[かぶ] HP Chromebook 13 G1レビュー。ただ高いだけじゃない。Pixelってこんな感じだったのかも。この癖のあるモデル、人によっては見事にハマります。

[かぶ] HP Chromebook 13 G1レビュー。ただ高いだけじゃない。Pixelってこんな感じだったのかも。この癖のあるモデル、人によっては見事にハマります。

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待ちに待った、HPのChromebook 13 G1が到着しました。まさが自分がラップトップとして13インチ(13.3インチ)を持ち歩くことになるとは想像すらしていませんでした。11.6がギリギリかな、と考えていたくらいですので。

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ただ、結果として今日届いてみて、これは無駄に持ち歩きたくなる(それではどこかの大学生と同じになってしまいますが)モデルだと思います。Chromebookが気に入ってしまって、ほぼメインこれで良いでしょ、と思えている方にとってはこのモデルは非常にオススメです。

ただ、若干癖があります。どんなモデルでもそうですが。それを魅力と捉えるか、もしくは気になってしまう惜しい点と捉えるかによって使い勝手は大きく違ってくると思います。一回では到底書ききれる内容ではありませんので、ひとまず使用初日の印象と使い勝手について触れてみたいと思います。

HP Chromebook 13 G1 (W0T01UT#ABA)

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今回手元に届いたモデルはCPUにIntel Core m5-6Y57を搭載、8GBのRAMと32GBのストレージを積んだ「W0T01UT#ABA」です。

HP Chromebook 13 G1 (ENERGY STAR) | HP® Official Store

注文は米Amazonに出店しているSellerの一つ、Technology Galaxyからです。(その他日本への発送に対応しているSellerとして有名なところとしては、Fatech InternationalやJF3 Technologyなどもあり。送料や発送方法、期間と販売価格のバランスを考えて選ばれると良いと思います。)

2016年9月27日に注文、28日に追跡番号とともに発送通知が発行されたものの、実際にSellerがUSPSに製品を持っていったのが30日。そこから到着まで6日です。

今回のモデルの基本的なスペックは下記の通り。

モデル名 HP Chromebook 13 G1
型番 W0T01UT#ABA
CPU Intel Core m5-6Y57 (Skylake-Skylake-Y)
RAM 8GB LPDDR3-1866 SDRAM
ストレージ 32GB eMMC
画面サイズ 13.3″
最大解像度 3200 x 1800 (推奨 1600 x 900)
グラフィック Intel HD Graphics 515
ポート USB Type-C 3.1 (2) / USB 3.1 (1) / ヘッドフォン・マイク端子 (1)
本体サイズ 319 x 219 x 12.7 mm(MacBook Air 13とほぼ同じ)
重量 約1.29kg

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充電はUSB Type-Cポートより。最近は少しずつ USB Tyle-C のものも増えてきましたので、出先での充電を考えると助かります。また、HDMI等はないので、もし外部モニター等に繋げる場合には別途「HP Elite USB-C Docking Station」などが必要になってきます。

最大解像度3200 x 1800は美しいだけでなく文章作成に大変便利。

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画面サイズと解像度の問題はラップトップPCでは悩ましい部分でもあります。重さとの兼ね合いもありますが、一画面にどれだけの情報量を詰め込むことが出来るのか、というのは様々な作業においての使い勝手に大きく左右します。

ここ最近、ほぼ同スペック、同価格帯に位置するハイスペックモデルを3種類取り上げましたが、

3つとも買った訳ではありませんが、発表される度に、けれど日本は完全に蚊帳の外で、何となくコンセプトモデル的な立ち位置で実際に出るのかどうかも現実感の無かったハイスペック(Chromebookとしては無...

その中でもこのモデルは3200 x 1800と突出しています。実際に、Chromeを幅1000〜1200pixelで開いたとしても、横に2つ〜3つ並べられる計算です。今までであればデスクトップにおいての高解像度モニターなり、デュアルモニターを用いなければ難しかった、他の資料やサイトを参照しながらの文章作成も十分に可能です。

ただし、正直かなり設定を工夫しないと「文字が小さすぎて読むのが辛い。」

以前触れたこのモデルに関する海外のレビューで気になった部分です。

HP Chromebook 13 G1 – Full Review & Benchmarks

We were surprised to notice that the Chromebook 13 G1 came with its resolution set to 1600 x 900, rather than 3200 x 1800. However, when we switched to 3200 x 1800, all the icons and text were way too small to read on the 13-inch display. On the bright side, a 4K video looked equally sharp at both resolutions.

