先日、オーディオケーブルのレビュー依頼をいただいたAnypro社から、引き続き商品のレビュー依頼をいただきました。
今回はアロマディフューザーです。元々ホームキッチン類から、ケーブル、スピーカーなどの家電製品を幅広く販売しているだけあって、今回のアロマディフューザーは大変ありがたく、また以前に他社の同様の商品をレビューし、今も愛用していますので、比べてみたいな、と思っていました。
早速レビューをしてみたいと思います。
エニープロ Anyproアロマディフューザー 加湿器 超音波式 多色変換LED付き 小型 部屋 会社 ヨガなど用 【大切なあなたのために】
今回提供頂いた商品はこちら。
(補足:上記価格はAmazonでの現時点での最安価格と連動していますが、今後通常の販売価格である2,890円に戻るそうです。)
商品名に「加湿器」と書かれていますが、タイトルにもあるように注意が必要です。
付属の説明書によると、
本機は超音波加湿器の原理を応用した、アロマディフューザー(芳香拡散器)です。加湿器のような加湿能力はありませんので、ご了承ください。
とあります。この種のアロマディフューザー、って超音波式でもあるので、見た目にも霧が吹き出して色も綺麗で更に水なので、何となく室内潤うような気分になりがちですが、本当に部屋が乾燥しているなり湿度が低いのであれば素直に専用の加湿器を購入しましょう。
水タンク容量 約100mlながら、間隔動作モードで思った以上に長時間動きます。
普通は内容物の紹介から入りそうなものですが、物は勢いでいきなり動いている写真から載せます。何故ならこれがこのアロマディフューザーの特徴でもあり、魅力でもあるからです。魅力、それは間隔動作モードです。
などと偉そうに書いていますが、最初知らなくて、初期不良かと思いました。
右側の「MIST」ボタンを押すと、緑色のランプに変わります。ちなみに、コンセントにプラグを挿した時にも音が鳴ります。細かいところで親切です。
うわっ、いきなり勢いよく吹き出してきたよ。スマホのカメラ構えていたらフォーカス合わずにボケちゃったような写真になっちゃいました。でも実際結構勢いよくミストが出ます。ただ、熱くはないので安心です(あくまで超音波式。スチーム式ではないので熱くはなりません。)
おお、出てる出てる。左の「LIGHT」ボタンも押したので、また明かりも綺麗です。この辺り、アロマディフューザーとしてはお馴染みか。うん、綺麗だ。なかなか良い。
・・・。あれっ?止まった。
その後しばし沈黙が続きます。正直「水の量多かったか?」「何か間違えたか?」「初期不良か?」と様々な考えが頭の中を過ぎりました。
うわっ、また出てきた。しかも勢いよく。この間30秒くらい。この後説明書を見てようやく気付いたのですが、この緑のランプの状態が「間隔動作モード」で、約30秒ほど動作し、30秒程停止する、という状態を繰り返すようです。
「MIST」ボタンをもう一度押すと、ランプが赤になります。この状態が「間欠モード」だそうです。間がない。要はひたすら出続けるモードです。
ちなみに間隔動作モードでも間欠モードでも、ミストが吹き出す音はほぼ無音なので、動作音が何か気になる、ということはありません。
で、ですね。ここがポイントなんですが、この間隔動作モードモードだと、時間がほぼ倍持つんです。たぶん。(30秒動作、30秒停止なので。)
ふと考えてみると、人間って匂いにはすぐ慣れちゃうんです。良い匂いも酷い臭いも。加齢臭充満した真冬の暖房効いた会議室とか店内も、入った瞬間は気持ち悪くなる時ありますが、その内同化してしまったかのように慣れちゃうでしょ。あれと同じです。
となると、常にミストを吹き出している必要はないんです。むしろ間隔動作してくれて、その分長時間持ってくれたほうが助かります。
100mlと、決して大容量ではないものの、わが家でも昼から動かし続けていますが、未だに(現在20時過ぎ)ミストを出し続けています。思った以上に長くて驚いています。
気になるところがないでもない。予想通りのお手入れのちょっとした面倒さ。
以前から当ブログを読まれている方でしたら、昨年末にレビューしたこちらのアロマディフューザーを覚えていますでしょうか。
SoundPEATS社の変化球。一応こちらは超音波加湿器だと思って使っていますが、原理はほぼ同じはず。
こちらの方が水タンク容量は多めです。Max180ml入ります。ただ、間隔動作モード等は無し。今も愛用していますが、こちらを使っていて面倒だなぁ、と思う部分がありまして、Anypro様から今回のモデルのレビュー依頼を頂いた時、外観及び中の画像を見て、同じ不安が過ぎりました。
