最近Facebook以上に気に入っているGoogle+。これだけAndroidユーザーもGmailを使っている人も多いにも関わらず、周りに全くと言ってよいほど利用者がいないSNSです。
そんなGoogle+の一つの魅力が、ちょっと懐かしいコミュニティ機能。まぁFacebookでもFacebookページなどがあることはあるのですが、より双方向に気軽にコミュニケーションが取れるような印象を受けまして、先日当ブログでも特に話題の多そうな「革靴」に関するコミュニティを作成しました。(「革靴」のコミュニティすらほとんどないのがGoogle+の現状)
[革靴] Google+で「靴好きもそうでない人も、革靴について話そう。」コミュニティを作ってみた。
地味に毎日一人くらいずつ参加してくださる方が出てきて、投稿も(まだこのブログの感想を頂いているくらいですが)少しずつ上がってくるようになりました。しかも思った以上に面白い意見が多くて嬉しい。
今日はそんな中から改めて自分の靴やモノに対する立ち位置を考えさせられたコメントをご紹介します。
スズキさんの靴ネタって、全然物欲をそそられません(笑)
喜んで良いのか悪いのか一瞬判断に迷ったありがたいお言葉です。でもよく考えてみると、これってモノに対する姿勢として非常に考えさせられる内容でした。
あなたはなぜそんなに次から次へと何十足も革靴を購入するのか。
靴好きの方でしたら一度は誰かから、もしくは自分自身で突っ込んだことがあることだと思います。あなたの足も私の足も二本です。
ネットや雑誌、人の履いている靴を見て、また次の一足が欲しくなる。次は何を買おう、あの靴は凄い。名ラストを採用した一生モノ。等々。
[0873-201507] あなたがこの夏、清水の舞台から飛び降りるつもりで買う「一生モノ」を一生モノにする方法は簡単です。一切使わずに厳重に金庫に保管しておけば良いんです。
そうして飽きもせず、また新しい靴を買い求めてしまう。まるで理想の一足がそこにあるかのように。
そして、買い求めた途端、その靴に対する愛着や情熱は少しずつ薄れ始め、次に買う靴の購入資金に充てられたりしてしまう。そんな覚えはありませんか?
確かに「あっちの人」なスタイルは刺激的で楽しいのだけれど。
確かにそうした刺激的なスタイルは趣味としては楽しいと思います。次から次へと素晴らしいと言われる靴が毎日のように取り上げられ、メディアで煽られ、イメージが膨らみ、そうした情報に一喜一憂しながら妄想を膨らませていく。
けれど、今自分が愛用している靴って、その靴に比べてそんなに劣っていて、魅力がないんでしょうか。
「意識が外にだけ向いている」限り、いつまで経っても靴とは仲良くなれない。
今履いている靴だって、素敵な靴なんです。その靴に意識を少しでも向けていますか?その靴は本当に何かダメなんでしょうか?良い靴だと思うんです。少なくとも、私がこのブログで絶賛している私の愛用靴よりも遥かにあなたにとっては名靴だと思います。
あるものが趣味になってしまうと、ついもっともっと、となって意識が外にばかり向いてしまうのですが、恋愛などと同じで理想の人は案外身近にいるものなんです。常に。それに単に気づかない、いや、気付こうとしないだけなんですね。
自分の足元にある靴に気づいてあげられない限り、いくら外に刺激的で魅力的な靴を探し求めても、いつまで経っても満たされないと思います。そして、疲れちゃうんです。それどころか、そうした外の刺激的な靴に目を奪われるあまりに、足元にある大切な靴をぞんざいに扱ってしまったり、その刺激的な靴を手に入れるための資金にしてしまったり。女房を質に出して外の女に入れあげるのと同じです。
これからもあなたにとって、物欲を全然そそられないブログでありたい。
あなたにとっての最高の靴は、今あなたが毎日履いている靴です。だから、その靴に愛情を傾けて欲しい。そうした意味では、私のブログはしつこいと思います。粘着質です。お手入れに関しては。
けれど、それも別に新しいお手入れ用品を次から次へと試して欲しいわけではなく、手を変え品を変え表現を変えて、結局同じことを伝えたいだけなんです。お手入れしましょう。
このブログを眺めていて、決して私の持っている靴が特別なのではなく、自分の手元(足元)にある靴も同じように素敵なんだ、ということに気づいてもらえたら(何か偉そうな表現かもしれませんが)嬉しいなぁ、と思っています。
「靴好きもそうでない人も、革靴について話そう。」コミュニティは、ブラウザによってはなぜか「靴好」の部分が文字数の関係で表示されずに「きもそうでない人」と省略されているかもしれませんが(わが家のIEだとそう表示されてる)、そんな話題が時々ポロッと出てきたりしながら、のんびり楽しめる空間であったらいいな、と思っています。もちろんブログ専用のコミュニティではありませんので、全くブログに関係のない話題も大歓迎です。
個人的には、このコミュニティをきっかけに、「ぉ、意外とコミュニティって面白いね。」とか「Google+も意外とまったり疲れなくて良いね」と思ってもらえれば嬉しいな、と思っています。