日本エイサーより現在LTEモジュール搭載のChromebook、Acer Chromebook 11 C732をお借りしています。ここ最近は他のメーカーからお借りした2モデルと合わせて、毎朝「今日はどれを持っていくか」と考えるのが楽しみでもあります。同時期にまとめて借りてしまうと一つ一つに割ける時間(接する時間)がどうしても少なくなりがちですが、だからといっていつもより薄い内容にならないようにしたいな、と思っています。前向きに捉えるなら、複数を同時に使い分けているので、それぞれの特長や魅力が分かりやすい、ということがありますので。
前回のレビューは結構多くの方に御覧頂いたようで、本当にありがたいです。なかなか個人で入手となると手間や価格を考えると躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。また、最近は当ブログも職場や学校での導入を考えている方も御覧頂いているようですし、何かしら参考になればいいな、と思っています。
言いたいことは分かる。でもやっぱり「持つ」と思うんだ。
何が?と訊かれそうですが、バッテリーが持つんです。
Chromebookのバッテリー表示があまりアテにならないことは分かった上で、それでも書こう。
Acer Chromebook 11 C732L、間もなく起動して1時間になりますが、残りバッテリー98%(LTE接続)です。 pic.twitter.com/uMcQvSkzIN
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) 2018年7月6日
今日は昼過ぎから既に5時間近くAcer Chromebook 11 C732を触っているのだけれど(さっきの文章もC732で書いた)、やっぱりバッテリーの持ち、良いよ。LTE常時接続状態でまだ58%残ってるもん。全く持ちが気にならない。 pic.twitter.com/7yU0fXypYw
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) 2018年7月11日
この間、2度ほど敢えて呟いたくらいなので、個人的にはそういう印象をこのモデルには持っているのだと思います。
Chromebookといえば安さが魅力。起動も終了もサクサク。バッテリーも持つ。
そうしたレビューをネットでもよく見かけると思います。なので読まれた方によっては何を今更感があると思うのですが、ちょっと考えてみてほしいんです。特に「ChromebookにLTEモジュールは必須」と考えているあなたに。
「あなたのイメージしているChromebookにLTEモジュール載せて常時接続したら何時間くらい持ちますか?」
あなたのPixelbookやSamsung Chromebook Pro、ASUS Chromebook Flip、普段どの程度動きますか?
いや、もちろん余裕で10時間持つよとかせいぜい8時間くらいかなとか色々ご意見はあると思うんです。用途にもよりますし、また液晶の明るさ設定によっても大きく変わってきます。
私、別にChromebookでゲームやるわけでも音楽を流しっぱなしにするわけでも動画見放題の状態でもないのですが、基本的な目安を4〜5時間と見ています。いや、これで0%になって使えなくなる、というわけではないのですが、「あ、そろそろかなぁ」と気になり始める(たいていそこから1〜2時間は持つのですが)ラインがこの辺です。
バッテリーの残りを気にしながら使うのって落ち着かないので、たいてい少し前に作業を終えます。まぁ朝から晩まで使うときは充電器に繋いだまま使いますので、外でそこまで使うことがない、というのもあるかもしれません。
ちなみに私の場合、基本的に使うときには画面の明るさ設定最大状態です。目が弱いのか歳なのか、ある程度明るくないとダメなんです。明るさ控えめだと文字の認識に一瞬のラグが生じるので。目に辛ければ別ですが、電池の持ちに気を使いながら使うのは嫌なので、もう常にほぼ最大。なので先程の目安よりも減りが遥かに速いことも多いのです。
C732も同様に明るさ設定最大で使いました。更に先程も触れましたが、このモデル、常にWi-Fi接続をしているわけではなくLTE接続してるんです。しかも私常に後ろでTweetDeckを「ウィンドウとして開く」状態で開きっぱなしにしているので、コンスタントに通信している状態です。
何となく印象として、結構バッテリーの減り速い気がしません?あまり考えたことないですか?もしかしてLTE接続しようが電池の持ちってあまり変わらないのが常識ですか?(単に私が知らないだけかもしれない、と今ちょっと不安になった)。
それで先程のツイートです。
今日は昼過ぎから既に5時間近くAcer Chromebook 11 C732を触っているのだけれど(さっきの文章もC732で書いた)、やっぱりバッテリーの持ち、良いよ。LTE常時接続状態でまだ58%残ってるもん。全く持ちが気にならない。 pic.twitter.com/7yU0fXypYw
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) 2018年7月11日