超音波式と言えばこの構造。で、ここでちょっと寄り道になりますが、先ほどの上記の記事で触れた「気化式加湿器と超音波加湿器」について引用します。超音波式のデメリット部分です。
ただ、デメリットも多く、水道水の殺菌をする塩素が、超音波ですぐに蒸発してしまい、後には殺菌成分のない水が残ってしまうため、水が傷みやすいそうです。中の水がカビてしまうと、カビた霧を吹き出し続けることになります。高いモデルであれば中にそれなりの抗菌カートリッジなどを備えているのですが、今回レビューするような低価格帯のモノに関してはそうしたモノは無いため、こまめなメンテナンスが必要になります。
簡易の超音波式のタイプはそのまま放置しておくと水が傷みやすいので、こまめなメンテナンスが必要です。実際今回のアロマディフューザーの説明書にも、
本機を安全にお使いいただくためには、定期的なお手入れが必要です。下記の手順に従って実施してください。使用回数なら5・6回、日数なら2・3日がお手入れの目安です。
まぁ簡易であろうが本格的であろうがメンテナンスは必須です。実際わが家のボネコの気化式加湿器も週一回フィルターを取り出して水洗いしたりしないと、その内水槽の魚のような臭いがしてくることがあります。ただ、大切なのは、その際のメンテナンスのしやすさです。
これが少々面倒なのです。何故なら・・。
特に洗うのはこの本体カバー(左)を外した、本体部分(右)なのですが、
このACアダプター部分のフックが結構硬めで、一度付けると外すのが結構力が要るんです。あまり何度もやってるとフック部分やコード自体を傷めてしまいそう。更に面倒。結局ACアダプターを繋いだまま(コンセントからは勿論外していますが)アダプター部分は勿論濡れないようにしながら洗面所等で中を洗っています。
最初はこまめに洗っていたんですが、最近は面倒になってしまって時々そのまま放置してしまうことも・・良くないのですが。
これ、SoundSOULのアロマディフューザーも同様で、底面に同じような仕組みで刺さっているので、今回も同じかなぁ、と思ったところ案の定でした。基本的な構造はほぼ同じなのかもしれませんね。
最後に軽く、内容物その他の紹介。
順序が逆になりましたが、最後に中身の紹介です。
日本語の説明書も入っていて、先ほどから何度も引用していますが、きちんと気をつけるべき点も書かれていて、この点は大変好印象でした。
こんなカードも入っておりまして。どこかで似たようなものを見た気がしたので振り返ったところ、よく提供いただいているOMAKER社も似たようなプログラムを行っていました。カードの雰囲気が似ていたので、一瞬関連メーカーかな、と思ってしまいました。
価格も手頃。100mlというタンク容量は少ないように見えて、結構持ちますし、大きさも感じず好印象です。
大きさ自体は先ほど触れた、SoundSOULのアロマディフューザーと高さはほぼ同じです。にも関わらず水タンク容量は100mlと少なめ。(SoundSOULは180ml)
勿論Anypro社は容量別に他にもアロマディフューザーを出していますので、単純に比べるモノではないのですが、これだけ考えると不利なようにも思えます。
ところが今回挙げたように効率的な「間隔動作モード」を備え、また思った以上にミストもしっかり出てくれます。
これは何の根拠にもならないのですが、それぞれのACアダプター。左が今回のAnyproの物。右がSoundSOULの物です。電源が650mAなんです。出力が多少違うんですね。特に関係ないかもしれませんが、Anyproのアロマディフューザーのほうがミストが分かりやすく出ているな、という印象があったので、思わず見比べてしまいました。
価格も2890円(正式な販売価格)です。存在感を主張せず、ほんのりと明るく照らしながらミストを出し続けているこのディフューザーは気分転換から、私が最近ハマっている瞑想などの際まで、幅広く使える気がします。手元に一台あると意外と使えるのがこのタイプのアロマディフューザーだと思います。
この種のコンパクトなアロマディフューザーはデザインも幅広く出ていますので、一台試してみようかなぁ、と思われた時には候補の一つに挙げてみて欲しいな、と思います。
いや、なかなかかわいいですよ、このディフューザー。
(補足:上記価格はAmazonでの現時点での最安価格と連動していますが、今後通常の販売価格である2,890円に戻るそうです。)
Anyproは他にも容量違い、デザイン違いで色々なアロマディフューザーを出しています。300mlの木目タイプのものはなかなか素敵だなぁ、と改めて思いました。