私、購入金額に関係なく、気に入ったモノには意外と色々凝ります。その一つに、Chromebookやその他ラップトップPCで購入するレザースリーブです。
このブログでも過去いろいろなモデルでそれぞれのケース、カバー、スリーブ等を購入してきましたが、現時点で大変気に入って常用している一台であるGoogle Pixelbookに関しては、どうしようか結構悩みました。なぜなら、12.5インチながら、3:2の液晶ということもあり、通常より縦に長いため、既存のレザースリーブになかなか合うものがないからです。
先日bellroyの”Made for Google”シリーズのPixelbook Sleeveについて取り上げましたが、
ペンホルダーが付いていたり、使うときにはスタンドになったり、とよく考えられた専用スリーブで惹かれてはいるのですが、私、何より革好きなんです。出来れば革がいい。例え重くなっても。例え嵩張っても。
ということで、今回も私にとってはMacBookではなくChromebookでお世話になっている国立商店製のレザースリーブを改めて(3つめ)検討したのですが、無念です。現行商品だと、縦が足りないんですよ。12インチ、13インチともに。現行MacBookに最適化されているため、以前のレザースリーブより若干小さめになっているんですね。これは困った。でもPixelbookには国立商店製のレザースリーブを使いたい。
ということで、手持ちの以前のモデルのレザースリーブで何か使えるものがないか、と考えたところ、ありました。既に手放してしまった(Core m7版を買うためだったのですが、未だ買えていない)HP Chromebook 13 G1用に購入した「職人が作るオイルドレザースリーブ for MacBook Air 13インチ」です。
これ、HP Chromebook 13 G1だけでなく、Lenovo ThinkPad 13 Chromebookにもピッタリという非常に素晴らしい商品なのですが、残念ながらMacBook Air 13インチ用ということもあって、既に販売終了しています。今まだ売っていれば追加で買っておきたいくらいです。
ということで、そのままの形でLenovo ThinkPad 13 Chromebook用として使っても良いのですが(色も黒x赤で合っていますし)、でも何かThinkPad 13は自分の中では少し違う気がしてしまったんですね。これ、レザースリーブ入れて云々、ってタイプのモデルじゃ無いような気が勝手にしてしまったのです。
ということで、これをPixelbook用に流用。というのも、大変ありがたいことにこのレザースリーブ、縦幅がジャストサイズなんです。
ただ、残念なことに(当然と言えば当然ですが)12.5インチということで、横幅が余裕が出てしまう。大体両端それぞれ1〜2センチ弱隙間が出てしまうので、何となく収まりが悪いのと、結局13インチ用のレザースリーブなのでこのまま使うと少々嵩張ってしまうのですね。いくらレザースリーブが好きとはいえ、ルーズフィットで敢えて大きいサイズを選んでまで使うかというと悩ましいところです。ということで、
よくお世話になっているご近所の鞄屋さんに加工をお願いしました。
出来上がったレザースリーブはまさにジャストフィット。このPixelbookのためにあるかのようなフィット感に感動してしまいました。お店の方は前回(後述)に続いての難題に、実際に入れてみるまでは不安で仕方がなかったようですが、この辺りはさすがプロですね。
*これって単に左右を合わせて裁断するだけじゃないか、と私も含めた素人は考えがちですが、既に完成しているものを一回解いた上で、革の厚みや癖を見極めた上で(しかも本体預からずに)試作なしに一発で合わせるのってかなりの神経と経験が必要なんだな、と話を伺っていて感じました(別に大変自慢をされた訳ではないのですが)。
また、既にレザースリーブを使われている方はご存知のように、ある程度厚みのあるレザースリーブの場合、使う際に下に敷くと、キータッチがかなり変わります。クッションのような役目も果たしてくれるので、より柔らかく、かつフカフカしたような心地よさがあります。これはある程度厚みもある今回のレザースリーブだからこそ、ともいえますが。
こちらのお店には以前、ASUS ZenBook 3 UX390UA用にも加工をお願いしたことがありました。このときには今回のように左右の端だけでなく、縦も裁断してもらったので、ほぼ一から作ってもらったような状態になってしまいました。それでもピッタリ合わせてくださったことに本当に感謝しています。
ということで、せっかく心を込めて作られた製品を勝手に加工してしまったことは、国立商店に対しては申し訳ない気持ちなのですが、ただ使われずにそのまま保管されてしまうよりは、多少形を変えてでもいつまでも愛用することのほうが革にとっても幸せなのではないか、と勝手に納得して、これからも長く使っていきたいと思います。