[かぶ] Synology 2018 Tokyoから、当日発表されたサービス「Moments」の魅力についてひとまず書こうか。

*2023年(令和5年)10月1日からステルスマーケティングが景品表示法違反となる、所謂「ステマ規制」が施行されました。当ブログの方針についてはこのサイトについてをご参照ください。

*当ブログではGoogle Adsense、Amazonアソシエイト等アフィリエイト広告を利用して収益を得ています。収益はこのブログの運営維持のために充てさせて頂きます。

[かぶ] Synology 2018 Tokyoから、当日発表されたサービス「Moments」の魅力についてひとまず書こうか。

シェアする

Chromebook愛用中の私は基本的にGoogleの各種サービスに依存しているのですが、まったくChromeOS以外を使わない訳ではありません。自宅のデスクトップPCはWindows 10ですし、録画した番組やDVD見たり、少々レトロなWindowsゲームなどをたまにするのですが、それはTVの横のスリムタイプのWindows 7なPCを使っています。今年の春の台北はZenBook 3持っていきましたし、妻主催のイベントではVivoBook E203NAですから、要は部屋で現役で動いているPC自体が結構多いとも言えます。用途頻度気分的にメインなのがChromebookであり、最も好きなものがChromebookである、ということですね。

で、以前からバックアップはクラウドサービスだけでなく自宅の外付けのHDDにも取っていたのですが、台数が増えるだけでなく、度々再セットアップ(特にWindows)する身としては、毎回クリーンインスト後にクラウドからごっそりファイルを落としてくるのが面倒になってきまして。あまり一日の間でアップロードやダウンロードの量が増えると警告も出るようですしね。

これら雑多なPCでデータの場所を意識せずに使うには、クラウドサービスも便利なのですが、中にはクラウドに上げたくないデータもあります。また前述のようにサイズの大きいものも多々あります。

で、なぜこんなことを書くかと言うと、要は最近になって我が家でもようやくNASを導入したんです。

NASの世界ではお馴染みの台湾Synology社のDS916+というモデルでして、初めてのNASとしては少々奮発したのですが、3TBのHDDを4台使って我が家のあらゆるデータをバックアップもしくはこのNASに移動してしまいました。さらに言えば今まで何も気にせずスマホで取っていた写真等はGoogleフォトに上げていたのですが、この辺も少し使い方を変えまして。でも今回はちょっとその話題ではないので、回を改めて書いてみたいと思います。

何でこんな前置きダラダラ書いたかと言うと、私がNASについて触れた事自体、これが初めてでして、なぜいきなりこの台湾Synology社が日本でも毎年開催しているイベント「Synology 2018 Tokyo」に参加したのか、という理由があるだろう、と。要はすっかりこのNASでSynology製品が気に入ってしまっただけでなく、少しファンにもなっていたところがありまして。台湾だし。

Synology 2018 Tokyo in ベルサール六本木

10月25日、ベルサール六本木で開催された「Synology 2018 Tokyo」の第二部に参加してきました。

ということで、10月25日の夜、少し小雨の降る中、六本木まで出かけてきました。

Synology 2018 Tokyo

Synology 2018 Tokyoは二部構成。

当日は二部構成。第一部がメディア向け、第二部が一般ユーザー向けということで、私は第二部に参加してきました。

当日の様子や発表された新製品についてはこの10日間ほどの間に各種大手ネットメディアでも出ていますので、そのあたりの情報は控えめにして、

今回は私が当日発表され、早速「試してみたくなり」、先月末からβ版が始動ということで毎日のようにチェックした挙句、サービス開始とともに使い始めたサービスなどについて書いていきたいと思います。

新しいサービスの中から私が気になった「Moments」についてまずは書こうか。

Synology Moments

現在β版にて提供が始まった「Moments」。簡単に言うとGoogleフォトの自宅NAS版みたいな感じです。

この「Moments」、簡単に言うとGoogleフォトの自宅NAS版みたいなもんです。などというとSynologyの方に怒られちゃうかもしれませんが、それが一番わかりやすいかな、と。SynologyのNASって簡単な設定で外からでも自宅のNASにアクセスできるのですが(もちろんセキュリティが弱いわけではありません)、日々蓄積していくスマホで撮った写真を自宅でも、出先からでも「自宅のNASにアップロード」でき、それらの画像をNAS側で自動で「人物」や「テーマ」「場所」などで仕分けしてくれる、というものです。ね、Googleフォトとかで既にやってるやつでしょ?

