リーガルのOEMも引き受ける、まさに日本人の足元を支える靴メーカーの一つ、東立製靴のオリジナルブランド。ドイツ語で「美しさ」を表すブランド、「ショーンハイト」については、先月末に3回に分けて実際の使用感などを頂いたレビューを元にご紹介させて頂きました。
[0797-201505] made in Japanの誇り。東立製靴が立ち上げた、ドイツ語で「美しさ」を表すブランド、ショーンハイトを考える。
[0798-2015] いえもんさんから頂いた、東立製靴ショーンハイト、購入1週間のレビュー。
[0799-201505] 東立製靴ショーンハイト、購入から1週間経ち、いえもんさんが気になった部分。
思っていた以上に好評だったようで、その日の内に当ブログ経由でご購入された方が何名かいらっしゃいました。この価格帯でこの作り。真面目に、地味に良い靴というのはやはり探されている、求められていた方というのはやはりいらっしゃったのですね。大変嬉しい限りです。
そんな東立製靴で夏季社員特別販売が開催。事前に登録が必要です。
先日のレビューでもいえもんさんが言われていましたが、基本的に購入はオンラインショップがメインとなります。東立製靴に直接伺ったうえでの試着やカスタムオーダーなども可能ですが、その場合には事前にメールで問い合わせた上で、となります。
そんな中、来週末に夏季社員特別販売が開催されるようです。
支払いは現金のみ、事前に登録が必要になるようですので、当日突然伺っても難しいかと思います。気になる方は予めサイト等をご覧頂きたいのですが、当日は「ショーンハイト コンビネーションオーダー では、既製には無い、お客様だけの一足をお作り致します。」とのことで、カスタムオーダーなども受けているようですので、なかなか魅力的です。
私は、、妻のイベントがちょうど控えているんですよ。合間を縫って見に行けたらいいのですが。
既に愛用されている方がいらっしゃいましたら、是非使用感を教えて頂きたいな、と思っています。
世の中には本当に無数の革靴が存在します。そのうちの大半は、ほとんど知られることなく、けれど誠実に、真面目に良い靴を作っていながら、市場の目に晒されていないが故に、きちんと評価されず、職人さんがほそぼそと食べていける程度の数と展開の仕方で続いているのかな、と思っています。
そうした靴は、決して今の流行に合った、今の世の中でいう格好良さや洗練さというものはないかもしれません。けれど当たり前のことを当たり前に毎日続けてきた中で生まれる、地味に良い靴。そうしたものがきっとまだまだ多く眠っているのだろうな、と思います。
東立製靴がそう、というわけではありません。いや、むしろこれだけの数の靴を、表に出ないながらも世に出し続けている、そして修理も請け負っている、というのは、成功しているほうなのかもしれません。
私は別にレアだから手に入れたい、とか、知られていないから素晴らしい、などと言うつもりはありません。世に知られている靴というのは、知られるだけの何かがあるからだと思っています。
ただ、私にとっての三交製靴がそうであったように、日本にはまだまだ素晴らしい仕事をされている小さなメーカーや工房がたくさんあると思うのです。
もし、今既にショーンハイトを常日頃愛用されている方や、今回のことがきっかけで購入されて気に入られた方がいらっしゃったら、是非そうした感想や使い勝手などを、教えていただけると嬉しいなぁ、と思っています。