先月中旬よりSIMフリー版iPhone SEを家族との連絡やネットバンキング、ワンタイムパスワードなどの専用端末として使っています。メイン端末かと言われればZenFoneのほうが触っている時間は長いですし、このブログでも取り上げる頻度も多いので、どちらとも言えませんが、それなりに気に入って使っています。
ネットワーク制限判定「▲」も外れ(気分的な問題に過ぎませんが)、また先日の価格改定により5,400円安くなりましたが、差額返金の手続きも済ませました。
スマホに関しては基本裸のまま使うのですが、今回のiPhone SEでは現時点で2つのカバーと1つのレザースリーブを試しました。久しぶりの4インチということもあるとは思うのですが、イマイチ手の中で安定せず、触っていて落としてしまいそうで落ち着かない、というのが大きな理由です。また、やはりiPhoneはSEとはいえ高額スマホです。最近すっかりZenFoneに慣れてしまった私には、気楽に使えないというのもあります。
折角なので一つ一つ個別に文章にしても良いのですが、それも今更な気がしますので、まとめて今回それぞれの魅力と感じた点について書いてみたいと思います。
国立商店 職人が作るレザースリーブ for iPhone SE(4インチ)スペシャルエディション(ブラウンxレッド)
職人が作るレザースリーブ for iPhone SE(4インチ)スペシャルエディション(ブラウンxレッド)
前回のSEの記事でも既に取り上げた国立商店のレザースリーブ。こちらはSEより先に届いてしまいました。国内で製作した国立商店オリジナルのヌメ革を使い、内側にマイクロファイバー素材を重ね合わせたレザースリーブです。
半月でもそれなりに表面に艶が出てくる、オリジナルのヌメ革。
iPhone SE到着が先月中旬でしたので、既に半月立っていますが、それなりに表面に艶が出てきています。中にはこれを「経年劣化」と書かれているブログもありましたが、革の変化を「劣化」と捉えるか「変化」と捉えるかは難しいところです。ただ、いい加減に、雑に扱えば、それはアジではなく周りにとっても汚いだけです。そこだけはお手入れブログ(ではありませんが)としては主張しておきたいな、と思います。
それぞれの面で全く革の表情が違います。革の楽しみは表情が一つ一つ違うことなのですが、表と裏が表情が違う、とかシワ、筋などを不良だとしてクレーム、返品してくる方も相変わらずいますので、革製品というのはなかなか難しいな、と思います。全く綺麗で傷一つ入っていない牛が素敵なのか、普通に生きていれば傷の一つも入ると思うのですが。
今回選んだのはジャストサイズ。
冒頭でも触れましたが、基本的に裸で使うことが大半なので「ジャストサイズモデル」を選びました。
iPhone SEを入れると、綺麗に形が出ます。また、内側のマイクロファイバー素材と、iPhone SEのサイズにしっかり合わせて作られているだけあって、逆さにしても落ちてくることはありません(長く使っている内に緩くなってくる可能性はあり)。また、商品の説明にあったような、最初は固いのでキツい、という程でもなく、iPhone SEは楽に取り出せます。
と、革好きの私にとっては非常に相性の良さそうな商品ですが、半月後の現時点では少し出番が少なくなっています。理由はこのレザースリーブにあるのではなく、iPhone SE側にあります。iPhone SE、裸のままだとイマイチ持ちにくいのです。手の収まりが悪い、というか。滑りやすい気がするんです。
妻にも昨夜裸の状態で持ってもらったのですが、やはり「落としそう」と言われました。最近大きめのスマホを使うことに慣れてしまったこともあってか、イマイチ裸のままが使いにくく感じてしまい、この後取り上げるカバーを購入することになりました。
カバーを使うとジャストサイズモデルの場合、キツくて入らなくなります。モノによっては入りますし、使い勝手も悪くはないのですが、少々5~10mm程度縁が出てしまうので、それを良いと思えるかどうか、ですね。基本的にはやはり「ルーズフィットモデル」のほうが一般的には使いやすいかな、と思いました。
職人が作るレザースリーブ for iPhone SE(4インチ)スペシャルエディション(ブラウンxレッド)
【Spigen】 iPhone SE ケース, ネオ・ハイブリッド クリスタル [ 二重構造 背面 クリア バンバー ] アイフォン se / 5s / 5 用 カバー (ローズ・ ゴールド)
発売直後からiPhone系ブログを中心に多く提供レビューが掲載されたようなので、既にご存じの方も多いと思われる、お馴染みSpigenのiPhone SEケースです。
写真を眺める限り、iPhone SEのローズゴールドの本体色を活かした作りと雰囲気になっているのが好印象でしたので、Amazonで注文してみました。
二重構造が実用面だけでなく、立体的な美しさを生む。
結論から言えば、現在このケースを使っています。その理由は、落とす心配がない持ちやすさ、傷等の心配もない、更に、iPhone SEのローズゴールドの本体色をより引き立たせてくれる構造をしているからです。
TPUケースをまずiPhone SEに取り付けてからハードフレームを取り付けると結構簡単に取り付けられます。ここは私の場合はさほど手惑いませんでした。このケースはTPUケースの部分だけではあまり良さは活かされないと思うのですが、かといってハードフレームのみでも同様に活かされないと思います。
あくまで、iPhone SE本体とハードケースの間にTPUケースが挟まることで、立体的な美しさが出るところがこのケースの最大の魅力だと思います。
ハードフレームとiPhone SEの間の透明な空間が不思議な印象を生む。