現在ベータ版ながら、iOS版、Android版ともにアプリも公開されていて、スマホからも使えますし、もちろんPCからも使うことが出来ます。

で、私はこのGoogleフォトもどき(ひどい言い方ですが)の何に惹かれたのか、というと、上の「」で囲んだ部分。すべて自宅の自分のNAS内で完結出来る(もちろん完全に、ではないかもしれませんが)という点です。なぜなら、

プライベートのなるべく家族以外には見せたくない画像はクラウドサービスに上げたくない

からです。

もちろん各社プライバシー保護、セキュリティには十分に気をつけているとは思いますが。

Synology Moments

様々なテーマ、シーンに合わせて自動で仕分けしてくれるので、「あまりその辺りに労力を使いたくない」場合にも最適です。

私、スマホで撮る写真って、ほぼ「妻の寝顔」とか「妻の寝顔」とか「妻の寝顔」とかなんです。要は「妻の寝顔」。まぁもちろん二人で出かけたときにいろいろな場所で写真も撮りますが、たいてい妻が写っているか、妻と二人で写っている写真です。最近は自撮りに特化させたZenFone 4 Selfie Proを購入したのですが、この目的もSNSに上げるためではなく、家族のコミュニケーションと記録のためです。

最近日本でも少しずつ市民権を得てきたスマホでの「Selfie(自撮り)」や「Wefie(複数人での自撮り)」。でもこれって何もSNSに投稿するためだけにあるわけではないと思います。遠く離れた家族との大切な一コマを収めるためのコミュニケーションの一つとしてのクローズドな「広角家族自撮り」。そろそろしてみませんか。

要は完全なプライベート写真なんですね。これら、今まではあまり考えずにすべてGoogleフォトやAmazonフォト、DropboxやOneドライブと、複数社のクラウドサービスにアップロードしていました。画像に関しては容量無制限のところも多いですし、写真は無くしたくなかったので。でも、ある時ふと思ったんです。いくらプライベートなクラウドストレージとはいえ、家族の「寝顔」みたいな完全なプライベートなものって、本当にそうしたクラウドサービスに上げて良いのだろうか?と。

だいぶ前になりますが、海外のセレブがAppleのiCloud上に上げたと思われる写真が大量にネット上に流出した事件がありました。あれは単に自分でパスワード等の管理を怠っただけかもしれませんし、本物では無いかもしれませんが、よく考えてみると例え暗号化されていたとしても怖いものです。

別に私の妻の寝顔が流出しても誰も得しませんが、そういうことじゃなくて気持ち的に嫌だ。なんで大切な妻の寝顔を他人に見せなきゃいけないんですか。あれは私と妻のものです(その前に寝顔撮るな、と言われそうですが)。

もちろん私はそれ以外にも、このブログなどで使う、物撮り画像なども大量にありますが、これらは元々公開前提でもあるので、多少何かあっても問題ありません。むしろ最近のAdobe Lightroom CCのように、非常に重宝しているものもあります。

追記:2017年10月25日 0:30 更新 先ほどTwitterにてある方と色々とお話しさせて頂く中で気付かされたのですが、そのきっかけはこちらの記事。後半で間もなく発売予定のPixelboo...

この辺りはもう最大限クラウド(Creative Cloudに課金するとは思ってもいませんでした)を活用させて頂きます。

Synology 2018 Tokyo

我が家のNASも4ベイタイプですが、このプライベート写真保管用(ほぼMomentsメインの)にもう一台2ベイの新製品を買ってしまおうかと思ってしまったくらいです。

要は、こうした「完全プライベート保管用」を「ブログ更新などで最大限に活用」したい画像とは完全に分けて自宅NAS内にほぼ使い勝手や機能的には変わらずに管理、利用できるというのが私が惹かれた大きな理由です。

スマホって結構プライベートな写真も多いと思うのです。そして「これ、要らんだろ」みたいな写真も無造作にある。そこにブログ用の写真も混ざるとまたややこしくはなるのですが、私の場合はブログ用などの写真は完全にコンデジに任せることにしました(コンデジだとRAWで撮れるのも大きいかも)。おかげでスマホでは今まで以上に気軽に家族の写真を撮りまくっています。落としたら最悪ですが、基本バックアップは出先からでも自宅NASに上げられて、自動で仕分けしてくれるからです。

今回の「Moments」はそういう意味で私にとっては大変ありがたいサービスですし、これだけでも「SynologyのNAS使ってて良かった」と思わせてくれる魅力を持っていました。もうこれ知れた、当日動いている姿を見れただけで今回のイベント参加した甲斐がありました。

既にNASのヘビーユーザーから、これから導入を考えている方まで。

この「Moments」、まだ現時点ではβ段階でして、本格稼働は先になるのですが、SynologyのNASをお使いの方でしたら既に試すことが出来ます。従来のSynologyの写真管理って「DS Photo」というサービスでして、こちらも同様に出先からスマホ等に入っている写真を自動でバックアップが取れ、より細かく自分で分類等も出来るのですが、それをよりGoogleフォト的な「半分以上仕分けはおまかせ」みたいな使い方に適しています。

