ZenFone 5の時には何となく余分なモノのような気がして買わなかった純正VIEW FLIP COVERですが、数少ない純正アクセサリでもあり、試す前に「余分」と評価するのもどうかと思い、本日購入してみました。
思った以上に満足感もある商品で気に入ったのですが、ただ一点だけ残念な点が。これは仕方ないのですが。ということで、写真メインで今回ご報告します。
数少ない純正アクセサリの一つ、VIEW FLIP COVER。
税込み2,894円、私は新宿西口のヨドバシで購入しましたが、新宿西口ではまだビックカメラもヨドバシも店頭に並んでいなかったため、レジで店員さんに訊いたところレジ裏の棚にあったという。あまり需要がないのか、まだ発売して間もないからか。
ASUS ZenFone2(ZE500KL)専用View Flip Cover レッド
カバーごと交換出来るというのは好印象。
私は基本的にスマホ用のケースに関しては最近はあまり使いません。理由はただでさえ大きく、厚く、重くなってきている最近のスマホが、ケースの分ますます大きく、厚く、重くなってしまうからです。
iPhone 6 Plusを使っていた時に、ケースの影響で片手で操作する際に親指に非常に負担が大きく痛くなった思い出があったので、なるべく持ち心地や触り心地に影響があるケースは使いたくない、というのが正直なところ。
その点このVIEW FLIP COVERはカバーごと交換できるので大きさが変わらないのは好印象です。
厚みも表面のCOVER部分だけですので、この厚みさえ気にならないのであれば、大きさと重さに関してはほとんど気にせず使うことが出来ると思います。
片手で操作する際には360度折り返して使います。
こうした手帳型のカバーの常として、表面のカバー部分は操作時には折り返して使います。
今回のZenFone 2 Laserはボリュームボタンが背面に移ってしまっているので、この点だけ気になっていました。
これに関してはありがたいことに表面の窓の部分がちょうど折り返した時にボリューム部分に重ならないので、私のようにKindleなど画面送りにボリュームボタンを多用する人も安心して使えます。
ただ、このベージュの部分を常に触っていることになるので、汚れが目立ってこないか、それだけは気になりますね。
ただ一点だけ残念な点。それはせっかくのフィット感が失われてしまうこと。
使用時には折り返すわけで、表面のカバー部分が裏側に来ます。手帳型として仕方ないのですが、やはり持った時のフィット感がかなり失われてしまいます。
もちろん折り返さず、手帳を開いた時のような感じで例えば左手で持って右手で操作する分にはまったく問題はないと思うのですが、つい私のように片手で扱いたいと思ってしまう場合、右手だけで持って操作すると、開いたままの状態は触り心地は良くてもなんとなく落ちそうで収まりが悪いのです。
今回の特徴の一つでもあった、この手のひらのカーブに合わせて湾曲しているケース背面の持ちやすさに今回このカバーをしてみて改めて気づくことになりました。
片手でZenFone 2 Laserを使いたい人には若干邪魔で持ちにくく、親指への負担が増してしまうかな、と思います。
窓から表示できる専用アプリは実用的かは別にして結構嬉しい。
窓の部分から表示できる専用アプリは元々ZenFone 2 Laserの中に入っています。
特に何か新たに設定する必要もなく、設定画面からASUS COVERの項目が既に最初からONになっていると思います。その中から表示させたいアプリ項目だけを選択します。
時計を表示させたり、
天気を表示させたり、
他にもその日の予定や、カメラ、音楽、また着信を受けることも出来ます。
これが実用的かどうかは別にしても(そもそもカバーがない状態のほうが楽といえば楽かもしれません)なかなか嬉しいですし、そうした点でも満足感はあるかな、と。元々純正カバーですので、本体との一体感もありますし。
ダブルタップで小窓を表示。カバーの開閉で自動でONとOFFの切り替え。
Kindleの純正カバーなどと同様、カバーを開けば自動で画面が表示されますし、カバーを閉めればスリープ状態になります。元々ZenFone 2 Laser自体は画面のダブルタップだけでONとOFFが可能なので、このカバーでそうした手間が減った!と言えるほど楽になった訳ではありませんが、それでも嬉しい機能だと思います。また小窓部分をダブルタップすれば時計などが表示されアクセスが可能です。
背面部分はデザインが僅かに違います。
まったく同じ背面カバーに表側の窓付きカバーが付いただけかと思ったのですが、よく見るとさり気なく違います。
ボリュームボタン下のASUSのロゴが少し上に上がり、ロゴ色が標準よりも若干白が薄くなっています。
また、表面の窓付きカバーにZenFoneのロゴがあるので、その分背面からは下部スピーカー上のZenFoneロゴが無くなっています。
3,000円弱を高いと捉えるか、適正と捉えるか。
数少ない、というよりも現時点ではほとんど出ていないZenFone 2 Laserのカバーとしては、流石に純正だけあって専用アプリへのアクセスのしやすさや、元々このカバーが最初から付いていたかのような一体感など、完成度は高いと思います。
まだ黒と赤しかないのが残念ですが、気分でこのFLIP COVERと通常のケースを気分で使い分けても良いですしね。
ASUS ZenFone2(ZE500KL)専用View Flip Cover レッド
ASUS ZenFone2(ZE500KL)専用View Flip Cover ブラック
ASUS Shopなど品番で書いてあるところだと分かりづらいのですが、ZenFone2(ZE500KL)がLaser、ZenFone2(ZE551ML)がZenFone 2です。
家電量販店でポイントも既にあるのであればポイントを使えば更に安くなりますし、そう考えると感覚としては3,000円弱というより2,000円台というほうが近いかもしれません。そう考えると私は充分にアリだと思います。そう思えたからこそ今回購入に踏み切れましたし、実際使ってみて満足もしています。片手操作をしなければ、特に弱点もなく、満足度も高いと思います。
これから少しずつ他社からもカバーやケースが出てくると思いますが、そうした点ではやはりまず最初に候補に入ってくる魅力を持ったカバーかな、と思います。