日本でLenovo IdeaPad Duet Chromebookが発売されてから2年になります(国内では2020年6月5日発売開始)。教育現場を除けば、恐らく最も売れたChromebookではないか、というくらい、この2年間で最も話題になったモデルだと思います。
その後ASUSからもDetachable CM3が発売されたことで、このサイズの2-in-1モデルはある意味ではChromebookの代表的なスタイルとなった印象もあります。ただ、元々現行普及価格帯モデルと比べても発売時点でもパワー不足な部分はありましたし、現時点ではプロセッサー的にもインターフェース的にも旧世代となります。流石に2年が経ち、そろそろ後継機が望まれてきてもいました。
実際、その後LenovoでもSnapdragon 7cを搭載したIdeaPad Duet 5(国内ではDuet 560)が出ました。OLEDであることも話題になりましたが、こちらは13.3型と若干方向性が異なります。その辺りが未だにDuetが根強い人気のある理由でもあるのかもしれません。日本HPからはx2 11が出ましたので、こちらが現行の2-in-1モデルの代表的なモデルとなっていますが、とはいえやはりDuet、と思っている方も結構いるのではないでしょうか。
そんなDuetの後継モデル、散々噂には上ってきてはいたものの、なかなか実際には販売には至っていませんでした。ところが突然Lenovo USで登場、発売開始となったようです。
スペック的には現行のDuet 560やHP x2 11と同じSnapdragon 7c Gen2を搭載、今後バリエーションは増えてくると思いますが、現時点で掲載されているモデルは4GB RAM、64GB eMMCとなります。
現行のDuetとのその他の違いとしては、液晶サイズが10.9型となり、解像度が2000x1200となっています。重さはタブレット単体で516.5gです。
初期設定価格が369.99ドル+税(日本円で約47,800円+税)となりますが、この辺りはお馴染みのLenovoですので、ここから下がってくるものと思います。「約1-2週間で発送」となっていますので、実際に発売が開始された、という感じでしょうか。
現時点ではBestBuyには現行(?)の従来のDuetはあるものの、新しいDuet 3(11″)はありませんし、米国Amazonも見当たりませんでした。ただ、この辺りも徐々に並び始めるのでは無いか、と期待しています。
従来のDuetも国内であれだけ反響があったことですし(ただ、かなり最近では投げ売りに近い価格での販売も続いていたので、Lenovo的には想定していた台数を販売できたのか、実際には予想外に売れ残ってしまっていたのかは分かりませんが)GIGAスクール市場も少し落ち着いてきたところですし、国内での発表、発売も期待したいところです。