ここ最近話題も豊富なChromebook界隈ですが、基本的にはコンバーチブルタイプ、サイズも12インチ台のタブレットとしての使用も考慮に入れたモデルが多くなっています。そして、タッチスクリーン、Google Playストア対応等々を考えると、これからも10.1〜せいぜい13.3インチくらいまでのChromebookが主流になってくるのかな、と思います。
けれど、少し前まで、海外ではChromebookでも大きいサイズのモデルが結構人気だったんです。15.6インチなんてその筆頭とも言える存在でした。そして、これらのモデルは意外とマシンパワー自体が当時から大きかったのも一つの特徴です。ちなみに日本では10.1インチのASUS Flip C100PAをはじめ、11.6インチが多かったのはお国柄もあるのかもしれません。
Chromebookといえば少々枯れた、Intel製第3世代Atom、Bay Trail-MのCeleron N2840やN2940、最近では第4世代Atom、BraswellのN3050やN3060、N3150やN3160が多く採用されています。(最近のC302CAのCore m3などごくごく一部のみ第6世代Skylakeはありますが)
もちろん主流であるにはそれなりの理由もありますし、実際実用上はさほど不便も感じないのですが、正直なところ、もう一段階くらいスペックが上がってくれると快適さが一気に増すのです。(それが最近Core mか、Lenovo ThinkPad 13 Chromebookにも載せられている同じSkylakeのCeleron 3855Uを薦める理由)
ちょっと小難しい話になりましたが、何が言いたいかというと、今回取り上げるこのAcerの15.6インチのChromebook、中でも珍しい第5世代BroadwellのCore iプロセッサー(Core i5-5200U)を載せているんです。
これ、最近ちょっと話題のGoogleが2年前に出したハイエンドChromebook、Pixel 2015(Core i5-5200)と同じです。(LSはCore i7-5500U)
そして、最近のAcerのChromebookとしては珍しく(最新モデルではないのもあるかもしれませんが)日本直送可なのが取り上げた大きな理由です。
$499.99はCore m3載せたASUS C302CAと同じなので、コンパクトさやGoogle Playストア対応などを求めるのであれば敢えて検討に入れる必要はないかもしれませんが、15.6インチという大きさとFull HD IPS液晶、快適な処理速度の組み合わせという意外と他にはない特徴は、こうしたモデルを探されている方には非常に魅力的に映るのではないか、と思います。
以前であれば日本においてはこれら$500近いChromebookは一部を除けば(以前からToshibaやDellのChromebookを敢えて海外から輸入する方もいましたので)なかなか受け入れられにくかったかもしれませんが、最近の新作モデルのおかげか多少はハードルが下がってきていたら良いな、と思っています。