[かぶ] 「せっかく日本から来たのに、なんでBest Buyなの?」と不思議がられながら、Culver CityのBest Buyに行ってきました。

*2023年(令和5年)10月1日からステルスマーケティングが景品表示法違反となる、所謂「ステマ規制」が施行されました。当ブログの方針についてはこのサイトについてをご参照ください。

*当ブログではGoogle Adsense、Amazonアソシエイト等アフィリエイト広告を利用して収益を得ています。収益はこのブログの運営維持のために充てさせて頂きます。

[かぶ] 「せっかく日本から来たのに、なんでBest Buyなの?」と不思議がられながら、Culver CityのBest Buyに行ってきました。

シェアする

前回前々回と濃いめの文章が続きましたので、今回は少しだけ気分を変えていきたいと思います。

Best Buyです。

今回の渡米は観光をほとんど想定していなかったため、自宅で仕事をしている叔父に時々車で適当な場所で落としてもらって、フラフラと散歩し、疲れたらまた車で拾ってもらう、といったことをしておりました。食事は結構良い感じのお店にも連れて行ってもらって色々美味いもの食わせてもらったので、それは改めてまとめるとして、今回はBest Buyのお話です。

Best Buy、Best Buyと繰り返していますが、多くの方にとってはなんのことやらさっぱりだと思います。実際16歳の従兄弟にも、

「せっかく日本から来たのになんでBestBuyなの?

と心底不思議な顔をされました。そのとおりだと思います。でも日本のChromebookユーザー(のごく一部)にとってはちょっと聖地みたいなお店です。

世界最大の家電量販店 Best Buyは日本のChromebookユーザーにとってはある意味ちょっと聖地です。

Best Buy(ベスト・バイ)はアメリカミネソタ州ミネアポリスに本社を置く世界最大の家電量販店です。アメリカの雑誌フォーチュンのフォーチュン100にも選ばれているそうです(以上、Wikipediaより)。

少し例えが悪いかもしれませんが、米国に暮らす従兄弟が折角日本に来たので色々連れて行ってやろうとしたら、一番行きたい場所がなぜかビックカメラだった、みたいな感じです。美味いもん食わせてやろうと思って何が食べたいか訊いたら日本のマクドナルドに行きたいと言われたような気分だと思います。別にビックカメラやマクドナルドがダメな訳じゃありません。

ただ、冒頭でも書きましたが、日本のChromebookユーザーのごく一部にとってはBest Buyってある意味ちょっと聖地みたいな場所なんです。何故なら日本にいる限りなかなか購入することすら出来ないChromebookの最新モデルがサラリと置いてある(販売している)からです。

えっ?米国Amazonがあるじゃないか、って?

確かにそうなのですが、米国Amazonで取扱のあるモデルって(日本国内に比べれば遥かに多いですが)全体の半分くらいに過ぎないんです。特に最新のモデル、さらに言えばHPやLenovoなど米Amazonでは日本発送どころか販売すら限られているメーカーのモデルも普通に売ってるんですね。もちろんGoogleのPixelbookや現時点では日本直送が難しいPixel Slateなども、です。最新モデル欲しいなら、最新モデル見たいなら、とりあえずBest Buy行っとけ、みたいな感じです。

と、ここで

「サイトあるんだから転送サービスなり購入代行サービスなり使えばいいじゃん」

と思われた方もいると思うのですが、Best Buy、日本直送はもちろん、転送サービスもほぼ不可、購入代行サービスも業者によっては不可、一部受け付けている業者もあるものの、通常の代行手数料+αが必要だったり、と日本国内からは入手のハードルが非常に高くなっています。

ということで、よほどChromebookが好きでもなければどーでもいい話ではあるのですが、今回叔父の家から歩いていける距離に一店舗ありましたので、行ってまいりました。

Best Buy Culver City

今回訪れたのはCalifornia州Culver Cityにあるお店です。

LAの空港からも近いですし、少し歩けばVenice Beachもあります。

ショッピングモールの中に入っていますし、ご近所でもなければわざわざ歩いては行かないかもしれませんが、比較的アクセスしやすい場所にあるのではないか、と思います。

それ程広いわけではありませんが、普通にサラリとChromebookが並んでいました。先日までBest Buyでしか販売していなかったSamsung Chromebook Plus V2や、米国でも現在人気があり、日本でも少しずつ購入された方も出てきたLenovoのS330などもありますし、先日取り上げた、昨年後半に続々と発表、発売された各社のハイエンドモデルも展示されていました。

