2020年12月15日に国内でも発表された、Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook。ただ、世界的な供給の関係から、北米市場では販売がされたものの、国内においては「発売時期は未定」の状態が続いていました。
先日国内のLenovo公式サイトでも商品ページが出来、価格と構成が判明したのですが、価格表記がおかしかったり、価格自体が若干割高(Lenovoは盛んにeクーポンを適用するものの、その時点ではクーポンの適用のない価格設定のみ)だったこともあり、ちょっと話題にしづらかった部分がありました。
ただ、ここ半月ほどで国内ネットメディアでも急激にこのモデルのレビュー等が公開されるようになりました。これはいよいよ国内でも体制が整ってきたかな、と感じていたところ、今回eクーポンコードが登場、3つのカスタマイズモデルの内の2つが適用可能となりました。ようやく国内でも個人ユーザーが購入できるようになってきた、というところでしょうか。
現時点で販売されているのは3つのモデルです。また、3モデル共通で「ペン(USI収納式ペン)」「指紋センサー」「キーボード(JISかな配列orUS配列)」をそれぞれ選択できるのはLenovo公式のありがたいところ。特にキーボードが選択できるのが個人的にはありがたいですね。
他にはストレージ容量と電源アダプターが若干変更が出来るくらいで、プロセッサーやRAM容量などは各カスタマイズモデル固定となっています。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
プロセッサー | AMD Athlon Gold 3150C | AMD Ryzen 3 3250C | AMD Ryzen 7 3700C |
メモリー | 4GB DDR4 3200MHz | 4GB DDR4 3200MHz | 16GB DDR4 3200MHz |
1st SSD | 32GB eMMC 64GB eMMC |
128GB PCIe-NVMe 256GB PCIe-NVMe |
128GB PCIe-NVMe 256GB PCIe-NVMe |
標準価格 | 104,500円〜 | 124,300円〜 | 191,400円〜 |
文章作成時点(2021年6月6日現在)の私の環境から見たそれぞれのクーポン適用後の価格設定はこちら。
プレミアムモデルに関しては現時点ではクーポン適用外なのが残念なところ。また、今回はこの3モデルが並んでいますが、私の中では今回のモデルで最もバランスが良いと感じている、「Ryzen 5 3500C、8GB RAM、128GB PCIe-NVMe」の構成がないのが残念です。
この構成のモデルは北米市場では米Amazonでもセラー販売のモデル等がほぼこれだったこともあり、海外でも最もニーズのあった組み合わせだったのかもしれません。
そうした事情もあって、この構成に関してはまだ国内の供給が追いついていない、という可能性も考えられるかな、と思いました。
ちなみに私はこの構成の北米市場モデルを入手、既にYouTube上でレビュー動画を一本公開しています。
このモデルの一番の魅力はThinkPadであることだと個人的には考えています。これ、分かりにくいかもしれませんが、同じようなスペック、構成のモデルというのは他メーカーでも幾つか存在します(Ryzen搭載モデルはこれが初ですが)。ただ、製品の使いやすさというのは、そうした分かりやすい数値で表される部分だけでは分からないと思っていて、それが価格差に現れてきます。同一スペックのモデルの単純な価格比較が無意味だと考えるのは(もちろん価格が一番の優先項目である方の場合は別)そうした理由からです。
その意味でも、今回のこのモデルは、まだまだ様々な点で未知数の部分はあるものの、トータルとしては非常に実用的な仕事道具として、私は評価しています。
なお、文章作成時点で楽天リーベイツ経由で購入すると、Lenovoの場合は10%が還元(楽天ポイント)されます。楽天市場や楽天のサービスを普段から活用されている方はこちらを活かすのもありかな、と思います。