ここ最近はスマホ腱鞘炎気味な親指に悩まされていますが、若い頃からつねに悩まされ続けているのが腰。腰は誰でも少なからず抱えていると思います。
特に最近は厳しいので、積極的に姿勢から歩き方まで意識しながら、整骨院にもマメに通っています。
ここしばらく、腰の治療のために、新たに両足を治療部位に加えるようになりました。
東洋医学的には、肩の痛みは腕を通して指先から抜く。腰の痛みは足を通して足の指から抜く、と考えられているそうですが、実際腰の痛みは腰だけ幾らやっても改善しないものだと感じています。
腰が悪い時は、大抵他の部分で庇っているので、他も負担が大きい。特にお尻からももにかけて。もうパンパンです。ふくらはぎも含めて誰でも少なからず硬く張ってはいるようですが、こうして日々足もほぐしていくと、確かに腰も負担が軽くなっています。
そして、同様に足のむくみも緩和されているのを感じます。施術前はローファーが左足が足を入れる時に大抵突っ張った感覚があるのが、施術後はするっと入る。しかも、面白いのが、施術前は右足のほうが楽に入るのに、後は左足のほうが楽。私の場合は夕方辺りは左足がかなりむくんでいる、ということでしょうね。右はそれほど変わりがない。
実際、私の足で、小指が痛くなったり、何かと手強いのが左足です。
と、そこで、ふと気付きました。利き足のこと。私の場合、歩くとき右足の蹴り上げはかなりしっかり、また力強いな、と感じます。左は添える程度。もうそれが普通になっているのですが、靴底の減り方やシワの入り方を見ても、それがハッキリ分かります。左足は靴によっては小指を無意識に庇って歩くので、あまり力は強くなく、重心もずれている。靴底も靴によっては小指近辺だけ綺麗にほとんど削られていないこともあります。
それで、右足はほとんどむくまず、左足はむくみが大きい。当たり前と言えば当たり前なのですが、面白いなと思います。左足はむくむと指が当たりはじめたり、きつくなるので、ますます蹴り上げない。ふくらはぎの筋肉なども使わないので、筋肉がつかず、ポンプの力も衰えてしまう。衰えてしまうので、ますますむくむ。その悪循環。
これは一年やそこらでなってしまったものではなく、今までの人生の中で癖づいてしまったものなので改善はなかなか難しいのですが、意識し始めることがその一歩。足は使わなければ衰えていきますし、無理をさせればそのように適応してしまう。適応できることは良さでもあるのですが、同じ適応するなら、より良い形で習慣づけていきたいものです。
2014年10月8日 10:00 追記
「甲高幅広」「外反母趾」関連のアクセスが非常に増えてきています。大変ありがたいことで、少しでも甲高幅広の誤解が減ってくれれば嬉しいのですが、公開から半年が経ち、改めて読み直してみると無駄に長い。
またその後も幾つかこうした話は書いていまして、そろそろ一旦まとめたほうが良いのでは無いか、と思いましたので、半年後のまとめを作ってみました。
今までに書いてきたもののリンクもまとめながら、特に先入観や誤解の多い「甲高幅広」と「外反母趾」を中心に、靴と足の関係について書いています。
覚えておくと得をする、お店で喜ばれる靴の見方、履き方にもちょっと触れますので、いつも以上に長くなりますがお時間のある方は合わせてお読み下さい。
甲高幅広と外反母趾に見る、日本人とつま先の関係。