昨年2018年はChromebook各メーカーからハイスペックのモデルが続々と発表されましたが、その中の最上位モデルについてはなかなか実際に入荷はされずにいました。そうした中、今月に入り、続々と各社のモデルが展開され始めています。それぞれのモデルについて振り返りながら、入手方法も含めて振り返りたいと思います。

上記の写真の正面に写っているようにGoogleのPixelbookも置いてあります(この店舗ではPixel Slateはありませんでした)。

その中から個人的に興味を持った(訪れたら状況次第では買って帰りたい、と考えていた)モデルは、やはり日本では入手が難しいLenovo、HP、DELLのハイスペックモデルです(AcerのSpin 13は置いてありませんでした)。

Best Buy Culver Cityで私が気になったChromebook。

ということで、折角なので今回興味を持った3モデルについて、それぞれ感じたことを書いてみたいと思います。

まずは以前からブログでも購入候補に入れていたLenovoのYoga Chromebook C630

元々このブログもThinkPad 13 Chromebookを文章にし始めたのが暑苦しく鬱陶しくなったきっかけでもあり、Lenovoのモデルにはそんな少し偏った思い入れがあります。ちょうど帰国前後くらいに今回展示販売されていたFHDモデルがLenovoのサイトから消えたり、その他のスペックも品切れ等が続いていたこともあり、結構稀少なモデルでもあります。

海外のレビューや写真などでは濃く黒っぽく写っているものもあるのですが、一応ColorはMidnight Blueとなっています。明るい照明の下で見ると明るめのグレーといった印象です。

販売されていたFHDモデルはBest Buyの専売的な位置づけのようだったのですが、ちょうど$100オフの$599になっており、大変心動かされました。ただ、以前少し触れたのですが、渡米前、先月12日にダメ元でLenovoのサイトで4K液晶モデルを注文してみたところ、すんなり注文完了となり、あとは発送を待つだけだったため、気にはなりながらも購入には至りませんでした。ただ、4Kモデルがこの後到着すると分かっていても、FHDモデルでも構わないので試してみたい、という気にさせるくらい魅力的なモデルであったことは確かです。

ただ、この話には後日談がありまして、帰国した当日、成田空港に到着しスマホの機内モードを解除した途端メールが届きまして、何故か強制キャンセル食らいました。

何が原因か(Billing Addressの不一致かカードの承認が下りなかったのかそれ以外の理由か)分からないのですが、問い合わせは国際電話のみのため、諸々面倒なのと何となく気分が下がってしまって、放置しております。でも今まで半月近く発送予定日が1ヶ月以上延びたり縮まったりを繰り返していたので、キャンセルするなら帰国前に連絡してくれれば良かったのに・・と非常に残念です。分かっていれば今回FHDモデルを買って帰ったのですが。

続いては先日も触れましたが知人のChromebookユーザーでも既に何名か購入された方がいるHP Chromebook x360 14

購入された方のレビューや海外の動画レビューを眺める限りでも非常に良い感じのモデルで心惹かれました。ここ最近のハイスペックモデルはまだ試していなかったので、実際の使用感を見る上でも良いかなぁ、と思ったのですが、

今回このモデルは特に価格が下がっていなかったこと(先日まで安くなっていたのを知らなければ特に気にならなかったのですが)。また前述のように購入された方もいるし、この後Lenovo C630も届くし(実際はキャンセルされましたが)、今敢えて無理して買わなくても良いかなぁ、と思ってしまい、あと一歩が踏み出せませんでした。

ちなみに帰国した途端に価格が$100下がっていまして、購入していたらいたで、ちょっと複雑な気分になっていたかもしれません。

そしてDELLのInspiron Chromebook 14。こちらも悪くはありませんでした。DELLは耐久性を売りの一つ(というか市場に出すモデルは高耐久が前提)でもあり、国内でのサポートの評判も良い(このモデルのサポートは厳しいですが)ことから、購入を迷いました。

