今年はすっかり歌舞伎や文楽にハマっています。夫婦で予定を合わせて歌舞伎座や国立劇場で見ているのですが、先日は東京で逃してしまった歌舞伎を近々松本でやると知り、それなら松本で見よう、とチケットを取るまでに。昨年少々歌舞伎について触れた時には想像もつかないほど、この素晴らしい世界に魅了されています。
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これを書いたのが、丁度1年前の4月。今もまだまだ歌舞伎初心者に過ぎませんが、当時書いた漠然とした不安や先入観は全て杞憂だったと分かりました。分からなくてもそれなりに楽しめる、そして分かってくれば益々楽しめる世界だろうな、と思います。
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で、毎月のように通っていますと、少し欲が出てきます。私達夫婦は大抵一番安い、更に最後尾の席にする(眠くなって首が揺れても後ろにご迷惑をかけない)のですが、そうすると役者や人形があまりよく(しっかりと)見えないんです。
それでも雰囲気からお話、そして遠くから見ても分かる大物役者のオーラのようなものまで感じることは出来るのですが、先日たまたまTVで正月公演の様子を見まして。
「こんな表情だったのか・・」(私達も見にいった公演)
と新鮮な気持ちになりました。これは時々双眼鏡(オペラグラス等)を使いたい。きっと歌舞伎や文楽だけでなく、色々な場所で楽しめそうだから。
ということで探していたのですが、分からない中で今回選んだのが、評判も良いニコンのミクロン 6×15 CF(Nikon MIKRON 6×15 CF)です。
色々な蘊蓄や物語もあるようですが、今回はそこにはあまり触れずに、写真も含めてご報告したいと思います。
Nikon 双眼鏡 ミクロン 6×15 ポロプリズム式 6倍15口径 M6X15 (日本製)
オペラグラスなんて、買おうと思えば数千円から買えるようなのですが、色々調べてみると価格には価格なりの理由があるのは同じ。かといって拘り過ぎる必要もないのですが、今回選んだのは外観からして玄人受けしそうなこのモデルです。
ニコンとしての初めて1921(大正10)年に発売された小型双眼鏡「ミクロン」の復刻版。1997年に復刻され、未だに販売され人気のあるモデルのようです。
特段性能が突出している、という訳ではないのですが、長年変わっていなくても充分過ぎる性能と、何よりもその変わらない雰囲気が人気の理由なのかな、と思います。
画像から受けるイメージとは違って、大きさはマウス程度。
もちろん観劇中にも使うわけですし、大きいものを想像していた訳でもないのですが、その雰囲気ある外観は、小さいと分かっていながらも何となく嵩張る、大きいような印象がありました。
並べてみたら、MicrosoftのDesigner Bluetooth Mouseと似たような大きさです。手のひらに乗るサイズです。
専用のポーチも付属。これがなかなか柔らかくてかわいらしい。
Amazonのレビューにもありましたが、きちんと専用のポーチが付属しています。
ちょっと明るめに写っていますが、実際はもう少し濃いブラウン。触った感じも柔らかく、なかなかかわいらしいです。決して男性向け、というわけでもなく、この双眼鏡自体女性に人気であることも分かる気がします。
Amazonでは一緒におすすめの商品として別売りポーチが表示されますが、きちんと付属していますので、間違えて買わないように気をつけましょう。
当初候補として考えていたのは同じニコンの「遊 4X10D CF」。
ニコンの双眼鏡の中では最薄(厚さ19mm)、最軽量(質量65g)でフラットなボディが持ち運びにも便利。それでいて使い勝手も充分に良い、と評判の「遊 4X10D CF」。
妻が使うにもこちらの方がシンプルで気に入ってくれるかなぁ、と思ったのと、価格がMIKRONの約半分だったので、同じ予算で2つ買える(いきなり買わなくても、後々もう一つ買ってもMIKRON 1つ分)ので、ほぼこちらに決めていました。数日前まで、あとはこれをどのタイミングで買うかを考えていたくらい。実際にカートに入れて購入前の確認画面まで何度か行きましたし。
にも関わらずMIKRON 6×15 CFに急遽変更した理由は単純。今月、たまたま楽天ポイントが大量に入ったんです。ポイントだけで買えてしまうくらい。全く想定外。でもそれならばそういう機会でないとなかなか買わないであろう、このMIKRONを折角だから使いたいな、と思ったのです。こちらもカートには常に入れていたので。
出番はこれから、ですが、夫婦で仲良く使ってこれからも楽しみたいと思います。
歌舞伎、文楽だけでなく、能や相撲も楽しそうだね、という話になっていますし、最近の楽しみはほぼそうした芸能に絞られてきています。その分美術館や映画館、外でのカフェや食事に行く頻度がかなり減ったのですが、非常に濃い、素晴らしい時間を過ごさせてくれるこれらの芸能は是非もっと多くの人に知って欲しいなぁ、とまだまだ駆け出しにも関わらず思うのです。
高いと思われている価格も、実際は他と比べてもそれ程高い訳ではないんですよね。贅沢で高尚な娯楽だとばかり思って今まで避けていたのが勿体なかったくらいです。
このミクロンを手に、これからも歌舞伎や文楽をはじめとしたこれらの芸能を夫婦で楽しみたいと思います。
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