We didn’t get to test the 1920 x 1080 model, but users might be better off with the lower-res panel, because it costs $50 less and likely uses less power.

確かに確認すると、出荷時の状態の解像度は1600 x 900になっています。

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「1600 x 900(最良)」「3200 x 1800(ネイティブ)」で、それ以外の解像度も選べなくはないのですが、よほどウィンドウを並べながら作業、であったり、高精細な画像や映像を確認する、ということでもない限り、無理に3200にする必要はないのかもしれません。正直、読むのに苦労します。フォントの大きさを極大にしたり、大にしたり、とその都度変更が必要なので、意外と面倒です。

hp-chromebook-13-g1-3200x1800-full

ちなみに既にある程度色々と入れてしまっている私のGoogleアカウントの状況(ゲストモードではなく)でChromebookにおけるベンチマークとしてはお馴染みのGoogleのOctane 2.0を走らせてみたところ、

octane-score-20068-hp-chromebook-13-g11600x900

1600 x 900ですと、それでも「20068」という数値が出ました。これを3200 x 1800に変更してから動かしてみると、

octane-score-14498-hp-chromebook-13-g13200x1800

14498まで落ちます。まぁ通常8000程度と言われる、私の今までのメイン機種、Acer Chromebook R11での数値でさえ、私の重い環境では「6742」まで落ち込みますので、その中でも3200 x 1800という環境でもこれだけの数値を出してきているのは十分すぎるくらいかもしれません。

追記:2016年10月8日 18:15 更新

どうやらゆうちょ銀行など一部オンラインバンキングで推奨されているセキュリティ「PhishWall」のプラグインなどの影響だったようです。

octane-27214-hp-chromebook-13-r1

それら無駄な拡張関連を外して再計測したところ、3200 x 1800でも「27214」という数字が普通に出てくれました。実際処理も軽快ですし、この2日間、ほぼこのChromebookしか使っていません。

パソコンやスマートフォンのスペック表って難しくありませんか?ここ最近当ブログではスマートフォン(最近は主にZenFone 3)やChromebookについて取り上げ、無駄にスペック表を作っては感想めい...

画面解像度に関しては悩ましいところです。もちろん1600 x 900などで使えば処理も更に早く、更に見やすく快適ではあるのですが、それでしたら先ほどから何度か上げている他のモデルでも良いわけです。Acer 14 for Workなら「米国軍事規格 MIL-STD 810G 準拠」、更にLenovo ThinkPad 13 Chromebookであれば評価の高いキーボードなどそれぞれに魅力があります。

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このHP Chromebook 13 G1の魅力は薄さとそれら2モデルに比べて200gは軽いこと、更にこの3200 x 1800に表されるように、画面の美しさと高解像度にあります。他2モデルの解像度は「1366 x 769 (TN)〜1920 x 1080 (IPS)」、これは価格によって異なります。どこを重視させるかによって評価が分かれる部分でもあります。

3つとも買った訳ではありませんが、発表される度に、けれど日本は完全に蚊帳の外で、何となくコンセプトモデル的な立ち位置で実際に出るのかどうかも現実感の無かったハイスペック(Chromebookとしては無...

13.3インチとしては薄く、それ程重くもなく、キーボードも良好。

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本体サイズは319 x 219 x 12.7 mm。先ほど「MacBook Air 13とほぼ同じ」と書いたのには理由がありまして、このおかげでMacBook Airで展開されている豊富なレザースリーブやカバー、ケースなどが転用出来る可能性が出てきます。

実際私にとっては今回このモデルを選んだ大きな理由の一つとして、Chromebookでは非常に乏しく選択肢が少ない専用カバー(ケース)の代わりに、可能であればiPhoneなどスマホでも愛用している国立商店製の「職人が作るオイルドレザースリーブ」を使いたい、と思っていたことがありました。今まで使ってきたChromebookですと、MacBook用は合わないんですね(入れられない、など)

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ところが今回実寸計測をしてみたところ、MacBookの13インチとほぼ変わりがない(厚みに関してはむしろ薄い可能性がある)。となるともしかして使えるのではないか、と呟いたところ、

ご丁寧にお返事を頂いてしまいまして、当初Pro版を考えていたのですが、Air版で試しに注文することにしました。結果から先に書くと、文句のつけようがないほどにジャストサイズです。(このレビューは回を改めて)

職人が作るオイルドレザースリーブ for MacBook Air 13インチ ブラックxレッド

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一部では劣化版MacBookなどと揶揄されていますが、それくらい印象は似ています。細かい部分でコストの差は出てしまいますが、全体の雰囲気は悪くありません。いや、むしろ今までのChromebookとはひと味違います。薄い、そして13.3インチのChromebookとしてはありがたい1.29kgです。軽いとまでは言いませんが、そもそもレザースリーブをつけることを考えている私にとっては全く問題ありません。