価格も今回の3モデルの中では最も大きい$150オフされていたこともあり、なかなか魅力的ではあったのですが、このモデル、3モデルの中で唯一4GB RAMなのです。既に8GB RAMや16GB RAMのモデルをメインで使ってきている中で(もちろん影響はないとはいえ)4GB RAMモデルのモデルを新たに追加で購入しても使用頻度が減ってしまうのではないか、といった点、また、そこを妥協して買うのであれば、むしろ今後国内でも発売の可能性もあるASUSの新作C434TAなどを待った方が良いのではないか、等々考えてしまい購入に至りませんでした。

折角Best Buyに足を運んでおきながら、私にしては珍しくChromebookで買うには惜しい点(買わない理由)探しをしてしまっていた時点で、今回は縁が無かったのかな、と感じています。

ちなみに今回の3モデルに共通して感じた点として、

どのモデルも液晶が非常に鮮やかだったこと。これは好印象でした。とともに、あくまで店頭で短い時間とはいえ触れた感じでは、キーボード(キータッチ)に大きな違いが感じられなかったことがあります。キーボードが悪かった訳ではなく、例えばLenvoであればThinkPad 13の時のような明らかに分かるようなタッチの感覚の違いなどがあるかなぁ、と期待していただけに、どのモデルも似た感じだったのが少し意外でもあり、少々残念な点でもありました。

平日の昼間にも関わらず、老若男女問わず興味を示している人が結構いたのが印象的。

ということで私の初Best Buyはまさかに「何も買わず」でしたが、最後に印象に残った点について少し触れておきたいと思います。

私がChromebookのコーナーにいたのはそれ程長い時間ではありませんが、結局滞在中に2回、平日昼に訪れています。その間、若い方からかなりのご年配の方まで、単に眺めているだけではなく、結構真剣に購入を検討されている方、相談されている方を見かけました。そして、当然店員(店舗スタッフ)さんも軽く横で聞き取った限りではかなりしっかりとした知識を持たれているな、という印象を受けました。

実際、私は今回ほとんど写真を撮れていないのですが、その理由の一つが売り場について少し眺めた途端に側にいた店員さんが積極的に声をかけてきたことがあります(2回とも)。そして、拙い英語ながら私も気になる点などを色々と必要以上に、また非常に基本的なことから少しマニアックな部分まで幾つか質問したのですが、どれもかなり的確な回答が返ってきました。この辺り、流石だな、と感じます(たまたま私が出会った2人の店員さんが詳しかっただけかもしれませんが)。

日本ですとごく一部のお店を除いて、Chromebook売り場でしばらく眺めていても、側にいる店員さんはいつの間にか自然とその場から姿を消している、ということが良くありました。また、そうした声も時々目にします。日本には日本特有の事情もあるとは思いますが、それでも折角興味を持った人がいても全くお店側に売る気がない、というのはいつも残念に感じていました。

その点では(一店舗、しかもごく限られた時間しかいなかったとはいえ)Best Buyは流石にChromebookの接客の頻度も多いからか、説明も慣れているな、と感じました。

日本でも遠くない将来、普通に学校で使う学生が増えてきて、新年度前には家族で家電量販店でChromebookの購入も検討する姿が見られるようになったらいいな、と思いました。

冒頭で「濃いめの文章が続きましたので、今回は少しだけ気分を変えて」と書きながら結局同じような文量になってしまいましたが、米国の売り場の雰囲気について少しでも伝わればいいな、と思っています。

世界最大の家電量販店 Best Buyは日本のChromebookユーザーにとってはある意味ちょっと聖地です。

Best Buy Culver City

Best Buy Culver Cityで私が気になったChromebook。

平日の昼間にも関わらず、老若男女問わず興味を示している人が結構いたのが印象的。

  • 世界最大の家電量販店 Best Buyは日本のChromebookユーザーにとってはある意味ちょっと聖地です。
  • Best Buy Culver City
  • Best Buy Culver Cityで私が気になったChromebook。
  • 平日の昼間にも関わらず、老若男女問わず興味を示している人が結構いたのが印象的。