日本と地震は切り離せない関係です。そのため普段から非常時の備えというものは意識しておきたいもの。とはいえ、非常時だけしか使えない、使わない製品というのは結局非常時にも使えません。普段使いが面倒だったり使いにくいモノは非常時なんて益々使いたくないものです。
最近はソーラーチャージャータイプのモバイルバッテリーも数多く出てきました。一つくらいは手元に持っておきたいものです。とはいえ、こうしたバッテリーは消耗品でもあります。出来れば普段使いもどんどんしたいと思います。
アウトドアでもある程度安心して使えつつ、日常でもちょっとした光で蓄電してくれるモバイルバッテリー。でいながら、きちんと10000mAhという大容量で一軍として普段使いが出来る。そうした製品の一つが今回提供頂いたEC Technology社のモバイルバッテリーかな、と思います。
EC Technology 10000mAh 大容量 モバイルバッテリー ソーラーチャージャー ソーラーバッテリー ソーラーパネル防水設計 2USBポート 防災用(ソーラーで充電可)カラビナ付き iPhone/iPad/Android各種スマホ / タブレットなどに対応(ブラック)
今回提供頂いた商品はこちら。
モバイルバッテリーやソーラーバッテリーは多々ありますが、10000mAhのモノが実売2千円台で入手出来るとはありがたい世の中になったものです。早速試してみたいと思います。
付属品と製品仕様を確認。5V/2A入力、5V/2.1A出力可能な277gのバッテリー。
付属品は日本語対応の説明書と充電用のMicroUSBケーブル、カラビナです。
型番 | B3007801 |
容量 | 10000mAh/37Wh |
MicroUSB入力 | 5V/2A(Max) |
USB1出力 | 5V/2.1A |
USB2出力 | 5V/2.1A(4A max) |
サイズ | 120 x 73 x 30mm |
重さ | 277g(記載は300g、Amazonでは273.5g) |
EC Technology社の製品はマニュアルがシンプルながらも必要な情報が統一して記載されているので分かりやすいのが好印象。ただ、型番が今回のモデルであれば「B3007801」といった完全に記号なので、モバイルバッテリーであれば困らないものの、Bluetoothペアリングするようなスピーカーなどでは少々味気ない時があるのが惜しいところ。(大した問題ではありませんが)
気になったのはUSB2出力の「5V/2.1A(4A max)」という表記。5V4A出力が出来るような印象ですが、本体背面を見てみても
「Input:5V/2A | Output:5V/4A」という表記しかされていないことから、それぞれ2.1Aで出力可能、2つの出力合わせて4Aという意味かな、と思います。
サイズは男性の手のひらにギリギリ収まるサイズですが、277gという表記以上にズッシリときます。説明書では300g、Amazonの製品ページの仕様は273.5gとなっているので計ってみたところ、わが家では277gでした。
耐衝撃、耐水性のある本体はアウトドアでの利用でも安心か。
外見からしてタフそうですが、実際耐衝撃性はありそうです。「安心か」と書いたのは、特に耐水性能などの規格に関しては表記は無いためです。安心感はあると思います。
側面のキャップ部分を外すとMicroUSB端子が出てきます。
ソーラー発電はあくまで緊急時の保険として。
このモバイルバッテリーの一つの魅力でもあるソーラーチャージャー。室内のLEDなどでも充電されます。ただ、
ソーラー充電:日光に当たって放置して、青いのライトは点滅しています。
ご注意:ソーラー充電は非常用なので、日光に当たる時間はなるべく短縮してください。
と説明書にも記載があるように、普段使いはMicroUSB端子から普通に充電してしまったほうが良いと思います。レビューでもソーラーでの充電は若干弱い、といったものが多く見られました。あくまで緊急時の保険として考えておくのが良いかな、と思います。
実際室内に放置しておくだけでも光があると地味に蓄電されていきますので、普段から「あれ、まだ容量あるや」という安心感もあります。直射日光に当て続けるとかなり内部温度が上がりそうなので、その点はこのモバイルバッテリーに限らず注意が必要かな、と思います。
10000mAhという容量と外見からくるタフさはかなりの安心感。重さが気にならなければ普段からどんどん使いたいバッテリー。
良いバッテリーだと思います。やはり外見から受けるタフそうな印象はかなりの安心感に繋がります。重さも300g弱ということで、重すぎるといった印象でもなく、ソーラーチャージャーだから、というよりも、耐衝撃カバーの影響が大きいかな、と思います。
普段使いとして気になる点としては、厚みが増すので、コンパクトに荷物をまとめたい方にとっては重さ以上に嵩張ることが挙げられます。カラビナが取り付けられるので、リュックなどであれば普段から付けっぱなしにしておいても良いかもしれません。
こうした製品はつい「非常用」や「アウトドア用」と考えてしまうあまり、普段使いを避けてしまうことがありますが、出来れば普段から使い込みたいモノ。非常時しか使わない製品は日常生活でも非常時でも使えません。使わずに放置しておくと外側のカバーに埃等が付着して、その内ボロボロになりそう(数ヶ月程度では問題ないとは思いますが)な印象もあるので、普段からどんどん使っていきたいバッテリーだと思います。