私、昨日は一日中動き回っていまして、その間で途中2つのお店(カフェ)でC732開いてます。昨日公開したHP Chromebook x2のレビューもここで書き始めて、公開しました。
で、書き終えたときにふと思い出したんです。「しまった、全然気にしてなかったけど、流石に使いすぎた。バッテリー、残り30%弱くらいかな?」
そしたら58%だったんです。あと4時間40分(あくまで参考にならない推定時間ですが)も使う気力ありません。昨日はいつも以上に、いや、いつもの倍近く使っていた印象があったのに、です。
LTEでいつでもどこでも気軽に開いて一日中好きなだけ使える。そんな使い方をするためのスペックで作られたモデル。
前回のレビューで私はこんなことを書きました。
今回のモデルは想定価格8万円をモバイル用途という面に注力させて作ったらこうなった的なモデルかな、と考えています。
改めてスペックを見てみたいと思います。
Acer Chromebook 11 C732L-H14M | |
CPU | Intel Celeron N3350 |
Benchmark | Octane 2.0:10,953 / speedometer 2.0:27.09 |
RAM | 4GB |
Storage | 16GB eMMC |
液晶 | 11.6″(1,366×768) |
Interface | USB-A 3.0 x1 , USB-C 3.1 x2 , microSD , microSIM |
サイズ / 重量 | 302mm x 209mm x 21.30mm / 約1.26kg |
視認性はなかなか良好なのですが、決して鮮やかで高解像度な液晶ではありません。また今話題のコンバーチブルだデタッチャブルだ、といったギミックもありません。そして第6世代SkyLakeや第7世代Kaby LakeのCore mプロセッサーを載せていたり、RAMが多かったり、というわけでもありません。至って標準的な、11.6″のクラムシェルタイプのChromebookです。
でも、それが良かったのかな、と。バッテリーは「3セル 3,920mAh リチウムポリマー」、バッテリー寿命は「12時間」と製品ページには書かれていますが、ほぼそれに近いのではないか、と。
改めて言えば、もちろん「Chromebookでは当たり前」「それがChromebookの魅力じゃないの?」といったツッコミをされる方がいることも分かっています。けれど、ここ最近ハイスペックのChromebookを多用してきた私にとっては非常に新鮮でした。そして、このモデルは決して以前の低スペックの旧型モデルでもありません。現行、発売したばかりの、スペック的に「妥協はしていない」最新モデルです。
まだバッテリー自体が新しいことは分かった上で、普段5時間弱が目安の自分の使い方において、5時間以上経過していてもまだ6割近く残っていた、その事実をお知らせしたいな、と思います。
あなたに合うのであれば、幾らであろうと、あとは高いか安いかではなく「欲しいかどうか」です。
あなたはChromebookに何を求めていますか?
既に手にした、使ったChromebookが15台を超えてしまった私ですが、それぞれのモデルによって勿論用途は多少は変わります。
たとえ大して使わない場合でも、常に充電器やモバイルバッテリーを持ち歩いているのでバッテリーなんて気にしたことがない、という方もいるでしょう。とにかく軽いほうが良い、という方もいる。Androidアプリも含めた様々な用途を考えられている方もいます。ペンを使いたい、という方も少しはいるかな?
どんな風に使っても良いと思うんです。所詮道具です。好きに使えば良いし、使いこなす必要もありません。
ただ、私、こういうモデルも十分にありだと思うんですよね。
華やかさやワクワクするような何かはないかもしれませんが、いつでもどこでも開けば既に繋がっていて、落としたぶつけた零したといったことに不安になることもない。形としては長く愛用されてきた定番の11.6″クラムシェル型ラップトップPC。良いじゃないですか。
価格が高いか安いか妥当かは、結局一人ひとりが判断することです。その際に別に他のモデルと価格を比較する必要なんてない。第一、LTEモジュール搭載型の現行Chromebookは現時点でこのAcer Chromebook 11 C732しか存在しないんですから。
それがあなたにピッタリ合うのであれば、幾らであろうと、あとは高いか安いかではなく欲しいかどうかです。
で、私は素直に欲しい。軽くはないけれど、前回も触れましたが「LTEモジュール搭載による常時接続」と「耐衝撃性・耐水性」「視認性の良さ」に大きく振ったモデルというのは、刺さる人には刺さります。
「また、PR記事だからでしょ?」と思うかもしれませんが、そう思っていただいても構いません。だって何書いたってPR記事はダメ、って方もいるでしょ?でもPRだから、で片付けちゃうと勿体無いよ、今回のモデル。
前回確かに惜しい点も触れましたが、こうしたモデルが様々なバリエーションで出回るようになってくれたら良いな、と思っています。