現在わが家には稼働中のパソコンが2台あるのですが、その内の1台はAMDのAPUを使っています。
妻との共有パソコンは、安定性等色々考えて、Intel製CPU + Windows 7で動かしていますが、それもIntel製が格別安定しているとか、AMD製がダメだというわけではなく、あくまで夫婦共有だから、というだけのこと。私が先日組んだサブPCも、現在OSを選ぶだけになった1台も、どちらもAMDのAPUを選択しています。
理由は、Intelに比べて価格の手頃でありながら、APUということで、Intel製よりも単体であればGPU部分が強いこと。わざわざGPUを別途用意するつもりがないのであれば、カジュアルな用途であれば、ここ最近のパソコンの全体的な性能を考えるのであれば、CPU能力に特化させるよりも、CPUとGPUを満遍なく、それなりに使えるもので充分だと思うのです。
勿論これは誰にでも勧められるものではなく、ある程度自分の用途が分かった上で、AMD製のAPUの強み弱みも「自分なりに」分かった上で、でないと、思わぬ結果になる可能性もないとは言えないのですが。ただ、それにしても一般的に市場に出ているパソコンにAMD製のCPUもしくはAPUを搭載しているものの選択肢が少なすぎる気がしています。
そんな中、なかなか面白い展開のさせ方をしているのが、パソコン好きにとっては好き嫌いも分かれるようですが、マウスコンピューター。
何故マウスコンピューターかといえば、AMDのAPUを愛用しているものからすると、とても面白い導入例を読むことが出来るからでもあります。
アニメ制作スタジオの名門 タツノコプロがAMD APU搭載マシンを選んだ理由 | マウスコンピューター / インタビュー/導入事例「タツノコプロ」様
実際、私もウルトラハイエンドマシンは勿論気になりますし、そんなものを使ってみたいと思うこともありますが、普段の用途であればそこまであっても資源とエネルギーの無駄が多すぎる気がしています。かなりライトな使い方だとは思うので。パソコンって凝り始めるとついつい細かい部分にまで拘りたくなって、気がつくと出費が増えていきますが、そんなヘビーではなくても自作にも興味がある私にとってはAMDのAPUというのは面白い。ここ最近両方使ってみて、あ、これは意外と妻との共有パソコンのほうが、よりスペースを取らず、色々とパーツに拘らず、けれどストレスを感じずに使える、という性能を考えると、今使っているサブPCのほうが良かったかな、と思うくらいです。
妻の用途を考えるのであれば、無駄にIntelであったり、メモリが32GBあったり、そこに更に単体GPUまで入れるような必要はないわけで、それよりもはそうしたリソースは無駄に趣味になっている私のサブのほうにして、ライトなAMDのAPUで気軽に作ってしまって、あとは細かい部分を気になるようなら詰めていくくらいのほうが合っていたかなぁ、なんて時々考えます。
まぁ、実際今からこの2台を替えるつもりはないですし、また実際替えてみたら思った結果が得られない可能性も勿論あるのですが、それでもそう考えたくなってしまう「楽しさ」はあるかなぁ、と思います。
そして、こうしたAPUこそ、自作だけでなく、もっとライトな層に普通に選択できると面白いのになぁ、と思うのです。例えば先日書いた、実家の母の新しいパソコンなどにも良いなぁと思います。実際はそんな小さな街の家電量販店には扱いにくそうですが。
そうした意味でも、マウスコンピューターには頑張って欲しい。もっともっと押し出しても良いと思うのに、と1 AMDユーザーとしては勝手なことを思ってしまうのです。
パソコン自体、なかなか新しく買い換えることはないかもしれませんが、単に価格、というだけでなく、(なかなか手を出しにくくはありますが)、AMD搭載のパソコンという意味で、こうした選択肢もちょっと考えてみて欲しいなぁ、と思います。