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キーボードも今日一日入力した限りでは全く問題ありません。打ちやすいですね。単純に13.3インチということでキーボード自体の大きさが11.6などに比べて余裕が出たのもありますが、押した時の感触も好みです。暗いところではキー周りがほのかに光ってくれます。

処理速度は全く文句ありません。複数ウィンドウ、タブで同時進行も現時点では全くストレスなし。

ここ最近、デスクトップPCでもChomeboxでもChromebook R11でもChromeを使っていると徐々にモタツキが起こるようになってきました。おそらく先ほどのOctaneのスコアの低さもその辺り(私のアカウント環境=拡張やその他諸々)にあるのかな、という気がしていたのですが、せっかく快適だったChromebookでのブログ更新作業も少しストレスを感じることがありました。(Powerwashしても同じ)

それが、今日この13 G1にして、3200 x 1800という環境でChromeウィンドウを3つ開き、更にGoogle Keepも出した状態で、タブもそれぞれ5〜10ずつ開いている環境で今この文章を打っていても、全くモタツキがありません。重さがない。とても快適です。これは素晴らしい。そうなると下手にデスクトップPCのデュアルモニター環境で作業をするよりも快適な時が出てきます。

これには様々な要因が関わっていると思うのですが、単純なCPUの向上(Atom Braswell世代のN3150 → Skylake世代のCore m5)、RAMの増加(2GB → 8GB)など劇的に変わったところに、元々のChromeOS自体の軽快さがそれを更に顕著にしているのかな、と思います。

唯一の欠点。バッテリーの持ちは一日持ち歩いて使うには不安が残ります。

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これはUSB Type-Cケーブルと何らかの充電器の持ち歩きが必須かもしれません。今日95%の状態で持ちだして、外で2時間強作業したのですが、その時点で既に50%強まで減っていました。まだまだもちろんいけるものの、やはり50%と表示されると不安は残ります。この点は海外のレビューでも確かに他のモデルに比べてバッテリーの持ちが悪い(あるバッテリーテストでは6時間48分)と言われていましたので、高解像度等の影響も大きいのかな、という気もします。1600 x 900で使い続けた時の持ちについてはまだ見ていませんので、この辺りはこれから使う中で調べてみたいと思います。

恐らく多くの方が興味を示しても実際に手を出すことは殆ど無い盲点の名モデルです。

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下手なMacBook買うくらいならこのHP Chromebook 13 G1買え、と海外の一部のChromebookユーザーからは言われているようですが、実際に手元に来てみるとその気持ちが大変わかります。これは良い。満足度も高い。MacBookに限らず、WindowsのラップトップPCと比べても、あれができない、これができない、と出来ないことを挙げるのは簡単過ぎるくらいです。なんでこの価格出してChromebook買うのか、と。アホか、と。

ただ、今までChromebookに触れたことのない方はそう思って当然ですし、そもそも用途として相性が全く合わない方も中にはいるでしょう。それが間違いだとは思いません。いや、むしろ人から訊かれたら普通にMacかWindows勧めます。

そして、実際今Chromebookで満足されている方の多くにとっても、あえてこの価格帯のChromebookを買う必要はないのかもしれません。まして日本からは手間もコストも期間も考えたら面倒ですし。でも、私は今回気付かされました。

これだけシンプルなシステムで、思想からして今までのラップトップPC(いや、PC全体)からしても別物であるChromeOSであったとしても、いや、だからこそ、少し奮発するだけでこのスペックのChromeOS端末が手に入るのであれば、一度ぜひ試してみてほしい、と。

結構世界が広がるんです。あれ、実はこれも意外と実用的になるんじゃない?といった、今までなんとなく使いづらい気がして使ってこなかったChrome拡張やツールが妙にサクサク動いたり切り替えが楽で、なんかこれ、楽じゃない?と。

用途がシンプルな分、それがスペックが上がることで研ぎ澄まされてくるような感覚です。これ、素直に面白い。それが$500〜$800くらいでわかります。

この部分はまだ初日のためうまく説明できないのですが、これから使いながらいつものようにジットリと暑く書き続けていきたいと思います。

HP Chromebook 13 laptops | HP® Official Store

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ちなみに海外から個人輸入される方の懸念事項の一つ、技適に関しては、この製品は別紙で日本語文で表記がされていますので、ご安心ください。