ちょっと分かりにくいのですが、これはなかなか面白いと思います。TPUケースが挟まっていることは分かるのですが、前面から眺めると一瞬ハードフレームが浮いているように見えるのです。iPhone SEのローズゴールドの本体色と色合いも同じなので、縁の部分が二重になったような印象を受けます。これが良い。
その内汚れてくるのは仕方ないものの、背面もカバーしつつ、TPUの良さを活かした透明感のあるケースは、林檎マークに特にこだわりはなくとも、ケース本体のローズゴールドが気に入っている方には全体のバランスが取れて良いと思います。また、傷を気にしていたらなかなか使えないのですが、iPhone SEってこの大きさを今求める人の多くは安さというよりもむしろ手軽に扱えるコンパクトサイズ、というところにもあると思うのです。iPhone 6s/6s Plusほど大きさや薄さに気を使わずに無造作にポケットに入れて使う、という方も多いのかな、と。
そう言う人にとっては使おうと思った瞬間に滑って落とす可能性も出てきますし、滑りにくく小傷からも守ってくれるケースというのは本来の傷以上に気持ちの上でのストレスを減らしてくれます。
側面ボタン部分等も手を抜いた感じもなく、しっかりとした押し心地もあり、使い勝手の良さを妨げていません。
妻も3つの中ではこれが一番使いやすいし、綺麗、と言っていました。ローズゴールドを今回購入した人の中には、今までのiPhone 5や5sとの違いを本体色に求めた方もいると思います。 そういう方にとっては、本体色を活かしたまま、フィット感と安心感を加えたこのケースは最適かな、と思います。
Apple iPhone SEレザーケース – ブラック
iPhone SEレザーケース – ミッドナイトブルー – Apple (日本)
iPhoneと言えばApple純正ケース。更に今回はレザーケースです。差額返金が(購入時に31,000円分ギフトカードを使ったため)Apple Storeのギフトカードで戻って来たこともあり、普段Apple Storeを全く利用しない私は非常に困ってしまいました。で、何か無いかと探した中で、5,400円以内に収まり、少々気にはなっていたiPhone SEのレザーケースを購入。
色はミッドナイトブルーが新色のようですが、ローズゴールドとの相性を悩んだ末、どちらも難しいのですが今回はブラックを選択しました。
基本的には純正。フィット感も良く、革はしっとり感があり好印象。
ジャストサイズです。軽いですし、厚みもさほど変わらないように見えたので、前述の国立商店のレザースリーブ、ジャストフィットモデルにも案外入るかな、と思ったのですが、キツくて入りませんでした。むしろSpigenのネオ・ハイブリッドクリスタルのほうがTPUのおかげか滑りが良くて(レザースリーブに)普通に入ってしまったくらいです。少々はみ出しますが。
形は悪くありません。持った時のフィット感も悪くありません。革好きの私なら、純正ですし、普通ならこれ一択の筈です。けれど、現時点で前述のSpigenのネオ・ハイブリッドクリスタルを使っています。何故でしょう。
iPhone SEのローズゴールドの魅力を犠牲にしてまで使いたいと思わせるデザインではなかった。
活かせぬまでも、殺す必要はなかった。それが理由です。これ、被せると中途半端なんです。
くり抜いた部分より僅かに見えるローズゴールド。そもそもケースが2色しかないのが痛い。ローズゴールドを活かせるレザー色が欲しかったと思います。それが私も今回どちらの色にするか直前まで悩んだ理由。ただ、どちらにしろ、結局前面以外は覆ってしまうので大きな違いはありませんが。
液晶面を下にして置いた場合にも、液晶が直接接しないように縁が少し高くなっていたりと細かい部分は考えられてはいるのですが、ローズゴールドであればこのモデルにする必要はないかな、と思います。レザーレザー言っても、レザーが最高な訳ではありません。レザーにも相性の合うレザーがあります。ヨーロピアンだろうがどこだろうが、ただそれだけで素晴らしいわけではありません。
ということで、もし欲張るのであれば、当時欲しいと思っていたORTHODOXEEのiPhone用カバーをオーダーします。
このお店には20代から革のこと、革製品のこと、付き合い方などたくさんのことを教えていただきましたが、以前iPhone 5用のケースを出していたんです。6になって発売終了してしまいましたが、これを気にまた再販しないかなぁ。まぁオーダーしてしまえば良いのですが(若干値段は上がるものの、ステッチから細かい仕様まで相談しながら変えられるので)
あとでORTHODOXEEの今野さんに相談してみよう。最近少々ご無沙汰してしまったのだけれど。あのケースがこのまま埋もれてしまうのは勿体ないと思う良品でしたので。
もちろんiPhoneのカバーに何を求めるかにもよりますが。幅広い選択肢は大きな魅力。
既にiPhone 5/5s用のカバーは数多く出ていますし、その中でも今改めて使うことの出来るケースもあると思います。そうした中には手に入りにくくなってしまったものもあるでしょうが、却って思わぬ所で改めて掘り出し物のように見つけられるものもあるでしょう。
先ほど触れたORTHODOXEEのレザーケースは、革好きでもなければ「5万のiPhoneに3万のケース?w」と笑われるかもしれませんが、何に価値を求めるか、というのは本当に様々です。特にスマホはもしかしたら日々の生活の中で最も手に取る、触れている時間の長いツールです。そのツールを手に取る際に自分がもっとも心地よく、また楽しい気持ちになれるのであれば、3万円のケースというのも充分にありだと思っています。
もちろんその価値観を人に押し付けるつもりはありませんが、当ブログは少なくともそういった感覚で日々発信しております。そういうものだと思って下さい。
ということで、今回は3つのiPhone SE用のカバーとレザースリーブを取り上げましたが、iPhone SEもようやく少しずつ手元に届き始めた方も増えてきているようですし、何かの参考になれば嬉しいです。