2022年6月15日(水)〜17日(金)までインテックス大阪で開催される、EDIX(教育 総合展)関西。4年前にこちらの会場で、ASUS JAPAN x HelenTech x おふぃすかぶによる3者トークセッション(Chromebook)をやらせて頂きました。
このEDIX、私は当初は他の展示会同様「Chromebookの新モデルが展示されてたら良いな」的な視点で参加していたのですが、最近はGIGAスクールなどで教育現場でのPCやタブレットが導入されてきていることで、私自身、どんな授業が行われているか、今の学校ってどんな感じなんだろう?と興味が広がったこともありChromebook抜きにしても足を運ぶようになっています。
先日開催されたEDIX東京にも2日間行ってきました。
こういう展示会は商談の場でもあり、また基本的には教育関係者向けではあるのですが、一般の人が参加してはいけない、ということではありません。というか、良く考えてみると、
教育現場に携わっている人間以外は教育関係者ではないという考え自体、もしかしたら変なのかもしれません。
だって、以前も文章にしましたが、私たちは別に学生の頃しか勉強、学習をしてはいけないわけでも、教育と無関係なわけではないからです。
むしろ海外では一度社会に出て経験を積んでから、その中で目的意識を持った上で大学などに入学する、ということも普通にあるわけで、高校を卒業したらそのまま大学受験に突入して、何となく高校の延長上で「同年代の友人がみんな行ってるから」というくらいの感覚で何となく4年間の大学生活を過ごす、というのも、考えてみればもったいない事だと思うのです。(そういう人ばかりではもちろんありませんが)
私自身も結局そうだったわけで、今考えてみれば凄く勿体ないことをしたな、と後悔ばかりが残りますし、だからこそ今改めて大学で今の自分の問題意識や興味関心のあることをしっかり研究してみたい、という想いもあります。そう考えると、先ほど触れたように、一度社会に出て問題意識が生まれたり、興味や世界が広がってから、本当に行きたくなってから大学に通う、というのが本当は良いのかもしれません。
ただ、就職の問題や、一度社会に出てしまうとそうした大学へ通うということが難しくなってしまう日本の現状は、非常に惜しいのかもしれませんね(もちろんそれでも大学に限らず生涯学習、研究を続けている方は多いわけで、単なる言い訳に過ぎませんが)。
さて。前置きが長くなりましたが、要は
「別に学校関係者でなくてもこうした展示会は面白いから、是非一度足を運んでみて」
と言いたかっただけです。
ここまで書いたように、私も含めて多くの人は学校を卒業した時点で(仕事で必要なスキルの習得を除けば)学習からは完全に離れてしまいがちです。そしてその感覚で、自分が学生の頃の学生生活のイメージのままで、今の教育についてあーだこーだと好き勝手言ってしまう(だけでなく現場の人たちを叩いて混乱、疲弊させている)わけです。ネットを眺めていて目にするGIGAスクール構想やPC、タブレット導入に関する的外れな意見もそうしたものが多いのも、そんな事情があるのかな、と。
とまぁ小難しいことを書きましたが、別にそんな難しいことを考える必要はなくて、でもこうした展示会を半日歩いてみるだけでも、結構新鮮で面白いと思います。あ、今の学校ってこんな授業をしている、目指しているんだ、とか実際に多くの現場で実現出来ているかは別としても、世の中にはこんな面白い授業をしている学校もあるんだ、といったことに気付くんです。
また、私たち自身が普段仕事でも最近使うようになってきたWebミーティング、リモートワーク用の機器等も多く展示されています。そりゃそうだ、学校も同じようにそうした需要があるからです。
ということで、東京在住の私ですが、今回4年ぶりに前泊、2泊3日の予定で大阪に行ってきます。
こうした展示会って基本平日開催のため、なかなか難しいとは思うのですが、もしお時間のある方は是非足を運んでみて下さい。また、そんな方はTwitterなどでお気軽に声をかけて頂けたら、と思います。会場でお話出来たらいいですね。