購入です。国立商店さん、ありがとうございます。
iPhone用なのだけれど、私の中ではこのレザースリーブを使いたいスマートフォンがありました。
Prime Day翌日には届いた「iPhone 6s用 スペシャルエディション ルーズフィットモデル ブラウン」。
注文が遅れて夕方を過ぎてしまったので、翌々日に届いた「シュリンクレザースリーブ iPhone 6s plus用 ジャストサイズモデル ホワイトxレッド」。
手元にはiPhone 6sも、妻が使っていたiPhone 6 plusもあるのですが、今回は実は全く別のスマートフォンで使いたいな、と思っていたのです。冒頭のChromebook好きのMacbook専用レザースリーブへの想いを、リスクが少ないと思われるiPhone用で叶えようとした、とも言えます。
iPhone 6s用ルーズフィットモデルはHuawei P9で使えないかな、と。
まずはiPhone 6s用ルーズフィットモデル。こちらは裸で持ち歩きたいHuaweiの5.2インチスマートフォン、P9で使えないかな、と考えました。
4.7インチiPhone 6s用のレザースリーブを5.2インチで使う、となると、ジャストサイズモデルでは難しいかな、と思いました。ただ、iPhone SE用を購入した際に、ジャストサイズモデルを選んだところ、その後でAppleの純正レザーを使うようになってしまい、カバーを着けると大きさが変わってはみ出してしまうことが分かったので、ルーズフィットモデルであればその分の余裕も考えて大きめに作られているかな、との判断です。長さも足りるでしょ、と。
結果としては正解でした。写真ではHuawei純正(付属)の薄いクリアカバーを着けた状態なので若干厚く、また大きくなっているため少々はみ出しているように見えますが、カバーを外すとピッタリです。
この写真だと益々はみ出して見えるなぁ。実際はクリアカバー分はみ出しているだけなので、外せば見た目の違和感はありません。
iPhone 6s plus用ジャストサイズモデルはASUS ZenFone Maxで使いたい。
続いてシュリンクレザーを用いたiPhone 6s plus用のジャストサイズモデル。こちらは敢えてジャストサイズを選びました。予定では5.5インチのASUS ZenFone Maxを考えていたからです。
革自体が使っていく内に大分伸びていく(ただしスペシャルエディションの革しか試していないので、シュリンクレザーでは分かりませんが)こともあり、多少厚みのあるMaxでも使えるかな、と判断。
こちらも問題ありません。スマートフォンは厚みや大きさがラップトップPC程メーカー毎に大きく差が出る訳ではないので、革自体の馴染みである程度許容できるかな、と思ったのですが、使えそうで安心しました。
シュリンクレザーの白とMax背面の白がうまく合っていて、気に入っています。Maxは以前「英語専用」で作ったZenFone Goから移行させた「Language = English」モデルなので、頻繁に取り出す訳ではないのでレザースリーブに入れて持ち歩く、というのに向いているかな、と思います。
ちなみにそれぞれのモデルの本来の使い方をした場合はこんな具合です。
手元にiPhoneがどちらもあるので、ルーズフィットモデル、ジャストサイズモデルそれぞれに合わせて入れてみました。
「iPhone 6s用 スペシャルエディション ルーズフィットモデル ブラウン」x「bellroy Phone Case – 3 Card for iPhone 6s」。ルーズフィットモデルはカバーを着けた状態でフィットするように作られています。ただ、あくまで想定はApple純正レザーケースのため、今回のbellroyのケースのように厚みがそれなりに出るモデルだと流石にボリュームが出ます。
ただ、それでもしっかり包み込んでくれますし、取り出す際にも違和感はありません。
ルーズフィットモデルの場合、厚みを想定して全体的に大きめに作られているため、今回重ねて気がついたのですが、iPhone 6s plus用のジャストサイズモデルと横幅がほぼ同じになります。縦の長さは異なりますが、それなりに幅が出てきますので、その点注意が必要です。
続いて「シュリンクレザースリーブ iPhone 6s plus用 ジャストサイズモデル ホワイトxレッド」x「iPhone 6 plus」。こちらはジャストサイズモデルのため、その名の通りジャストサイズです。
実際にiPhone 6 plusを入れてみると、やはり「iPhone用に作られているんだなぁ」と感じます。前述のZenFone Maxでも違和感はないのですが、iPhoneを入れた時のフィット感は一段上。改めてApple愛用者が羨ましくなりました。
スマートフォンケースとしては数少ない上質なレザースリーブ。諦めないで試してみて。
前回のbellroyのケースの時にも触れたのですが、スマートフォン用のレザーカバーやスリーブって意外と上質なものが少ないな、と常々思っています。ネットでのレビューや反応を見ていても、意外とスマートフォン好きと革好きは重なるようでいて微妙にズレるのかな、という印象を受けました。そんな中で、日本で圧倒的にユーザー数が多く、またサイズが一律で、また高額でもあるiPhoneだからこそ、まだ需要があるのかな、という気もします。
一般的な「高級レザー」や「レザー」を謳ったスマートフォン用のカバーのほとんどがそれ程「高級」でも「上質」でもない(価格を見れば革好きならすぐ気付くのですが)ものが多くても「革は素晴らしい」「アジガー」と思ってもらえるわけで、それはそれで「革入門」として良いのかもしれないな、と最近は思い始めています。
気負わず使えて、それなりに表情の変化も楽しめて、「革はやっぱり良いね」と大切に使って貰えるのであれば、本来質なんてユーザーにとってはそれ程大切でもないし意味もないと思っています。
それでも、国立商店のようなメーカーがたとえiPhoneやMacbookだけとはいえ、こうした上質なジャストサイズのレザースリーブを出し続けている、というのは素晴らしいと思います。
無理とは分かっていても、汎用のレザースリーブも出して欲しいのがChromebook愛用者としてはワガママな願いではありますが。
気がつけば手元に国立商店製の職人が作るレザースリーブが3種類になりましたが、どれも非常に気に入っています。Macbook専用レザースリーブも近いうちに試してみたい(但しChromebookで)と思っています。