何がどうプレミアムか分からなかったのですが、ちょうどクリームも切れてきたところだったので、試しに買ってみました。
これはかなり面白いクリームです。特に靴のお手入れが面倒だったり、靴に興味がない人にとっては、必需品かもしれません。
ということで、そんな新製品リーガルプレミアムデリケートクリームの使い勝手をご報告。
怖いくらいにあっさりと艶が出る。
布に少量取って、全体に薄く伸ばして乾拭き。
以上。
一分もかかりません。
それで怖いくらいに艶が出ました。
簡単に写真で比較してみました。
こちらが先日購入したばかりのラギッドシューズのせモカ茶ですが、
ちょっと分かりづらいですが、艶が全体的に増しています。実物はもっと目立つくらいに光りました。
皺が違うのは、下が使用後なので。非常に気に入ってしまったために、良くないと分かりつつ、連投させてしまっています。
つま先部分も
こんな具合です。
こちらはペッカリーを使った、同じくラギッドシューズですが、左側がクリームを使ったもの。右側が使っていません。
先日黒のクリームを入れて艶を出したばかりなので分かりづらいのですが、それでも左の方がより黒い艶が出ています。
ペッカリーのお手入れについては、下手に凝るよりも普通のクリームで良いな、と思っていましたが、これを見る限りだと手間も考えると、プレミアムデリケートもありかな、と思いました。
ガラス革に最適。
シリコンが含まれているからか、表面に薄くコーティングがされたような独特の触り心地になります。艶はワックスの効果でしょうか。
デリケートクリームなので、伸びが通常のクリームより良いので、素早く靴表面に伸ばせます。楽。
伸びが良いのでムラにもなりにくくて、あとは乾拭きで充分です。
表面に薄い膜を作ってくれるので、細かい表面に傷が入るくらいなら、革表面まで届かなければ、乾拭きで消えてしまうようです。
ガラス革は元々お手入れが楽で水や汚れも比較的弾いてくれるので、つい雑に扱われがちですが、その分表面に傷が入って削れてしまうと、補色が出来ないんです。
[ 革靴] 巷に溢れる革質談義について。コードバンが好きなあなたへ。ガラス革(牛革)って本当に駄目ですか?
街を歩く人のつま先を見てみると、傷だらけで色が落ちてしまっているトンガリ靴が結構ありますが、そういう人には最適だと思います。
もちろん、深く入ってしまえば傷は入るのですが、擦れ傷くらいなら表面の膜で緩和出来そうな印象です。
お手入れを楽しめる人には物足りないかも。
全体的にしっかり艶が出て、その後のお手入れも楽なので、育てていくタイプの革には不向きかもしれません。
あまりに味気ないので。
ただ、そうした効果を分かった上で使えばかなり使えるクリームです。
例えばつま先と踵の鏡面仕上げ代わりに。簡単に強めの艶が出せます。
[0243-201406] 革靴のポリッシュ、鏡面仕上げはつま先と踵だけに留めるかどうか。
傷の防止にもなり、一応デリケートクリームとのことなので、ポリッシュほど革への影響は大きくないかな、と思います。屈曲部も割れたりしていないので。
靴に興味がない、もしくなお手入れが面倒な人へ。
下手な100円ショップやその辺の安いリキッドタイプ(液体で先にスポンジがついていて、塗るだけで艶が出る)って、後が面倒なんです。
固まりやすいので、そのまま落ちなくなって厚塗りの挙げ句、カチカチになってしまったり。なので、クリーナー必須。
[0365-201411] 靴墨には何故クリーナーが必要なのか。お手入れについて改めて考える。
であれば、まだこのプレミアムデリケートクリームのほうが良いと思います。比較的影響は少ない気がします。
それでいて、傷も比較的防げますし。面倒さもクリーム塗るより少ないのではないでしょうか。
有機溶剤の入っていない、ワックスタイプの乳化性クリーム
細かい部分は長くなるので今回は触れませんが、興味を持たれた方のために。
瓶裏を見ると、成分は「ろう、シリコン、水」ということで、有機溶剤が入っていません。
確認してみたところ、カルナバワックスを使っているとのこと。
この辺りのバランスをどう取ったのか聞いてみたい気もしますが、好きな方はこの成分でイメージして頂ければ。
ちなみに私は先日から愛用中のラギッドシューズの、のせモカ茶でこのプレミアムデリケートクリームを使っています。
[0368-201411] 靴好きの私が三足目に選んだラギッドシューズは、のせモカの茶でした。