今回ASUSのZenFone 2を購入してありがたかったこと。それはQualcommのQuick Charge 2.0に対応しているので、高速(急速)充電が可能だということです。そんな速く充電できたって変わらない、と思っていたのですが、ZenFone 2の日中の使用頻度が高くなってしまったため、出先で充電が必要になることが多くなったのです。
元々我が家にはQuick Chargeに対応したスマホはありませんでしたが、充電器だけは持っていました。以前Omakerからレビュー依頼を頂いたOmaker Quick Charge 2.0™USB急速充電器です。今までコンパクトで持ち運びも楽な普通の充電器として使用していました。
思った以上に外での充電に時間がかかっていたZenFone 2
ここ最近、私の持ち歩き用のモバイルバッテリーはEasyAccのPB10000CSでした。
10000mAhという普段使いであれば充分過ぎる容量と2ポート出力でiPhoneとZenFone 2の2台持ちの私にはとても助かります。先日まではこれにZenPad 7.0もありましたので。また大きさもほぼiPhone 6と同じということで、軽くて嵩張らないのも魅力の一つです。今でも勿論気に入っています。
ただ、ここ10日ほどはiPhoneは家族との連絡とオンラインバンキングやワンタイムパスワード専用となってしまっているので、ほとんどバッテリーが減りません。使っているのはテザリングまでしているZenFone 2がほとんどです。
となると、実際必要なのは2台同時に充電できることよりも、ZenFone 2を急速充電できることです。
ZenFone 2到着以来、自宅ではOmaker Quick Charge 2.0™USB急速充電器の魅力を再認識していただけに、モバイルバッテリーでも何か良い物はないか、と探していて見つけたのが今回のAnker®のモノでした。
見た目以上の重厚感とひんやりとした冷たさ。コンパクトながら詰まってる感が満載。
到着して手にとって最初に気づいたのが、そのひんやりとした手触り。アルミ仕上げをしていることで、ちょうど商品自体も冷えていたのでしょう。その冷たさがしっかり伝わってきました。それは更に、大きさの割にズッシリと感じる重さの影響もあったかもしれません。
入出力ともに1ポートですが、現在の私には充分です。下手に出力が2ポートあっても、急速充電中はもう1ポートは充電できない場合も多いので、それよりはこの割りきった仕様が私としては好印象です。そして、ありがたいことにこのバッテリー自体を充電する際にも(入力時)Quick Charge 2.0™による急速充電が可能です。
つまり、普段はこのモバイルバッテリー自体もOmaker Quick Charge 2.0™USB急速充電器で急速充電できる、ということです。
実際、届いてすぐに充電したのですが、
Omaker Quick Charge 2.0™USB急速充電器に繋げると
急速充電中を示す緑色の光に変わりました。
バッテリー残量の10段階表示は若干見難さもあるけれど、実用性は充分。
バッテリー残量の表示は細かく10個の小さな点灯及び点滅で表示してくれますが、上の写真だと少し分かりにくいのですが、角度と周りの明るさによっては充分に分かるかな、といった印象。
こちらがちょうど上のOmakerの急速充電器で充電中の表示です。現在の残量が点灯し、残りの部分が点滅することで充電中であることを示してくれます(写真はちょうど残り4つの消灯している部分が点滅します)
10000mAh以上のモバイルバッテリーでは、最もコンパクト(2015年10月時点)。
「従来の10000mAhモバイルバッテリーから、30%も小さくなりました。」とAnker自体も言っているのですが、確かに重さはありますがコンパクトです。
左から、愛用していたEasyAccのPB10000CS(10000mAh)、Anker PowerCore+ 10050(10050mAh)、ASUS ZenFone 2です。今までのPB10000CSでもiPhone 6とほぼ同じ大きさと形で持ち歩きやすかったのですが、厚みは若干増したもののこれだけ小さくなってくれれば全く邪魔になりません。
また、アルミ仕上げの質感は「なめらかなアルミニウムカバーは、人間工学に基づき正確にレーザーカットされており、見た目でもお使いのスマートフォンやタブレットの最高のパートナー」と言う通りに確かに満足感もあります。
質感も含め、現行モバイルバッテリーの中ではかなりレベルが高いと思います。
Ankerではお馴染みのPowerIQとVoltageBoostによりQuick Chargeに対応していなくても最大2.4Aの高速充電が可能なので、iPhoneなどを使っている方でも普通に10050mAhのモバイルバッテリーとして使えます。
また、先程も挙げたようにこのバッテリーの充電に9V入力が可能なので、Quick Charge対応の充電器などを一緒に買うなり既に持っていれば、それだけでもメリットはあると思います。
同じAnkerで揃えても良いですし、先ほど挙げたOmakerのものであれば、普段は2ポートの充電器として使えます。
だいぶモバイルバッテリーも飽和状態で、違いや魅力を出しにくいジャンルになってきたかな、と思っていましたが、まだまだ魅力的な付加価値の余地は残されているんですね。
手元にモバイルバッテリーばかり増えて、それらの使い分けが悩みどころで全くエコではありませんが、今ちょうどお持ちのモバイルバッテリーが古くなってきた方だけでなく、お持ちのスマホやタブレットがQuick Charge対応であれば、それだけでも検討する価値のある良品だと思います。