常日頃のスマホでの写真なんて飯から妻から何が撮りたかったのか分からないものまで雑多ですし、それをいちいち毎日分類するのは出来なくはないですが、その内切なくなってきそうです。基本的にあとで編集して何かする、というより、自分の中の記録として蓄積させていくもの。こういうものはなるべく(もちろんそれをすべて改めてクラウドサービスにバックアップしても良いのですが)私は自分の手元で保管しておきたいんですね。それには外付けHDDなどでも良いのですが、出来ればあまり何も考えずに、手間もかからずに、従来のGoogleフォトやiCloudなどのように半自動的にアップしてくれてまとめてくれるものが良い。そんな時に今回の「Moments」が発表となりました。嬉しいです。

早速日々使っています。細かい部分ではまだβということもあり甘かったり、過去にDS Photoで管理していたフォルダとは別にMoments用のフォルダにアップロードし直さなければならなかったり、と多少最初だけ少し手間がかかりますが、それでもアッサリと使えるこのサービス、SynologyのNASをお持ちの方、また興味を持たれている方は検討してみても良いのではないか、と思います。

ちなみに今回のSynology 2018 Tokyoで発表されたNASは3モデル。

会場には現行モデルや今後発売予定のモデルまで幅広く展示されていました。

折角のイベントで今回発表された新しいNASに一切触れないというのも寂しいので。

DiskStation DS118
スモールオフィスやホームユーザーのための高性能な 1 ベイ NAS サーバー → Amazon.co.jp

価格も手頃ながら性能的にはこの後のDS218Jよりも良い面もある1ベイNAS。悪くはないのですが、個人的に折角なら2ベイ以上のほうがデータのバックアップや拡張性も考えるとベターかな、と思ってしまいます。

HDD、ストレージは必ず壊れるもの、という前提で考えると、もちろんNASから大切なデータはクラウドサービス等にバックアップを定期的に自動で取っても(そのようなことも簡単に出来るので)良いのですが、個人的には複数台のPCを自宅で使っていて、簡単にで構わないので他PCと気軽にデータを共有したい、という場合に良いのかな、と。初期投資が+HDD1台だけで済む手頃さは魅力です。

DiskStation DS218j
ホームおよびパーソナル クラウドのための多用途な初心者向け 2 ベイ NAS → Amazon.co.jp

ベストセラーDS216jの後継モデル。この白がSynologyのモデルの中ではこのモデルのアイデンティティーのような気がして、一際目を惹くな、と思っています。

前モデルDS216jの時もそうでしたが、このツヤあり白のNAS、何となく惹かれてしまうんですよね。

既に4ベイ、8GB RAMも積んで現在3TBのHDDを4台載せたDS916+をとても気に入って信頼を寄せている私でも、何かこの白、気になってしまうのです。きっとそういうところも価格だけでなくこのモデルが売れた理由の一つにあるような気がしています。実際ネットで少し検索するだけでもこのモデル(前モデルのDS216j)のレビュー記事多いですし。

私も先ほど触れたような家族の写真含めた「Moments」など専用のプライベートNAS(というのも変な表現ではありますが)として何となく買ってしまいたくなる魅力があります。

DiskStation DS218play
自分専用のマルチメディアライブラリ → Amazon.co.jp

録画したファイルや、動画なども含めた個人用のマルチメディアサーバー的用途で考えるのであれば先ほどの218jよりもより高性能高機能なこちらのDS218playだと思います。価格差それ程ないんですよね(実際playの上にはまだ+などのシリーズも控えてはいるので)。ということで、価格差を考えても折角ならplayとも思うのですが、となるとまた更に上のNASも見えてきてしまう訳でして。どの辺りで「充分」と思うかの見極めは難しいと思いました。

ただ、気軽に使う、導入するのであれば、個人的にはやはり先ほどのDS218jかなぁ。理由は単に色とベストセラーDS216jの後継モデル、というだけです。ベストセラーになるにはなるだけの理由があると思うので。

スポンサーリンク

Synology 2018 Tokyo

新しいサービスの中から私が気になった「Moments」についてまずは書こうか。

既にNASのヘビーユーザーから、これから導入を考えている方まで。

ちなみに今回のSynology 2018 Tokyoで発表されたNASは3モデル。

  • Synology 2018 Tokyo
  • 新しいサービスの中から私が気になった「Moments」についてまずは書こうか。
  • 既にNASのヘビーユーザーから、これから導入を考えている方まで。
  • ちなみに今回のSynology 2018 Tokyoで発表されたNASは3モデル。